ぽれ自然保護区より

自然をヒントに生きてみたらどうだろう。
ぽれ珈琲の小屋の窓から見える自然を中心に、日常のことなどをつづったブログ

骸骨蛾

2012-10-28 | 
ナスの枝にこんなのがくっついていました 



色鮮やかなイモムシ…

そしてもう一匹 



2匹ともデカい


ちょっと怖かったけど、そ~っと定規をあてて撮影してみました。

10センチはあります。






うう… グロテスク…

すごい勢いでナスの葉っぱをムシャムシャ食べています。


あの~ そのナス私が大事に育ててるんですけど…



一応、何の幼虫か調べてみることにしました。 が…

イモムシの種類っていっぱいある…

それに、よく似ているものが多い。






インターネットでイモムシ一覧検索

茶色い方のイモムシはよく似ているものはたくさんあるのですが、ピッタリと模様が一致するものがありません。


あきらめて、色鮮やかなイモムシのほうを調べてみたら、すぐにわかりました。



これは クロメンガタスズメ という  の幼虫のようです。

そしてなんと、 茶色いイモムシも同じクロメンガタスズメの幼虫 でした。

幼虫には 緑型 と 褐色型 があるのだそうです。


全く違うデザインなのに。

幼虫の世界にも個性があるのですね。


また、脱皮したばかりの若齢幼虫 と、もう少しで蛹になる終齢幼虫 とではまた少し色や模様が違ってくるようなのです。

い、イモムシの世界も奥が深いじゃないか


そして、メンガタスズメという名前の由来ですが、 

成虫の背面に、人の顔のような、ドクロのような模様 

があるところからつけられたようです。


英語では『Death's-head Hawkmoth』の呼び名があり、文字通り不吉や不幸、死の象徴とされており、まつわる迷信も数多くあるとか。


映画 『羊たちの沈黙』 にも登場しています。

映画のポスターご存知でしょうか?

主演のジョディ―・フォスターのアップの写真、口元に1匹のガ がとまっています。

それがメンガタスズメです。


物語の中では、殺人事件の被害者の口にメンガタスズメのサナギが押し込められていて、犯人の重要な手がかりになる、とかいうストーリーだったかな


ここまで調べると、メンガタスズメに興味がわいてきました。


不吉ないわれも気に入った。


一度成虫を見てみたい。

いや、もしかしたら見たことあるかもしれませんが、なにしろ  ですから素通りしているかもしれません。

今度 ガ を見かけたらじっくり観察してみようと思います。




樹の気

2012-10-20 | 植物

ぽれ珈琲小屋が見えなくなるくらいに葉を茂らせている木。



これは クヌギ。 

ドングリの仲間です。



秋を迎え、今年は丸々太ったドングリ  をたくさん実らせました




今年の4月 『電柱と切り株の間で』 の記事に書きました、

クヌギの右側にあった切り株を取り除きましたので、

右の方にものびのびと枝を伸ばし、ほぼ左右のバランスがとれた形になってきました。




でも、側によってよく観察してみると、電柱側に伸びた枝



電柱を避けることなく無理やり枝を伸ばし続けたのか、電柱と下方から伸ばした枝との間に、

横から伸ばした
自分の枝を挟み込んでしまっています




しかも、 かなりの強さで自分の枝を圧迫 しています。



私がなんとか手で隙間をひろげて挟まっている枝を引っ張り出そうとしましたが、電柱に張り付くように枝が伸びていて全く動かせませんでした


やっぱりこのクヌギ、電柱を認識できていないのでは?

秋のお花畑

2012-10-13 | 
当店の庭の コスモス が見ごろを迎えております





今夏は雨が少なくとても暑くて、コスモスの葉も花が咲く前に茶色く枯れてしまっていたので心配しましたが、なんとか咲きました。



このお席に座っていただいて、窓の外を眺めると




満開のコスモスが (写真ではなかなか表現できませんが…)








「おお! これはいい~


「コスモスが素晴らしいねぇ


「整列していない感じが自然らしくていいよ


などなど、お客様にも好評です







コスモスだけでなく秋の野の花たちもまじって咲いて、


穏やかな秋らしい風情をかもしだしています。





努力の結果

2012-10-06 | 
背の高いコスモスの向こうに




ヒガンバナ が咲いていました。





お彼岸の頃から咲いていたのでしょう。


手前に背の高いススキや雑草が生い茂っていて気が付かなかった




今年の1月の記事で ヒガンバナの密かな努力 をご紹介しましたが、その努力の甲斐あって先日の台風の直撃にも負けず、まだしっかり咲いています。


今年の1月は私も落ち込むことが多く、

コーヒー小屋の窓から見える "ヒガンバナの努力" をぼんやり眺めては

自分を勇気づけておりましたが、




あれから8カ月。

ヒガンバナは見事な花を咲かせたけれど、



さて、私の方はどうでしょう…



ヒガンバナのように華やかな結果をつかむことはなかなか出来ないけれど、

少しずつこつこつ積み上げていってる実感はあります。