活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

オリンパスペンを探せ。

2009-08-14 09:02:07 | Weblog
Amazonでのデジタル一眼の販売ランキングで,オリンパスペンE-P1がベスト10にランクイン。
また,7月のBCN売れ筋速報ではベスト3に着けており,シェアがなんと11.7%。これ,ホントかね。
二党体制にクサビを打ち込む快進撃に加え,来月にはパナから新兵器の援軍も駆けつけるとの噂で,新しい世界秩序実現も現実味を帯びてきました。
行け行け!

でも,ちょっとだけ気になることがあります。
オリンパス「E-P1」は「ペン」なのか!?
「E-P1」を買うユーザーは果たして初心者なのか、マニア系の人なのか。「ペン」の愛称に惹かれるマニア系(ベテラン系)の人がメインになりそうだが、店頭で見てそのかわいさに惹かれる初心者も多いと思われる。CMやウェブでのキャンペーンや、カラーバリエーションに白があるのを見る限り、女性ユーザー層を意識した雰囲気がある。
宮崎あおいの二面戦略 一眼デジカメ「オリンパス・ペン」
通常、女性と中高年を中心とした男性という、相反する2つの層を狙ったターゲティングはあまり例がない。
「ペンE-P1」はその両者を一気に狙う二面戦略をとっているのが特徴だ。
そしてそれを可能にしているのが、スペックと来歴、そして、宮崎あおいという合わせ技なのである。


スペックやイメキャラは研究開発費や販促宣伝費で何とかなりますが,「来歴」はお金では買えない。
E-P1を「ペン」にすることを発案したオリンパスの中の人の企画力は賞賛に値するものと思います。
しかし,今後もこの二面作戦で安泰かというと心もとない。
ボリュームゾーンのパパママ運動会需要とか,いちいちうるさいマニア向けに“プロ用”にも対応せざるをえないでしょう。
でも,「来歴」からして,もっとペン的なモデルもあるといいなと思うのが昭和オヤジ。
(この項,続く)

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