活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

細川氏の家紋ではございませぬ。

2011-05-16 22:28:28 | Weblog
世の中、いつの間に「トイカメラの写り」が認知されて、iPhoneのアプリやデジカメのモードのひとつとして、ごくスタンダードとなりました。
しかし、そういうデジタルなトイではなく、あくまでアコースティックなトイを極めたい。でもフィルムはもう勘弁して。という方には、デジタル一眼の交換レンズとして「トイレンズ」をどうぞ。
と、いうわけで、一眼レフカメラ用HOLGAレンズ60mm F8です。3000円を高いと思うか、安いと思うか。
しかも今回、周辺光量落ち用「ブラック・コーナー・エフェクター」が開発されました。
つまり、もともとは6×6判のレンズですから、APS-Cやフォーサーズで使うと、周辺部を使わないことになるから意外にまともに写ってしまう。そこで、レンズ前面に周辺を減光させる絞りを入れる、ということです。
これ、ローデンシュトックのイマゴンの蓮根絞りにそっくり。

しかし、トイカメラモードも含めて、レンズ技術者の方はこういう風潮をどう思っておられるんでしょうか。
何でも、この「トイレンズ」のカタログの説明文には、「折角のデジイチが台無しに…」とか「良いものをダメにする、革命的プロダクト!」など自虐的な語彙が踊っているそうな。
「重要なお知らせ」とともに、なかなか心得ておるな、と拙者感心致したでござる。

コメントを投稿