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~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

433 HUMBLE PIE 『ROCK ON』〈1971 イギリス〉

2020年06月02日 20時01分00秒 | CD日記 '70洋楽編
                 

                 1)SHINE ON
                 2)SOUR GRAIN
                 3)79TH AND SUNSET (RECORDED BY ANDREW JONES)
                 4) STONE COLD FEVER
                 5)ROLLIN' STONE
                 6)A SONG FOR JENNY
                 7)THE LIGHT
                 8) BIG GEORGE
                 9) STRANGE DAYS
                 10) RED NECK JUMP

ハンブル・パイの4thアルバム。
元ハードのピーター・フランプトン、元スモール・フェイゼズのスティーブ・マリオットを中心に、1969年に結成されたハンブル・パイ(以下:パイ)。
メンバーのラインナップからスーパー・バンドに見られたようですが、なかなかパッせず。
方向性が見出せ始めたのが、この4thアルバムにあたります。
すみません、私自身1stは聴いたことあるのですが、2ndと3rdは未聴。なので本当の感想は言えませんが、1stはブルーズ、2ndはアコースティックが強く、3rdは“1st+ 2nd÷2”の作風であると、音楽誌等で読んでおります。
4th以降の彼らアルバムを聴いているので、このアルバムがハンブル・パイというバンドの方向性を見出した第1歩となったのは、わかるような気がします。

1972年の『SMOKIN'』のような“濃厚で、重量級”といったものではなく、全体の印象としては、風通しの良い軽快なロックアルバムといった感じでしょうか。
その中でも、後のパイを表すような骨太なロックの4)が最高です。初めて聴いたとき、イントロの厚いギターに「おっ!」となり、マリオットのVoが入ると「よっしゃっ!」という気持ちになりました。
私は6)も好き。この曲、アコースティック調で始まり、終盤でゴズベル調に盛り上がります。そこが感動を呼びます。
ピーター・フランプトンのキャッチーなロック志向と、スティーブ・マリオットのブルーズ、ソウル、R&B調のロック志向の違いが、このアルバムを通して感じられます。
このことが後に、フランプトンの脱退、そしてマリオットを中心としたラインナップで『SMOKIN'』という名作も生まれ、ハンブル・パイはソウル、R&Bを根ざしたロックバンドとなっていくのです。

[CD日記 '70洋楽編 # 57]

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