Piano Music Japan

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「完成した、と思っているピアニストの演奏」 > 「未完成、と思っているピアニストの演奏(No.2360)

2014-01-30 23:54:46 | 作曲家・シューベルト(1797-1828

「完成した、と思っているピアニストの演奏」 > 「未完成、と思っているピアニストの演奏


 2月4日 の演奏会の準備の為に「手持ちのシューベルトピアノCD」を全て聴き直した。漠然と聴いていた時は、

ケンプ & クリーン の演奏が良い、と思い込んでいたが、改めて聞き直したら、バトゥラ=スコダ & ティリモ の方が、「ヘンレ版第3巻」に収録されている曲では『楽章単位』ではっきり上だった


 つまり、「全楽章は完成していない」と思って録音したピアニストよりも、「全楽章が実質完成している」と思って録音したピアニストの方が上だった!

 今回、佐伯周子が演奏する曲で言えば、D279/1, D279/2, D459/1, D459/2 である。「ピアノ技巧」的には、(年老いていたとは言え)ケンプ や (まだ年も若かった)クリーン の方が勝っているような気がしていたが、私高本 = 猫頭ヒョーロンカ の妄想だった。

『完成している!』と言う確信が、名演を引き出す原動力!


と感じた次第である。「補筆完成版」については、バドゥラ=スコダ & ティリモ とは全く見解が異なるのだが(爆

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