亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

こんなときですが、放射線を使う唾液腺シンチを受けることに

2011-05-12 | 膠原病(SLE、シェーグレン症候群)
案外元気なつもりなのに、歩いているとだんだん息がつづかなる今日この頃。雨がつづくみたいだけど、紫外線は強くて、少し外にいるだけで、とろとろに眠くなってしまいます~!

さてさて、先月の膠原病の先生の外来でのこと。脈が速かったり、血が濃かったり、タンパク質が少なめだったりというがあって、先生といろいろ話していたら、「最近、僕が忘れてる検査、あったっけ?」と先生に聞かれて、「患者に聞かないでください~」って噴き出してしまいました。先生と一緒にカルテをさかのぼって、最近の検査の結果など眺めてみました。

わたし「最近…? 胃カメラはまだ潰瘍、バレット食道炎、鳥肌胃炎があるから、今年もやる予定です。」
先生 「ピロリ菌はいなくなったんだよね。それでもつづいてるのか…。頑張りましょう。」
わたし「はーい。お腹が痛かったときの大腸内視鏡はちょっと前だけど、特に何もなくてキレイでしたよ。」
先生 「大腸?ちょっと前だけど…あ、ほんとだ、キレイだね。」
わたし「家族に大腸ガンの人が何人かいるけど3年…2012年の初めまではこのままでいいかなって言われました。」
先生 「そうか、ご家族たいへんだね。ああ、この結果なら健康診断で潜血検査だけして、3年はいいよね。」
わたし「息が苦しいって測った呼吸機能、心電図、心エコーも、ちょっと心臓の逆流があるだけで、大丈夫でした。」
先生 「呼吸器はもう一年前だよ。心電図とっておこうか(ポチッ)。あれ?胸のレントゲンは?」
わたし「久しく撮ってないかも。」
先生 「見ておこうか。(ポチッ)あとは、相変わらず唾液は少ないんだよね。」
わたし「少ないです。」
先生 「じゃあ、唾液線シンチしとこうか。(ポチッ)」

とりあえず、経過観察で見ておこうね、と言っていた検査で、最近していなかったのは…
 ・胸部レントゲン(SLEでもシェーグレンでも起きる、心臓や肺の病変がないかみる)
 ・唾液腺シンチ (シェーグレン症候群による唾液腺の破壊をみる)
 ・心電図は撮ることに。心エコーはまたそのうちに…
 ・胃カメラは毎年恒例で…
 ・大腸内視鏡は、症状がなければ2012年以降に
 ・いくつかの抗体

唾液腺シンチは、放射性物質を使って、唾液腺の状態をみる検査です。
唾液腺の検査というのは、造影剤を使うことも多いそうですが、わたしの場合は、甲状腺が不安定で造影剤を使いたくないと言われたことがありました。始めからシンチグラフみたい。
振り返ってみると、ちょうど甲状腺ホルモン不応症の関係で、頭や首周りのシンチ検査や造影CTをつづけてやらないといけない…、という頃に、唾液腺シンチは甲状腺も被曝するし、急ぐ検査でもないし、延ばそう、と言ったになったままでした~。
とはいえ、唾液腺は、炎症で唾液の量が減っているのか、破壊されて減っているのか、自覚症状では判断しにくいこともあるので、症状をみながら1-3年に1回、唾液腺造影かシンチをするというシェーグレン症候群の治療ガイドもあるようで、今回はやっておこうね、ということになりました。

唾液腺シンチでは、185MBq(メガベクレル)の99mTcO4を静脈に注射して、40分くらい検査します。99mTcO4は、甲状腺、唾液腺及び胃粘膜に集まる特徴があるので、甲状腺の検査がつづく時期を避けたのでした。1日で30%くらいが尿に出るそうで、膀胱を守るために、いっぱいお水を飲んで、トイレにいっぱい行くようにします。8日で60%は出てしまうとか。使う放射性物質はテクネシウム(99mTc)で半減期は6時間だそうです。

ちょうど、福島第一原発の報道が大騒ぎの時期だったので、「何もこんな時期に被曝しなくてもよさそうなもんですけどね(笑)」と言ったら、「まあ、ある程度の医療被曝は安全だってわかった時期ということで、いいかもよ」と先生が笑ってました。唾液腺の破壊は、もとに戻しにくい症状だから、破壊が進んでいるようなら積極的な治療も考えることがあります。被曝がなんだとか言ってないで、検査しておくのが安心そうです~。
わたしの場合は、シェーグレン症候群の影響だけでなくて、甲状腺ホルモン不応症の関係で、唾液腺で「甲状腺機能低下症」の症状が出て、唾液が減っている可能性もあるけれど♪

それにしても、そんなに調子が悪いわけでもないのに、検査がいろいろ入ってしまいました(笑)
先生も触診や聴診もしないから心配しているわけでもないんだろうな、なんて思いながら、何か具体的な目的がないのに検査をするのが嫌いな先生だし、「先生、”もっと検査をいれて、一人あたりの単価をあげなさい!”とか病院から怒られたんですか?」と聞いたら、先生は「いやいや、経過観察で必要な検査はしなきゃでしょ」と笑ってました(笑)

先生が、しんどい状態に慣れちゃっている患者さんは、ニコニコして話しているのに検査をすると状態がよくなくて、びっくりすることもあるから…と前に言っていたけれど、びっくりするような結果でないといいなぁ~(笑)


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2 Comments

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Unknown (みどぴぃ)
2011-05-21 23:15:00
唾液腺シンチは昔やりました
レントゲンと同様冷たい板の上に長時間寝かされるから背中が痛くなりました
MRIとかみたいにしたにクッションが敷いてあればもっと楽だと思うんですけどねぇ
クッションいりますねー (ぷろぱ)
2011-05-23 23:16:30
みどぴぃさん、こんばんはー。

そうなんですよね。
わたしの場合、甲状腺シンチは15分くらいで終わるのに、じっとしているのが辛くて腰にクッションを敷いてもらったのに、40分に耐えられるか心配です~。

20分くらい経ったところで、レモンを飲むから、そのすきに動けば大丈夫だと思うけど、クッションは必須かも(笑)

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