
お待たせしました!(え?別に待ってない?

講演会前は、上野ブラッスリーレカンで、一緒に講演会を聞きに行く仲間でランチ。旧貴賓室を活かした空間には、過去の亡霊たちが漂っていそうで、物語があふれてきそう


が!!!バーバラさん、想像通りのとおおおってもチャーミングな方で

バーバラさんね、猫が大大大好きで、幼い頃は大きくなったら猫になりたかったんですって(笑)。で、猫になれないと分かったから画家になったそうな


彼女の絵って独創的で、空想家の少女だったのだろうな~、と思っていたのですが、ところがどっこい。確かにそうなのですが、頭の中だけでふわふわ浮かんできたものを描いてきたわけではないんですね。バーバラさんいわく、模写、模写、とにかく模写してきたって


以下は私の中で印象的だったことランキング↓
◆第4位:初めてのダミー本を作成して、出版社に送り続けたところ、15社に断られ、16社目でやっと採用される。(あきらめちゃいけませんね!)
◆第3位:大学でArtを専攻したものの、田舎の大学で学べる先生もおらず、図書館でひたすらアートの本を借りて、全ページ(!!!)ひたすら模写して独学で学ぶ。(いい先生がいないから~、環境が~、とか言い訳できませんね

◆第2位:13歳で両親から馬をプレゼントされ(農場暮らし)、手に入る限りの馬に関するあらゆる本(解剖学から何から)を全部読み漁り、馬の絵を描く。(13歳ですよ?ただ絵がうまいんじゃないんです。研究意欲がすごい!)
◆第1位:モーリス・センダックに感銘を受け、コールセンターで電話番号を調べて、直接センダック氏に電話をして、ダミー絵本の作り方を教わり、NYへ移住!

『かいじゅうたちのいるところ』で有名なモーリス・センダック氏ですね。これってすごいことですよね!例えていうならば、田舎の少女がいきなりタモリの電話番号調べて「芸能人になりたいんですけど、どうすればいいですか?」と聞くようなもの。私の絵はまだまだだから・・・とかそんな謙遜ナシ

ひたすら模写にもびっくりしました。そういえばエミリー・グラヴェットさんも同じこと言ってた(ちなみにエミリーさんは小さい頃魔女になりたかった



こういう話を聞くと、つくづく、苦手なところを標準に持ってこさせるべく努力させるのではなく、好きな分野をひたすら伸ばしてあげるのがいいんだなあ、って思います。そして、才能とは努力の先、行動し続けた先にあるものだとも。好きなことだから、苦しい努力じゃなくて、努力を努力とも思わない楽しい努力(←ココがポイント)♪
そうそう、『どろんこのおともだち』に出てくるシャーロットの部屋は、バーバラさんの小さい頃の自分の部屋がモデルなんですって。ヘビだけは飼うこと許されなかったので、そこだけは憧れを反映させてるそうですが


北海道のレポートも楽しく読みました。私も茂木さん好きです。くまさんみたいな茂木さん、喋り方も「ザ・賢い人」ってかんじじゃないのがいいなあと思います。貴重な経験いっぱいして充実してるね!すばらしい☆
「この人の前では言い訳はできないなあ!」という感想がなおさんらしい(^_^)
茂木さんね、何がおかしかったか、ってあの壇上に一人だけリュックとダウンジャケットをぐしゃぐしゃって床に置いちゃうの。誰一人壇上にそんなもの置いてないのに(^_^; 小学生男子か!?って隣席の人と思わずツッコミつぶやきました(笑)。