中判の流刑地。

昨日の日経新聞に「写真館に機材売込め　キヤノンとキヤノン販売　デジタル需要狙う」という記事がありました（日経は順序としては，まず「愛の流刑地」を読んでから♪）。
その内容は，スタジオを持つ写真館（全国に5000軒とか）は旧来のフィルム設備がほとんどで，フジフィルムが圧倒的シェアを持っているが，ここにキヤノンが営業攻勢をかけるというもの。
すでに東京プリンスホテル・パークタワー内の写真館にデジタルカメラやプリンタの納入に成功したとのこと。

確かにねぇ。営業写真館が一番デジタル化に遅れているところかも知れない。
いまだに証明写真を撮りに行くとマミヤプレスだったり，結婚式がペンタ67だったり，学校や観光地での記念写真がフジGW690だったりしますもん。
片や，キタムラでパスポート写真を撮ったら，データの入ったCD-Rも付いてきました。これじゃあ，写真館に行かなくなりますよねぇ。
デジタルなら，その場ですぐ見れて撮り直しがきく。ランニングコストも低い。美容院や貸衣装など異業種への広がりも期待できる。
キヤノンの目のつけどころが凄いけど，そこまでやるか，という感じ。
1000万画素オーバーになると業務レベル。中判もキヤノンに食われてしまうのでしょうか。