活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

キヤノンF1完全復帰か。

2009-09-30 20:15:26 | Weblog
キヤノンが9月29日に会社の歴史上で最も重要な製品を発表する?
えー結局何だったんだろう?
あ,これかな。
キヤノン、F1完全復帰か
「われわれに分かっているのは、世界中のキャノンが非常に大きな興味を持って今週末のレース(シンガポールGP)を見るだろうということ。そして、後から意見を聞くことになるということだ」
F1レースでした。

で,SEDはどうなんだ?

ダイアナアダプター,玩具写真機原理主義者のために。

2009-09-28 22:45:38 | Weblog
ダイアナと言えば,60年代香港の魔窟で製造されていたという(←ウソ)幻のトイカメラ。
それを最新樹脂化学の粋を集めて再生産。ダイアナ+となって復刻したわけです。
その後,人気とともにダイアナのバリエーションは増殖し,アクセサリも多数出現。
交換レンズ(コンバージョン)も,20mm魚眼,38mm超広角,55mm広角,110mm望遠とマイクロフォーサーズよりも充実したラインナップです(マミヤNew6のトイ版かと)。
と,ここまではみなさんよくご存知の話。
そのダイアナの交換レンズを一眼レフに装着するマウントアダプターが出ました。なんと1260円。
ダイアナ化した一眼レフはもうこの世のものとは思うない風体に。

トイカメラのゆるい写りをソフトで作るなんてもってのほか。あの味はトイカメラのレンズの光学性能あってのもの。オリンパスのアートフィルターもペンタックスのデジタルフィルターも邪道ですっ。
というファンダメンタルな方には待望のアダプタでありましょう。

しかし,6×6判用レンズ描写をAPS-Cや35ミリフルサイズ程度のデジタル一眼でどのくらい発揮できるかどうか。
こうなったら,トイカメラの味を出すために6×6判フルサイズのデジイチが欲しいところです。

助言:長いズームに巻かれるべからず。

2009-09-27 10:22:05 | Weblog
さらにもうひとつ。
高倍率ズームは便利なのですが,便利な分,撮影の面白さに欠けるところがあります。
できたら,小型の単焦点レンズ(広角または標準レンズ,もし草花を撮られるのなら標準マクロ)を1本買われると良いかと思います。
ペンタックスでは,
1) FA35mmF2AL 明るい標準レンズ
2) DA35mmF2.8 Macro Limited 接写に強い標準マクロレンズ
3) DA21mmF3.2AL Limited ぺったんこに薄い広角レンズ
とありますが,何にでも使うには,1)が良いかも知れません。
が,一番のお勧めは,
4) FA28mmF2.8AL ちょっと広めの標準レンズ
です。
ただし,4)はすでに生産中止で,デッドストック品か中古で捜すしかありません。
単焦点レンズには,ズームでは味わいにくい,自分で動いて距離感を探る「身体性」の楽しみがあります。
機材を選ぶのも写真の楽しみの一つですから,ちょっと気にしておくとよいかも。

長々と書いてすいません。少しでもお役に立てば幸いです。
また何なりとお尋ね下さい。
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先日,いきなり遠方の従妹(中年美人)から電話があって,「写真上達の秘訣」を聞かれました。
地元の写真教室で学んでいるとのことで,なかなか熱心に取り組んでいる様子なのですが,ちょっと伸び悩んでいるとか。
なお,使っているのは,ペンタックスK100Dにタムロンの18-250mm(モデルA18)レンズとのこと。
カメラの買物の相談を受けることはよくあるのですが,写真の腕に関しては,自分がへっぽこなのもあって,なかなかアドバイスも難しい。
と言うわけで,上記は「秘訣」についてのお答えメールの一部です。

昔は初心者は標準50mmレンズから入ったものですが,いつしか35-70mm→28-80mmとズーム化して行き,最近(といっても10年位前から)は最初に手にするのがいきなり高倍率ズームというパターンも多くなってきました。
APS-Cで18-250mmというのは35ミリ換算で28-388mmですからねぇ。これ1本で全世界をカバーできるかと。
しかし一方,ズームの「便利さ」に勝る単焦点レンズの「面白さ」こそ,初心者に味わって欲しいなあと思うのです。

その点,このところ,オリンパスペンE-P1やパナ留美GF1でパンケーキの単焦点レンズが話題になっているは良い傾向かと。
マイクロフォーサーズでは,さらに小型軽量の広角レンズなどもラインナップに入ってくるようです。
単焦点はペンタックスもがんばってたんですけどね。もう,一眼「レフ」ではどうしようもないのかもなあ。

オリンパスペンを探せ(2)。

2009-09-25 22:05:29 | Weblog
オリンパスペンと言えば,
1)ペン直系(S系,D系,W)
2)ペンEE系(EFを含む)
3)ペンF系
4)その他:EED,EM
に分類できると思う。
そして「来歴」で言えば,世間一般には1)や2)のイメージが圧倒的に強いと思うのですが,どうでしょうか。
確かにデジペンE-P1は銀ペンFをホーフツとさせるデザインですが,ペンのコンセプトからすれば,ペンSやEEに相当するモデルがあって然るべきだと思うのです。

・・・そんなの別にμとかFEでいいじゃん。

それを言っちゃあ,おしまいよ。
僕らが欲しいのはあの米谷オリジナルのペンのデジタル版だぜ。
4/3素子にレンズ固定のクラシックスタイルなコンパクトモデル。来ませんかね。
ライカに先を越されちゃったけど。

個人的に,デザイン的にペンな佇まいだと思ったのが,東芝アレグレットM4M40ですね。
まさにハーフサイズカメラのような面持ち。
しかも,宮崎“篤姫”あおいならぬ仲間“ごくせん”由紀恵がCMしてたんですよ(先見の明だなあ)。
当時,カメディアC-21Tとどっちにしようか散々悩んで,C-21Tの方を買ったのでした(失敗)。
ところで,キヤノンデミデジタルはご存知でしょうか。
レトロフィルムカメラの中にデジタルビデオカメラ(デジカメ)を組込む
これは工作ツワモノ。良さすぎです。
デミにも先を越されてしまった。
(この項,終わり)

どうでもいいけど,東芝アレグレットのサイトが6年前から放置プレイなのはいかがなものか(いまだ500万画素時代のまま)。

カラバリ一眼にドラブはもう要らないだろうか。

2009-09-25 00:02:23 | Weblog
オリーブドラブ(Olive Drab)
オリーブはわかった。ドラブって何だ?
1 (くすんだ)とび色の,(さえない)茶色の.
2 単調な,おもしろみのない.
で,オリーブドラブとは、暗いカーキー調のカラーのことで、第二次世界大戦~ベトナム戦争時期まで、アメリカ軍の戦闘服および車両の標準塗装色として使用されたり、現在の陸上自衛隊の標準色(通称:OD色)としても使用されているカラーです。
有名なのは,キヤノンF-1OD
ライカR3サファリも「サファリ」と言いつつOD。最近ではM8.2サファリ
コシナベッサにもオリーブがありました。

プラボディですが,ペンタックスもオリーブ好き。
A3 Date Limitedがオリーブカラーでしたが,ドラブ度が少し足りなかったかな。
K-mオリーブも同系色のようです。
話題の百色一眼K-xのオリーブですが,これより色調が明るいみたいなんだけど,どうなんだろう。

コンデジにはカラバリが多数出ていますが,ODは見かけない。
うがった見方ですが,世の中全般,ミリタリーを連想するようなカラーは自主規制なのかもなあ。

女性に照準 デジタル一眼「白」続々―というのは,オリンパスペンE-P1とパナ留美GF1のこと。
なお,K-mはホワイトも出ましたから,ペンタはカラバリ一眼「レフ」のパイオニアというやつですねぇ。
世の中,これからどうもホワイトが流行りそうなんですが,オリーブドラブも忘れないで欲しい。
白鳩だけじゃなく,土鳩だっているんだから。

P.S. 旅に出よう。

2009-09-23 10:17:46 | Weblog
連休だし,先日ふと思い立って敦賀行きのローカル線の旅
向かいの席に座った若い女性(推定OL2年目)の二人組が「るるぶ」を広げて,あそこにしようかここがいいわあなどと相談しておりました。
次いでバックからデジカメを取り出して,二人で写真のチェック。
目ざといおじさん(私のこと)が見て見ぬフリで見るに,キヤノンパワーショットA1000ISブラウンなのでした。
これは点数が高いなあ。

これがIXY920あたりだったら,ああそうか,だろうな,くらいの感想なのですが,パワーショット(以下PS)には「旅」のイメージが強い。
というのは,PSシリーズの総合カタログですね。
日本各地の特定の観光地のサンプル写真とPS各機種を対応させた秀逸な編集で,ページをめくる度に旅情を刺激します。
実は私もコレでA620を買ってしまったクチ。
キヤノンはWebでも「PSと旅」のイメージ戦略を展開しており,PSのスペシャルコンテントには“読んでいるうちにカメラ片手に旅に出たくなる,そんな特集,フォトストーリー”が満載。
津和野,屋久島,伊豆箱根。ああ,いいなあ。どこか遠くへ行きたい♪

メーカーにとっては,IXYがアーバンライフなら,PSは旅行で,という住み分けなんだろうけど,PSの旅行向けのポイントとして,単三電池が使える(一部の機種だけど)というのも大きいですね。
エネループを使っているとあまりに電池が持つものだから,警告表示が出ても油断してしまい,出先で単三電池に救われた,という経験が私にもあります。
さらにその単三(普通のマンガン電池)でも平気に200枚くらい撮れたりするから凄い。

というわけで,ここ数年,PSの総合カタログは「旅」シリーズだったんですが,最新2009/8号は趣旨換えのようでちょっと残念。

敦賀で自転車越しに見かけたくだんのOL二人組は「るるぶ」とPSを手にぶらり街歩きのようでした。

【訃報】崖の上のしんちゃん。【教訓】

2009-09-21 19:09:50 | Weblog
「クレヨンしんちゃん」の漫画家・臼井儀人さん,写真撮った瞬間に滑落か?
発見された臼井さんのデジタルカメラの最後の1枚は、山の上の絶壁から下をのぞきこんで写した写真だったといい「それを撮った瞬間に足を滑らせるかして、滑落したと思われます」としている。
なんでもモニターが点いたままの状態で見つかったらしい。

その昔,絶壁の山や海岸でフレーミングのためにファインダーを覗きながら後ずさりして転落,という事故があったように記憶しています。
今は顔を離してモニターを見れるから,周囲に気を配れる分,そんなことはなくなったでしょう。
しかし反面,両腕を伸ばしてカメラを構えた姿勢は不安定であり,崖から下を覗き込むような体勢ではバランスを崩したのかも知れません。
こんな時,カメラがバリアングル液晶かスイバル機であったなら・・・。
さらには,こういう時には自分撮り専用一脚bou3bou2から雲台の形が変わったみたい)があれば鬼に金棒。

ネイチャーやフィールド撮影の方,くれぐれも気をつけましょう。

銀塩とデジタルをクロスしちゃったペンタックス。

2009-09-21 00:40:49 | Weblog
巷で話題の百色一眼ペンタK-xですが,カラバリは外見だけじゃない。
「ワタシらしい表現がきっと見つかる」というデジタルフィルターに,クロスプロセス処理をおこなったフィルムのような画像が得られる“クロスプロセスモード”を新たに採用しています。
クロスプロセスというのは,カラーネガをE-6処理,リバーサルをC-41処理とワザと間違えた現像処理を行って,その色合いを楽しむというもの。
35ミリは800円,ブーロニーは1500円程度の現像代でラボに引き受けてもらえるようです。
元々はロモなどトイカメラ方面から来たテクニックですね。

要はカラーバランスが狂っているということであり,デジタルではその効果をなぞるのは比較的簡単。
しかし,銀塩にはデジタルと違って「現像してみるまで判らない」というワクワク感や意外感というのもあるんですよね。
そこはトイカメラのデジイチ化を目指したK-xの面目で,
カメラが画づくりに関わるパラメーターを撮影ごとにランダムで変更し、(中略)撮影結果が表示されるまで結果が予想できないという、意外性と偶然性も楽しんでいただけるモードです。
ここですよ,「ランダム」。これは今後のキーワードかも。
窮すればどんどんアイディアも涌く,ということで成り行き注目です。

瞳のフォトグラフR。

2009-09-19 22:35:21 | Weblog
女子校写真部を描いた少女マンガ「瞳のフォトグラフ」が話題だそうです。
って,全然知りませんでしたが,デジカメWatchの妙に詳しい紹介記事を読んで,なんだか大体わかった。
「けいおん」とか「バンブーブレード」の系統みたいね。
高校の写真部を舞台にしたマンガは珍しい。F氏によれば、ゆうきまさみ氏が1985年から週刊少年サンデーで連載した「究極超人あ~る」以来ではないかとのこと。そうしたことも瞳のフォトグラフが大きな反響を呼んだ理由だろう。
えーと,「ピントぴったし」はなかったことに?
それに「究極超人あ~る」はカメラとか撮影とかの話というより,「涼宮ハルヒ」のように“ビミョーに非日常系学園ストーリー”でしたからねえ。
それに対して「瞳のフォトグラフ」は,カメラのディテールや撮影テクニック等にリアリティーなマンガで,舞台として名古屋の街や実在の学校をモデルにしているとか。

1年後。
アニメ化→おたくの聖地巡礼→上海問屋「瞳」SDカード発売→フジTVドラマ化→エクシリム「瞳」バージョン発売→映画化決定
というような全米が泣く展開はあるか。

ところで,ロモやホルガは出てくるのだろうか?

ホントはこれじゃない?ペンタの良心回路はどうよ。

2009-09-18 23:49:04 | Weblog
話題騒然の百色一眼ペンタックスK-xですが,中でも目をむくのは「K-xコレジャナイロボモデル」。
何これキカイダーかよレゴカメラかよギザ変ス。
と,しょこたん語になってしもた。

「コレジャナイロボ」というのは,アートユニットザリガニワークスが作製・販売する手作り木製玩具で,何も知らない親が買って帰って,子供が「これじゃない!」と嘆くようなロボット,というコンセプトとのこと。
沢野ひとしのウマヘタ絵のようで,ナノキモカワユスなあ。
2008年Gデザイン賞受賞。
「K-xコレジャナイロボモデル」は,実際のコレジャナイロボと同様、顔などの一部はザリガニワークスが1台1台油性ペンで手書きしており、「コレジャナイロボがいらない人は、この部分を重点的にさわれば消える」(同)そうだ。
100台限定。価格は通常のK-xに1万円程度を上乗せしたぐらいになるとか。

ギルの笛を吹いているのは一体。