アンコール曲以外は、私高本は全て初めて耳にする曲ばかりで構成されたプログラムビルディングで本格的ソロ東京デビュー を飾った 法貴彩子(ほうきさやこ) だったが、全ての曲が「手の内」に入っており、表現巾が デュナーミク も テンポ も極めて大きく、作曲家の意図を再現したように聴こえた。
2ヶ月前に 兵庫県立芸術文化センター にて同一公演を開いており、各曲も また プログラム全体も掌握し切ったように感じた。
法貴彩子 の優れたポイントは
私高本はあまり現代作品を聴く方ではないが、レパートリー の傾向は違うが6日前に同じトッパンホールで聴いた ムラロ の メシアン を想起するほどのレヴェルの高さである。
法貴彩子 は2012年に集中して聴いたピアニスト。4回聴いて、1回が日本ドイツリート協会でシューマン歌曲の伴奏、1回がラヴェル両手協奏曲、2回が「ラヴェル+現代作品」だった。当時は「現代作品はラヴェルほどは説得力が無い。だがおそらく私高本の理解力不足だろう。」と思っていた。
今日の演奏を聴いてはっきり認識した。
このことを教えて頂いた 法貴彩子 に深く感謝する次第である。
今後は、「関西エリア」で『マーラー交響曲第4番 & 第6番 の(他人の手に拠る)編曲版』などが予定されている。
これほど「現代作品」を説得力ある演奏できるピアニストを私高本は、ムラロ しか知らない。(ついつい、メシアン ピアノソロ全集購入してしまった、、、)
この「大型ピアニスト」の今後は目が離せないが「ソロ」はどの方向に舵を切るのだろうか?
大型知性派ピアニスト 堂々 東京へ登場 法貴彩子
2ヶ月前に 兵庫県立芸術文化センター にて同一公演を開いており、各曲も また プログラム全体も掌握し切ったように感じた。
法貴彩子 の優れたポイントは
全曲の構造をはっきり把握しており、「音楽の流れ」「声部制御」が高く維持されている
リズム感が徹頭徹尾躍動している
遅い箇所でも、ピアニッシモの箇所でも、どこを切っても躍動!
ペダリングが絶妙。特に ノンペダル と 長い長い踏み変え無し は圧巻!
現代作品に頻出する 特殊ペダリング も勿論何の苦もなく聴かせてくれました。
『音』自体の美しさ。明るく細身の通る音色!
私高本はあまり現代作品を聴く方ではないが、レパートリー の傾向は違うが6日前に同じトッパンホールで聴いた ムラロ の メシアン を想起するほどのレヴェルの高さである。
法貴彩子 は2012年に集中して聴いたピアニスト。4回聴いて、1回が日本ドイツリート協会でシューマン歌曲の伴奏、1回がラヴェル両手協奏曲、2回が「ラヴェル+現代作品」だった。当時は「現代作品はラヴェルほどは説得力が無い。だがおそらく私高本の理解力不足だろう。」と思っていた。
今日の演奏を聴いてはっきり認識した。
聴いたことの無い初聴の曲であっても(しかも現代作品であっても)演奏が素晴しければ私高本も大いに感動する!
このことを教えて頂いた 法貴彩子 に深く感謝する次第である。
今後は、「関西エリア」で『マーラー交響曲第4番 & 第6番 の(他人の手に拠る)編曲版』などが予定されている。
これほど「現代作品」を説得力ある演奏できるピアニストを私高本は、ムラロ しか知らない。(ついつい、メシアン ピアノソロ全集購入してしまった、、、)
この「大型ピアニスト」の今後は目が離せないが「ソロ」はどの方向に舵を切るのだろうか?