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新国立劇場ヴェルディ「椿姫」2024.05.16初日批評(No.2861)

2024-05-21 06:36:07 | 批評

2015年5月10日初演以来、全く「受けていない」ブサール演出ヴェルディ「椿姫」をいつまでも未来永劫再演するつもりか! 新国立劇場


主役3名 : 【ヴィオレッタ】中村恵理、【アルフレード】リッカルド・デッラ・シュッカ、【ジェルモン】グスターボ・カスティーリョ は充分に歌っているのに、終演後今回も1人もスタンディングオベーション無しで盛り上がり皆無となった新国立劇場ヴェルディ「椿姫」。脇役も責任を果たしている。指揮=フランチェスコ・ランツィロッタ、東フィル、新国立劇場合唱団もきちんと演奏している。何故か?

ブサール演出が極めて不味く、反響板皆無で少し後ろで歌うだけで(合唱以外は)響きが貧弱に客席に届き、特に第3幕は、最後の最後にヴィオレッタが前に出て死ぬシーン以外全部が全部奥歌いで響かなかったから


  第3幕は、反響板が無いだけでなく、ヴィオレッタの病床代わり=ピアノ を奥に配し、その手前に「これだけは」木製で、ピアノ「だけ」を見せる穴が開いた板を全面に置く。中村恵理 は横たわっている上、声が遮られる。アルフレート や ジェルモン は、厚い遮幕の向こうで歌うので、更に聴こえない。
 これは惨い><

演出で最も悪いのは「主役の歌を邪魔する」演出である


  まさに、ブサール演出「椿姫」そのものである。


ブサール演出「椿姫」一式は即焼却廃棄して欲しい。2002年9月5日初日ヴィオレッタ=アンドレア・ロスト の ロンコーニ演出が残っているなら、戻して欲しい。1階客席総立ちのスタンディングオベーションであった演出。
もし、ロンコーニ演出が廃棄済ならば、粟国淳演出(2019.01藤原歌劇団)、原純演出(2022.01足利オペラ・リリカ)のどちらかを起用して新演出して欲しい。歌を邪魔しない演出である。




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