やっと、やっと読みました。
「のぼうの城」
のぼうの城 | |
和田 竜 | |
小学館 |
正直、この作品は野村萬斎さん主演の映画化で知ったのですが、実はいまだに見ることができず。
でもず~っと気になってました。
和田竜さんといえば、「本屋大賞」でこの作品が有名になりましたね↓
村上海賊の娘 上巻 | |
和田 竜 | |
新潮社 |
もちろん、こちらも未読でございますがまずは最初に有名になった作品から。
ストーリーはこちら↓(ネタバレです)
天下統一を目指す豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じるも、その中には最後まで落ちなかった武州・忍城(おしじょう)と呼ばれる支城があった。その城には領民からでくのぼうをやゆした“のぼう様”と呼ばれ、誰も及ばぬ人気で人心を掌握する成田長親という城代がいた。秀吉は20,000の軍勢で攻撃を開始するが、将に求められる智も仁も勇もない、文字通りのでくのぼうのような男の長親は、その40分の1の軍勢で迎え討とうとする。 (yahoo!映画より)
正直、最初は「う~ん、人物説明が多くて退屈だなぁ」という感想
でも、文庫本で下巻に入ると、「のぼうさま」を助けようと、家臣・農民たちが奔走し、対立する武将たちの気持ちも盛り上がってくるのにつれ、読み手も興奮してきました
頼りな~い『でくのぼう』のお殿様を、百戦錬磨・武芸に秀でた武将たちが助けて城を守る・・・
ん?
「怠け者だけど『知将』」で知られたヤンの人柄に惹かれたのか、戦がしたいがために血気盛んになった猛者たち・・・
ちょっと『銀河英雄伝説』のヤンウェンリー率いる「自由惑星同盟」に状況が似てない
と思っちゃって
まぁ、一番の違いは、「のぼう」と呼ばれる城代は、本当に怠け者で頼りないのか、計算で「でくのぼう」を演じているのか、最後までわからないところ。
非常に魅力的な人物だった
説明できないけれど、なぜか人を引き付ける「人柄」「人望」っていうのはあるんだなぁと。
そして、戦に入ってから、いわゆる有名・無名の武将たちの「合戦」が生き生きと描かれて、血が騒ぎましたね
戦は「謀略」から始まるにしても、個々への「憎しみ」はなく、むしろ猛者には「尊敬」を覚える。
これって、日本の武士道ならではの潔さだと感じましたね。
前半がもたついた分、後半はテンポよく、そしてすっきりとあっけない幕切れで、外国のドラマみたいでした。
時代小説、やっぱ面白い・・・けど、家系図・人物の名前を把握するのが大変
ところで、映画の方の配役は次の通り。
キャスト
成田長親:野村萬斎 正木丹波守利英:佐藤浩市 甲斐姫:榮倉奈々 酒巻靱負:成宮寛貴 柴田和泉守:山口智充 石田三成:上地雄輔
大谷吉継:山田孝之 長束正家:平岳大 成田氏長:西村雅彦 成田泰季:平泉成 和尚:夏八木勲 北条氏政:中原丈雄 珠:鈴木保奈美
たへえ:前田吟 かぞう:中尾明慶 ちよ:尾野真千子 ちどり:芦田愛菜
豊臣秀吉:市村正親
実はまだ見てないんです。(ようやくブルーレイ借りました)
まぁイメージ通りの人あり、そうでない人あり・・・
メインキャストの中では正木丹波の浩市さんはもうカッコ良すぎでしょ脇(特に農民たち)は良さそうですねぇ~
ただ、「でくのぼう」のイメージの城代が、いかにも切れ者に見える萬斎さん・・・どうなんだろうなぁ。
戦のシーンもどこまで描けてるか、興味津々です。
映画を観たら、感想をUPしたいと思います!
ああ、彼しか演じることが出来ないと思えますよ。
逆に、史実の忍城攻めは、野村萬斎がいないとモタナイように感じます。
(無論、野村萬斎不在で、石田三成を苦しめました ^^;)
拙ブログでも、感想を書きましたが、
戦国スキーから言うと、忍城攻めを題材にした小説は、
「水の城」(作・風野真知雄)の方が、面白いのですが・・・
ブレイク前のオノマチ。まだ小さい芦田愛菜ちゃん。
今思うと、贅沢な映画です。
山田孝之のお尻は、誰得なシーンですが(ネタバレ陳謝)
はぎおさんの映画の感想を楽しみにしております(^^)
こんにちは。
>野村萬斎さん@のぼう様は、映画を見ると、ああ、彼しか演じることが出来ないと思えますよ
そうなんですね(^_-)-☆楽しみだなぁ~早く見たいです♪
風野真知雄さんのお名前は存じているのですが、小説はまたしても未読^m^ちょっとそちらも読破してみたいです。
歴女を名乗る私ですが、忍城水攻めのこと、全く知らなくてお恥ずかしい次第(^_^;)まぁ、戦国時代は有名武将しか知らないものですから。でも、なかなかに見応えのある合戦で楽しかったです!
たしかにでくのぼうではないのですが・・・
うん、納得!!!と思った映画でした!!
遅くなってゴメンナサイ<(_ _)>
映画、ようやく見終わりました。
感想はまたアップするとして・・・
萬斎さん、唯一無二の存在感でしたね。
若干私的には「でくのぼう」感はなかったですが、あの踊りのシーンは彼なくしては語れませんね(^_-)-☆
リューザキ弾正さんに先を越されました。(笑)
「のぼう~」のほうは、もともと映画シナリオで賞をとったもので、
それを作者本人が映画化前提で小説化→映画となったものです。
ですので、小説を読んだ印象は「まさしくシナリオだなあ」でした。
個々の登場人物にイマイチ深みはないのですが、
映像になったらうまくキャラ立てされるだろうなあという書き方で。
私も映画は地上波放送を録画したまま放置状態なので、
いずれ見ようと思っています。
はぎおさんの感想も楽しみにしています♪
こんにちは。
そうですか~「風の城」ますます興味が湧きますねぇ♪
「のぼうの城」は小説→映画というパターンではなかったんですね!それは知りませんでした。
>小説を読んだ印象は「まさしくシナリオだなあ」でした
なるほど!そうかもしれません。
また映画の感想をUPしますね~