英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

恐るべしブリジット・・・

2007-05-10 | イギリス


ヘレン・フィールディング
「ブリジット・ジョーンズの日記」



体重→70.2kg(どうなんでしょう?) お酒→焼酎3合(まずい!まずい!)タバコ→8本(大いにけっこう) 上司に怒鳴られた回数→1週間で5回(本当に怒鳴りやがって・・・・、電話で1時間やられたことも・・・) 部下に無視された回数→1週間で2回(まずまず) 


この小説って単独での楽しみももちろんですが、相互関係の中で読むとより楽しめる作品ですね。つまり下敷きになっているジェーン・オースティンの「自負と偏見」(高慢と偏見)があり(もっと言えばそれのBBCドラマ版があり)、この「ブリジット。ジョーンズの日記」があり、そして映画版の「ブリジット・・・・」がある訳なんですが、それらを横断的に眺めると何とも可笑しい繋がりが楽しめるんです。
とにかく小説版「ブリジット・・」全体が「自負と偏見」のパロディ感に満ちていること。それに加えて、小説版「ブリジット・・」の中でも「自負と・・」のBBCドラマ版がイギリス中で人気であり、ブリジット自身も夢中になっている。そしてドラマ版「自負と・・」でダーシー役をやっていたコリン・ファースをブリジットは取材ネタにしようとし、映画版「ブリジット・・」ではそのコリン・ファースがマーク・ダーシー役をやっている。
小説版「ブリジット・・」の中で実際に売春婦とのスキャンダルを起こしたヒュー・グラントが下ネタ的に取り上げられるのですが、映画版「ブリジット・・」ではそのヒュー・グラントがダニエル役として登場していたりと・・・
こう書くと混乱してよく分からなくなりそうですが、とにかくシャレがきいています。



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