ポン助の迷走日記

30歳目前・無職から、まあ何とかなるでしょうという日々を綴ったブログ。実際、何とかなりかけている。

ペンネームせみまる、17歳学生

2009年12月30日 | 日記
新都社で「霊音(れのん)」や「下痢気味人生」を連載している
永瀬ようすけさんの漫画が月刊少年シリウスに載るとの事だったので、
それ目当てに今月号を購入しました。

自分と同じ学校出身の有名人を応援するようなものだと思いますが、
新都社で連載していて、しかも自分が好きだった作者さんが
世に出ていくと何だか嬉しいものです。

載っていたのは「やみのさんしまい」というタイトルの4コマ12ページ。
陰鬱な風貌と数々の奇行から「闇の三姉妹」と呼ばれている
女の子たちが主人公のギャグ漫画です。

新都社で連載している作品、特に自伝エッセイ風漫画の
「下痢気味人生」と比べてしまうからかもしれませんが、
出だしがキャラの紹介メインになっていて、少し固い印象を受けました。

後半、アコ姉さんのマスクシリーズやキコ姉さんのテレビは面白かったし、
マコは非常にツボなキャラだったので、もっと続けて読んでみたいです。
今回は勢いが出始めたところで終わってしまった気がしたので。
個人的に、次回はあゆみとカナエの出番がもっとあると嬉しいな……。

アンケートハガキ、出させてもらいます。
頑張って、イラスト描いてみよ。年齢はサバ読んで。


<追記>
おたより描きました。

17歳が描いたにしては拙い感じになったので、
14歳という設定にしました。20もサバ読んじゃった。

すごい解放感……だったのに

2009年12月29日 | 日記
仕事納めだぜ、ヒャッハー!!
これで今週は好き放題に過ごせるよー!!
小説書きまくりだぜー!!

……とは言ったものの、相変わらずの遅筆が続いていて、
パソコンに向かってはいるけど、続き物の小説が書けない状態が続いています。
言葉の繋がりとか考え過ぎちゃうんだよな。
大抵は考えれば考えるほど勢いがなくなっていくし。

以前からの課題ではあったんですが、
期間限定でとにかく量を書いてみようと考えています。
そこで、今日から質にはこだわらず、短編100本書くことにしました。

1日1本書けば、3か月ちょっとで終わる計算。
500~6000字くらいで、
短編・エッセイ風・長編の1話のみみたいなのもありにして、とにかく書く!
途中でまとまらなくなったら、爆発させればいい!

仮に最小の500文字だとしても100本書けば5万字。
4時間かけて100文字書くよりは、上達するんじゃないかなと思います。

書いたものをUPするかは考え中。
とりあえず1本は書いたのですが、これ人様に見せていいのかなって気もするし……。
でも、いびつだからこそ読んでもらいたいなって気もするし……。

来年の話をすると鬼が笑うとは言いますが、それでも来年は1歩進みたい。
具体的にはメフィストに応募したい。応募だけね。

小説で暮らしていけないと、まだ20年以上、
何らかの形でやりたくもない仕事をしなくてはいけません。

そして、そうなる確率は現在のところ100%に近いほど高く、
普通の仕事を続けるにしても、今の経済状態だと
いつワーキングプアになってもおかしくありません。
何度か書いた気もしますが、いまワーキングプアの人は、
私の歳の頃には、ほぼ私より高給取りだった筈ですから。

だから頑張らねばね。
努力しても結果がついてくるとは限らないけど、
やらなかったら100%結果なんて出ないんだから。

真面目に考えると潰れそうだ。
ヒャッハー、とか言ってる場合じゃないな。

10年もいるのに

2009年12月20日 | 日記
最近、ハイヒールのリンゴが気になって仕方がありません。

東海地方では土曜の朝に「あさパラ」という
関西系のワイドショーが放送していて、
その下品かつ無責任な司会ぶりに魅了されてしまいました。

芸風としては、たかじんと似ているのでしょうか。
勢いで押し切り、おばちゃん視点でがんがん話を展開していく。
近所のおばちゃんがやいのやいの言ってるようなワイドショーは
こんなにも下世話で楽しいものなのかと、目からウロコが落ちる思いです。

報道バラエティーなどという代物は反吐が出るほど嫌いなのですが、
その理由は『私たちは良識ある文化人でござい』という
上から目線が前面に押し出されているからなんだなあと再認識しました。

関西の番組は自分の性に合うものが多い気がします。
逆に名古屋ローカルの番組はいまだに肌が合いません。
そこまでドラゴンズを押されても……といった感じです。

不愉快な夏の暑さといい、もしかしたら私は愛知県とウマが合わないのかもしれません。

ああ、どっか引っ越したい。
東京とか、長野とか、大阪とか。

私の話じゃないですよ

2009年12月17日 | 日記
若い方は御存知ないと思いますが、
昔のジャンプコミックスは巻末に読者からのお便りが載っていました。

「僕の好きな超人はビッグ・ザ・武道とジャンクマンです」

とか

「シティーハンターはちょっとエッチだけど、敵と戦う時はすごく強くてかっこいいです」

みたいな文章と本人の写真が掲載されていて、
ここに載ったら一生自慢できるな、などと思っていたものです。
羞恥心やプライバシーといった概念の薄い良き時代でした。

同じ流れからか、アニメ版の『魁!!男塾』では
主人公である剣桃太郎が、次回予告の際にお便り(?)を読み上げていました。

「~県、○○(名前)から。
 男塾が大好きでいつも学ランを着ています。
 僕も桃太郎みたいに強くなりたいです。

 (鼻で笑って)おいおい、学ラン着てりゃ強くなるってもんじゃねぇぜ。
 そんなに好きなら、一生着てな。

 次回! ~(タイトル)! 見ねぇ奴は男じゃねぇぜ!!」


これを聞いて思わず、ぽかーんとしちゃいましたね。
だってこのお便りを出した人はきっと、

「うわ! 俺のだ! 俺のハガキ読まれてるぅ!!」

とか言ってたと思うんですよ。
テレビの前で大はしゃぎしていたと思うんですよ。

そしたらこれですよ。『そんなに好きなら一生着てな』ですよ?
天国から地獄へ急転直下ですよ。テレビの前で茫然自失ですよ。

日本のどこかで、うっすらと涙を浮かべながら
「えぇぇ……」とか言ってる人がいるんだろうなぁと思ったら……、

正直なところ、おっかしくてしょうがありませんでしたね!
かわいそー、この人かわいそーと言いつつ大爆笑。

人の痛みとかあまり考えない、良き時代でしたから。
いまでもたぶん大笑いするとは思いますけど。

テレビの前で茫然自失だった当時の少年は、
今頃これをネタに、飲みの席で笑いを取るおっさんになってるのかな。

落書きを晒してみる

2009年12月16日 | 日記
新都社漫画企画のために買ったスキャナ付プリンタ。
勿体ないので、これまで描いた落書きを晒してみます。

「みつどもえ」のひとは。
シャーペンで描いたのでうまく取り込めませんでしたが、
いちばんうまく描けたなと思う1枚。






今度はつけペンで描いた「みつどもえ」のひとは。
はがきサイズの原稿用紙は、描きやすくて落書きにちょうどいいです。

この絵がつけペン初挑戦。
髪のベタを全部Gペンで塗るのは大変でした。






どんだけ、みつどもえ好きやねん。ひとはとふたば。
2人並んだ時に片方が宙を飛ばなくなったのは、物凄い進歩なのです。
私にとっては。







ノートにシャーペン描きなので、薄くてすみません。
チャンピオンに載ってたヤンキー漫画の1コマ。

「萌え絵を描きたいのかもしれないが、君の絵はどうしようもなく男子の絵だ」

そう妻に言われ、描いてみたのがこれ。
確かにな……そうだよな……。







いまは亡き「わじマニア」の1コマ。

「もう、わじまぐらいの漫画なら描けるんじゃね?」

と、調子づいて描いてみた。
変なポーズのインパクトが本家ほど出せませんでした。

左端の黒いのは、定規で擦ってしまった跡です。
つけペンで定規を使うにはどうすればいいのでしょう。
わかりません。





ボールペンで5分で描いた「バクマン」の中井さん。
指が複雑骨折していることに目を瞑れば、これが最高傑作です。


そんな感じで、恥ずかしげもなく落書きを晒してみました。

絵には少なからずトラウマがあったのですが、
漫画雑誌のお便りコーナーに投稿する小学生レベルぐらいには
上手になったんじゃないかと思うと、嬉しくて仕方がないんですよね。

オリジナルを描こうとすると、まだまだ酷いものですが、
いつの日か、自作漫画を描けたらいいなあ、なんて思ってます。

現実感が乏しい

2009年12月15日 | 日記
創作物や観たアニメ映画についてなど、
ここ何回かのブログは現実とは離れたことを書いていたので
たまには生活に則したネタにしようと思いましたが、
驚くほど何も浮かんできません。

遅刻ギリギリの時間に起きて、会社行くのめんどくせーと呟きつつ家を出る。
行けば行ったで、雑多な処理をしているうちに昼になり、
定型業務を片づけ、必要な打ち合わせをして、
他部署との調整をしているうちに帰宅時間になる。

月~金はマシーンのようにその繰り返し。
会社に入る時点で、帰る時の自分が想像できる。
そして、実際にその通りに帰る。

ああ、花輪和一の『刑務所の中』の感覚。
無職で気力が失せていた頃に、起きた時点で寝る時の自分が思い浮かぶのと一緒。

それなりに頑張ってはいるのですが、現実感の希薄さは否めない。
やけにリアルなのは、煙草を吸った後の胸苦しさばかり。

いかんね! こんなことでは!

小説で結果を出さない限り、仕事はやめられない。
書きかけの短編2つと長編3つを仕上げて、それとは別にメフィスト賞への応募原稿を書く。
結果は問わないのだから、ここまでを来年6月までに終えたい。

けれど、上記をやり遂げ、「期待の超新人、現る!」なんて夢のような展開になり、
あれよあれよと言う間にデビューし、一躍時代の寵児となって、いいともに呼ばれたとしても、
最低、あと半年はお仕事をしなくちゃいけません。

どうせ逃げられないのなら、何かしら仕事上の目標が欲しい。
でも、.NET覚えるとか、SQLServerを使いこなすとか、
あまりに現実的なことだとやる気が奮い立ちません。

めんどくさいね、俺。

じゃあ、どんな目標を立てるのか?


―― (次の文を書くまでに27分を要しました)


なんかね、ビッグなことをやるよ!
皆の作業効率が良くなるような、画期的な業務改善を行うよ!


―― (自己嫌悪中)


……はぁ、なんか、もうあれだ。
今日のタイトルはいろんな意味でぴったりだよ、まったく。

せめて、小説の完成予定は現実味を持たせたいな。
そのためには、さっさと帰れるように仕事がんばろう、うん。

アニメ映画づくし

2009年12月10日 | 日記
「マイマイ新子と千年の魔法」の感想をネットで漁っていると、
「河童のクゥと夏休み」も隠れた名作だと書かれていたので、レンタルで借りてみました。

ネットでの評判はかなり高かったのですが、これは合わなかった。
凄い作品なのかな……とは思うのですが、
あそこまで人間嫌いを前面に出されると、正直キツイです。

個人的には井上真央の出演していた『キッズ・ウォー』を見た時と同じ嫌悪感がありました。
悪い、じゃなくて、嫌い。
こういった作品から痛み以外の何かを感じ取るには、人生の経験値が足りないようです。

あと、話がサクサク進むわりには、展開がダラダラしていて退屈でした。
場面場面で人の嫌なところばかりが目につくし。

中盤のヤマ場で目の覚めるようなシーンがあるのですが、
そこの展開でこの映画が決定的に嫌いになるという皮肉。

ただ、該当シーンでの緊迫感、絶望感、嫌悪感、恐怖感はただならぬものがありますので、
それだけでも、この映画を見る価値はあるかも。

河童で重苦しい気分になったので、
一緒に借りてきた『オネアミスの翼』を見ることに。

過去にテレビで見たような気がするのですが、
覚えているのは、ヒロインらしき女の子の着替えシーンを
覗くか何かしているところのみで、あらすじすら記憶にありません。

なんとなく目について借りてきただけなのですが、
いざ見始めてみると、オネアミス最高でした!!

なんだこれ? なんだこれ?
こんな面白いアニメ映画が20年以上前に上映されてたの?
これは凄いわ。歴史に残る筈だよ。あちこちで目にする筈だよ。

着替えシーンしか覚えてなかった過去の俺、何なの?
馬鹿なの? 死ぬの?

とにかく見入ってしまいました。ホント、最高でした。
見終わったばかりで、まだ少し興奮しています。
オネアミスはいちばん好きな映画に躍り出ました。
これは近いうちにDVD買おうと思います。

……しかし、気に入らない理由は分析できても、
好きな理由はなかなか分析できませんね。

自分の好きなものを、紹介はできてもレビューは難しいです。
ぜんぶ、「超面白かった!」で終わってしまう。

今度、オネアミスのどこに感動したかを分析してみよう。
たぶん、それで面白さが減るようなことはないでしょうから。

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知らないでいるのは勿体ない

2009年12月06日 | 日記
ネットで偶然見つけたアニメ映画、『マイマイ新子と千年の魔法』。
何かがある予感がしたので観に行くと、これが大当たり。

映画が創りだす世界にシンクロしてしまったようで、
後半はずっと泣きながら観ていました。

でも、なぜそんなに感情を揺さぶられたのか、
言葉にしようとしても、うまくできないんですよね。

「映像が丁寧で、空気の温度が伝わってくるようだった」
「あのシーンのこういう部分が心に沁みた」

そういう感想なら言えるのですが、
ぐぐぐっ、と湧き上がってきたものの原因は、
それとは違うもののような気がします。

この映画、宣伝にお金をかけられなかったのか、
上映されていることを知らない方が結構いると思います。
11月21日からの上映でしたが、私が知ったのは3日前でした。

そして、興行成績が伸び悩んだため、
早い所では今週金曜日で上映打ち切りの劇場もあるようです。
つまり土日の上映は今日で最後ということに。

この映画、少なくともそんな憂き目を見るような出来ではありません。
知られないまま消えていくのは、あまりにも勿体ない。

なので、宣伝しておきます。
(gooブログはYouTubeの埋め込みができなかったのでリンク)

90秒プロモーション映像
http://www.youtube.com/watch?v=JS-l73ZJtpg

まるごと見せます、冒頭5分
http://www.youtube.com/watch?v=b48w3hJzB9A

子供よりはむしろ大人向けの作品だと思います。

上映している劇場はかなり限られていますし、
上映時間も午前中や真昼間など、勤め人には厳しいスケジュールな所が多いようですが、
気になった方で都合のつく方はぜひ!

地味めな作品ですが、観て頂きたいなと強く思った映画でした。

『一枚絵文章化企画』に参加しました

2009年12月05日 | 日記
新都社で行われている『一枚絵文章化企画』に参加しました。

何かを感じた1枚の絵からイメージを膨らませて、
お話を創っていくというのは、想像以上に刺激的で楽しいものでした。

企画に参加されている先生方がガンガン作品をUPしているのを見て、
みんなすげえなあと思っていましたが、心のスイッチがカチリと入った途端、
異常に筆の遅い私が、今回の話をラストまで一気に書き上げてしまいました。

刺激って凄い。出会いって大事。

久しぶりに書けた抽象的で尖った話。
読んで頂けると嬉しいです。

文藝新都の『「一枚絵文章化企画」会場』にUPしています。
No.8の「弱し僕から、生まれた僕は」です。

素敵なイメージを下さった真純先生に、ここでこっそり感謝。

命あるものが倒れ、人でないものがその姿をそっと見つめている。
けれど、人でないものの手は、命を失った人の手を握っている。

そこに私は、諦めにも似た大きなやるせなさと、小さな希望を感じました。
今回の話は、書きたいと感じたことを素直に形にできた気がします。

企画に参加するのって楽しいな。
いろんな意味でエネルギーを貰えて、
ひとりではできない事ができるみたいです。

さて、今度こそひとりでやるべきことをやらねば。

漫画描きました

2009年12月02日 | 日記
新都社の企画「文藝漫画プロモ祭」に参加しました。

いやぁ……なんと言うか……わかっちゃいたけど……絵、下手だなあ……。

描いてる時は、アレ? もしかして俺って絵もイケる?
なんて思ってましたが、きっと幻覚作用の強い脳内麻薬でも出ていたんでしょう。

新都社のフォーマットに載った自分の作品を見た途端、
得体の知れない感情に突き動かされて、
頬を真っ赤にしながら、ゲラゲラ笑っていましたから。

とにもかくにも完成できてよかったです。

このために購入したスキャナ付プリンタを接続したはいいものの、
画像のファイルサイズが2メガぐらいになってしまって、
どうしたら縮小できるのか検索しても分からず、
仮病を使って早退までしたのに……と、ちょっとだけ泣いたりした甲斐がありました。

ちなみに原因は、原稿のサイズが原寸大のままだったからです。
600×800ぐらいが適正なところを、2459×3467で取り込んでいました。
ペイントで読み込んで「変形」→「サイズ変更/傾斜」で対応できましたが、
もっといい方法をご存知でしたら、どなたか教えてください。

さて、次は小説だ。
終刊に落ちてしまった「Angel Knights」の続き書こっと。