天国浄土が遠い所にあるのであっては、
吾々は本当に安心などは得られるものではない。
キリストは 「 神の国は汝(なんじ)の中(うち)にあり 」 といったし
「 悔い改よ、天国は 今 手のとどく所にある 」 とも いったのである。
釈迦(しゃか)は 「 極楽は 此処を去ること遠からず 」 と 観無量寿経で教えた。
今 ここに 自分の中にも自分の周囲にも、
到(いた)る処(ところ)に ラジオの波のように、
神さまの愛の生命の波によって造られている天国浄土が 存在するのである。
それを現わすには
貴方の心の波長を合わせればいいのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年一月号 三日の法語 谷 口 雅 春 先 生