

真岡の人気店。ココだけでしか食べられない、完全できたての味を楽しめるお店があります






~ ぎおん.Story。~
かつて茨城県筑西市(旧関城町)にあった“祇園”。義理のお兄さんが偶然にも見つけ、手延べ麺の美味しさに衝撃を受けます。当時サラリーマンをしていたご主人は家族総出でその手延べ麺を食べてみると、皆が同意見!迷わずこの道に飛び込んだそうです。修行期間は約4ヶ月。一番弟子だったこともあり辛く厳しいものだったと語ります。そしてS50.11月、真岡に店を構えました。技術はしっかり学んだものの、注文が入ってから実際に麺を打つため焦ってしまい太さがまちまちになってしまい、納得のいく麺を安定して提供できるまでには約1年ほど時間が掛かったそうです。現在は創業32年。真岡を代表するラーメン店へと成長しました。お客さんの「うまかったよ」の一言が何よりの励みになると、今でも力強く店頭で麺を打ち続けています。

マニュアル化された外食チェーン店にはない味のある雰囲気。皆が気軽に立ち寄れる大衆食堂といった感じでしょうか。広々とした間取りで、ゆっくりとくつろげます。客席は中央にテーブル席と、それを囲むように畳を用いた小上がり席。




Q.店名の由来は?
A.修業先の“祇園さん”からの暖簾分けになります。
親方はその技術を京都で学んだそうで、だから祇園と名付けたと聞いたことがあります

Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.どんなに忙しくとも打ち立ての麺を提供することです。手延べ麺は秒単位で食感が変わってしまいますから。
Q.店主にとってラーメンとは?
A.生きがいです。
Q.将来の展望は?
A.今は息子と厨房を切り盛りしています。将来は継いでくれるそうですが、この手延べのスタイルだけはなんとか続けてもらいたいです。
Q.好きなラーメン店は?
A.今はもうなくなってしまいましたが、やはり修業先の『祇園』が一番です

Q.店主がオススメするメニューは?
A.注文が一番多い「パーコめん」です

ではその自慢のパーコめんを作っていただきましょう


技術を要する手延べ麺。注文を受けてから麺を打つ独特のスタイルです








その傍らで同時進行で行われるのがパーコの調理。肉を叩き繊維を断ち切り、片栗粉をつけサクッと揚げる



完成した麺はすかさず熱湯で茹でられ、冷水でぬめりをしっかりと洗い流し、もう一度別鍋で温める。スープを注いだ丼に麺を入れ、






パーコめん〔800円〕

形状は中太ストレート麺。しなやかで艶やかな麺は、独特の味わい深い歯ざわりと喉ごしの良さが際立ちます。手延ばしならではの麺の旨さを堪能できる。

麺の旨さを極限まで引き立たせるために、鶏ガラ、豚ガラ、昆布などシンプルな材料の組み合わせ。醤油ダレは香味野菜を炒めたものを醤油に漬け1週間ほど熟成させる。野菜の自然な旨みと甘みが醤油に引き出され、後味さっぱりとした上品な旨みが特徴です。

豚のロース肉を使った揚げたてとなるパーコ(唐揚げ)は片栗粉をまぶし、肉の旨みを閉じ込め、内部からやわらかく仕上げる。衣はカリッと!中はジューシーに。他は刻んだ葱のみ。シンプルにまとめるのもこだわりの一つ


できたてのシコシコ・つるつるの手延べ麺を味わってみてください。


休:月曜日
営:(平日)11:30-14:00/17:00-20:00
他:
修:祇園(旧関城町 → 現筑西市)
開:1975年11月
他メニュー














※祇園さん取材協力ありがとうございました。