活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

オリンピア 民族の採点,美の採点。

2008-08-14 16:59:57 | Weblog
熱戦に沸く北京。
しかし何だか全部がCGに見えてきたなあ。

さて,オリンピックとカメラについて,ちょっとだけ。
一番有名なのはベルリンオリンピックのオリンピアゾナーですね。
180mm F2.8のスペックは,今となっては凡庸なものですが,当時は驚異的高速高性能の超望遠レンズだったんでしょうね。
記録映画「オリンピア」にも使われたこともよく知られています。
オリジナル以外にも何種類かのオリンピアゾナーがあるようです。

あと思いつくのは,ニコンS3オリンピック
でも,実際に東京オリンピックで報道機関に使われたのは,“オリンピック”ニッコール50mm F1.4ではなく,3.5cm F1.8などの広角レンズだったとか。
おっと,札幌オリンピックも忘れちゃいけない。
銀盤美しいリコーオートハーフもどうぞ。

時代は下って,因縁のモスクワオリンピック。
ゼニットとかフェドとかに五輪マークの入ったモデルがいっぱいあった。
当時は日本ではAE一眼レフが普通だったから,すごく奇異な感じ(というか,そのようなモノがあったことが知られるようになったのは,後年だけど)。
考えてみれば,まだソ連の時代だったんだな。

次のロサンジェルスオリンピックではキヤノンF-1が公式記録カメラということになってました。
その後の大会では,“公式記録カメラ”という制度自体を聞かないけれど,この辺どうなってるんだろうねえ。

さて,今年の北京オリンピックですが,それにちなんだカメラ・レンズというものはどうも見つからない(公式記録用のビデオ機材はパナソニックが持ち込んでるようです)。
aigoあたりが,デジカメの記念モデルV888(仮称)とかをどーんと出してもよかろうと思うのですが(ま,売れないことは保証)。
強いて言えば,コレ。
北京オリンピック記念メモリカードセット by パナソニック。松下,どんだけ~。

しかし,記念すべきオリンピックには,やはり記念モデルが欲しかったな。
ホルガにオリンピックのシールを貼るだけでも,日本で商売になったのになあ。
こりん星から許可が下りなかったのか(ラジオでは下りたのかw)。
しかーし,探せばありました。
その名も「オリンピア」カメラ
別名EO2(注:EOSではありません)。
うーん,Aスコア4.755,Bスコア9.900。
オリンピック前から売っていたようですが。

(追記)
オリンピア(またの名をEO2,EDX,FDX)はどうもYunon YNシリーズのような感じ。
YN300YN600はその筋ではちょいと名の知られた存在で,台湾製(レンズは日本製)ということらしいです。

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