活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

あゆは28mm,E-520は600mm,Hydeは156cm。

2008-07-16 07:38:18 | Weblog
特段カメラなぞに興味のなかった時分,初めて交換レンズのカタログを見た時(ちなみにペトリカメラ(;・∀・)),○○mmと書いてあるのが何の長さなのかさっぱり分らなかった。もっともF2.8とかも全然分らなかったが。
しかし,コレなんですねえ,今も問題なのが。
よくデジカメの買物の相談を受けることがあるのですが,レンズの焦点距離のことを説明するのが一番難しい。
一体,あゆのどこが28mmなんだあ,と。

さて,ちょっと話題のE-520超望遠600mmキット
何が話題かというと,実際はズイコーED 70-300mm F4.0-5.6がセットになっているわけで,600mmは35ミリ判換算であって,これを「600mm」と謳っていいのか,ということ。
盛り上がっているデジカメジンの記事のコメントですが,
オーディオビジュアル家電こそ使用経験が豊富だけど、「写真撮影」はやったことなくて、それらしいサイトをネットサーフィンしてるような人は、こーゆー文章を読んで『じゃ、28mm換算とか、50mm換算とか、135mm換算とかもあるんだろーなー』と思う、と思う。
には座布団3枚差し上げたいw

デジカメのCCDのサイズは様々で焦点距離の(カタログ上の)表記は当初から問題となっていました。
でも,銀塩時代だって,35ミリ,ハーフ判,セミ版,6×6,6×7 etcとあったわけで,各々35ミリ換算で併記されていたりはしましたが,それほど意識していなかったのは,「標準レンズ」の存在が大きかったように思います。
35ミリなら50mm,セミ判なら75か80mmのように標準レンズの焦点距離があって,それより短いか長いか何倍かで直感的に理解されていたように思うのです。

でもズームが主流になった今,もはや体感的「標準レンズ」はない状態ですので,やはり,35ミリ換算○○mmと表記するしかないでしょうねえ。
CIPAのデジカメの仕様に関するガイドライン(DCG-002-2007)にも,35mmフィルムカメラのレンズ焦点距離に換算した値を表す,としてあります。
ただ,35ミリ換算(35mm equivalent)では“mm”が重なってウザいので,ライカ判換算(Leica-size equivalent,略してLEq)としてはどうかしら。元祖35ミリの大ライカに敬意を払って,これくらいしてもいいと思うのですが。
ついでに50mmに対する倍率も併記する。これでシロートでもよく分ります。

ということで,E-520超望遠 LEq600mm(12倍)キット。
かえって分りにくいかぁ?

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