英国的読書生活

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ちょっと怖いイギリス人

2006-04-07 | イギリス
今日はコンサートのお話。
ロンドンの夏の音楽イベント「プロムス」。特に最終日「ラストナイト」のお祭り騒ぎは有名ですが、このラストナイトの昨年の模様が本日深夜0時半からBS-2で再放送されます。「イギリス好き」でもし見逃されてた方がいましたら絶対に観ていただきたいコンサートです。(3時間弱のライブですから録画された方がいいかも)

昨年のラストナイトは例年通り2部構成で、まず1部ではカウンター・テナーのアンドレアス・ショルの美声とジョン・ウィリアムスの甘いギターが堪能できます。
そして2部ではベルファスト、グラスゴー、マンチェスター、スウォンジー、そしてお隣ハイドパークとの多元中継を交えながら、「サリーガーデン」「威風堂々」「 イギリスの海の歌による幻想曲」「ルール・ブリタニア」とイギリス愛唱歌が続き最後は「エルサレム」「国歌」「蛍の光」で〆。
ロイヤル・アルバートホールのアリーナは席が取っ払われ、立錐の余地も無い有様。ユニオンジャックが振られ(グラスゴーではスコットランド国旗、ベルファストではアイルランド国旗が振られるのですが)、ハイドパーク(4万人)その他の会場が一体となって合唱する光景はちょっと感激物です。特に昨年はトラファルガル海戦200周年だったのですが、地下鉄爆破テロなどもあり歌に込める想いも例年以上だったのでしょうか。
でも威風堂々の後付歌詞やルール・ブリタニアの歌詞をよくよく見てみるとすごい内容ですよね。「広く広く国境は定められる!」「支配せよ!」「必ず暴君をひれ伏させる!」「ブリトン人は決して奴隷にはならない!」もはや軍歌ですね。さすが肉食民族です。帝国主義です。我々草食民族の軍歌なんてこれに比べると哀しい調です。

「威風堂々」
「ルール・ブリタニアの歌詞」

私は昨年末の放送を録画して何度も観ています。その度に「一回で良いからラストナイトに参加したいな」「あの会場で日の丸振ったらどうなるのかな」などと呟いております。
指揮は ポール・ダニエル。ウィットに富んだスピーチでいっぺんにファンになりました。
放送ではゲストコメンテータとして元クィーンのブライアン・メイも出演しています。

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