pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

容疑者Xの献身

2008-10-11 17:09:13 | 邦画



2008年 日本作品 128分 東宝配給
STAFF
監督:西谷弘
脚本:福田靖
原作:東野圭吾『容疑者Xの献身』
CAST
福山雅治 柴咲コウ 北村一輝 松雪泰子 堤真一 ダンカン 真矢みき


かつてファンクラブにも入ってたほど、福山ファンです(*´ェ`*)ポッでもドラマのガリレオシリーズは観てません
そして、東野圭吾さんも大好きな作家さんです。特に最近、小説を買い漁ってます。でもこの「容疑者Xの献身」は未読ガリレオ短編2冊は読みましたけど。
ドラマって、続きを1週間待たなくちゃいけないじゃないですか。しかも、帰りが夜遅い仕事に就いてることもあり、21時って帰宅してない時間帯なんです。ドラマは録りだめて週末観るという同僚の話を聞くけど、それも面倒で、「DVD出たときまとめて観るさ~」なんて言いながら結局観ずに、ドラマにはどんどん疎くなってしまいます。
でも、マシャ兄を大スクリーンで観れるなんて滅多に無いじゃないですか!!これは前売りまで買って備えてましたよ短編2冊読んでるのだから、全く設定が分からないということもあるまい!!

というわけで、福山目当てでいそいそと観に行ったこの作品だけれども、堤真一と松雪泰子さん二人の演技に惹き付けられてしまいました。このお二人はどんな役でもこなす、名俳優だと思います。石神が「この謎を解き明かしても、誰も幸せにならないんだよ。」と湯川に何度か言うけれども、あたしも真実に迫る湯川や内海が逆に悪者に見えてしまうほど、石神と花岡の二人の不器用な関係を守りたくなってしまったよ。
「ここまでやったのに何で?俺がやってきたこと、すべて無意味になってしまうじゃないか。こんな結末を望んでたんじゃない。」ともとれるし、人の愛情を初めて実感し、その優しさにたまらなくなってしまったともとれるラストの石神の悲痛な嗚咽は、思わずコチラも涙を誘われてしまったほど。湯川と同じく、数字や記号で表現できないものには今まで触れたことがなかったんだね。
最後まで観た後だと「容疑者Xの献身」というタイトルが、とても切ないです。

なんてマシャ兄ではない2人に感動したくせに湯川の画像を掲載するあたい…。
だって、やっぱカッコいいもんね~


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4 コメント

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TBありがとうございました (シムウナ)
2008-10-11 18:47:45
TBありがとうございました。
序盤は、ドラマ版での軽妙な、やり取りから始まりますが、
ドラマ版でファンになった人はきっと戸惑うかなと思いました。
今回は物理的な現象に仮説を立てて実証する
パターンではないからです。今回は心理的トリックでした。
さらに、今回の主役は福山雅治演じる湯川ではなく、
堤真一が演じた天才数学者の石神のように思いました。
お互いが天才と認め合い、湯川にとっては友と呼べる存在。
そのためか、ドラマ版(注:1話しか見ていない)と異なり
論理的な思考で生きてきた湯川の感情に流される部分があり
ドラマとは違った楽しみがありました。
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>シムウナさん (pure)
2008-10-12 20:50:10
コメントありがとうございました!
私もTVシリーズは実は1話だけ観たことあるんですよ。途中からなら何度か終盤だけとか観かけました。
確かに、湯川の科学トリックを暴く様子が主でしたね。あの、メガネに手をかけて画面がギュイーンとする(よく分からない説明ですいません・苦笑)おなじみのシーンもなかったですしね。
映画は湯川の唯一の苦手分野である、愛や感情といったものがテーマになり、なかなか見応えがありました!
この事件を経ての湯川の今後をまた観てみたいなぁなんて思います。
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こんにちわ。 (michi)
2008-10-13 13:06:41
TBありがとうございました。
アメブロからのTBが不調で申し訳ございません。

>石神と花岡の二人の不器用な関係を守りたくなってしまったよ

私も同じです!!
本作は東野ミステリーの中でもお気に入りなので
絶対に劇場に観に行こうと決めていたんでが、
石神になりきっていた堤さんに驚きでした。
思った以上に完成度が高く、
もう一度、原作を読みたくなってしまいました。
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コメントありがとうございます! (pure)
2008-10-13 19:38:53
>michiさん

コメントありがとうございます!
東野さんの小説は大好きで、何冊も読み漁っているのですが、なんせ沢山出されているのでなかなか追いつかない状態です。(^^;)
東野さんの小説で好きな点は、人間くさい描写なので、この作品もぜひとも読みたいと思いました!
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