もうひとつの視点

ー「いつの時代も真理は少数から始まった」ー

大谷選手のニュースはもうたくさん

2024年05月12日 | 日常

 大谷選手の日々の言動や成績の情報は、もうたくさんだ。

 ニュースや情報番組の「スポーツコーナー」の中で伝えるというのであれば、他の競技との不公平感があるもののまだ理解はできる。しかし、政治や経済、社会のニュース枠内で「大谷選手が三振した」「今日は〇打数〇安打」など、一競技の一個人のどうでもよい情報を伝えるのは不適切である。

 テレビ局の言い訳として考えられるのは「国民の関心が高いから」というものだが、これもお笑い芸人の場合と同じくテレビ局やマスコミが作り上げている虚像であって、国民全体で見れば野球や大谷選手に興味がない人もかなりの割合でいるだろう。

 ドジャーズの選手の中には、日本のマスコミの取材にうんざりし、大谷選手のことはもう話さないという選手も出てきた。アメリカのマスコミでも、日本のマスコミによる取材の過熱ぶりを報じている。

 大谷選手は、高額な給料をもらい、野球の中では成績もよいので、他のスポーツ選手に比べてマスコミに多く取り上げられるのはわかるが、限度や程度というものがあるだろう。個人のスポーツ選手の情報量としては、毎週1度でも多いくらいである。

 マスコミの姿勢は改善されるべきであろう。芸能事務所との癒着によって面白くもないお笑い芸人や旧ジャニタレを、集中出演させ、過度な演出で視聴者を錯覚させ煽り、「面白い芸人だ」「才能のあるタレントだ」「とても人気がある」という虚像を作り上げる。大谷選手を扱えば視聴率が取れるということで、一点集中で異常なまでの過度な取材を繰り返し、大谷選手を疲弊させ、ドジャーズ選手をうんざりさせる。マスコミって、本当に迷惑者だなあと感じるのは私だけだろうか。

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