ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

全日本学生音楽コンクールイン北九州

2014年09月17日 | レッスンメモ
今年は夏らしい夏がないまま、もう秋に突入しましたね。すっかり涼しい秋の風。空気が乾燥して洋服の肌合いもサラサラして気持ちがいいです。特に有難いのはピアノ部屋です。夏の間じゅう乾燥機やエアコンを活用して対策していますが、やはりカラッとした自然の空気が一番。これからの季節、我が家のピアノの一番いい音が出る時期です。

さて、今月最初の連休は北九州で行われた全日本学生コンクールの予選に通いました。本当に素晴らしい演奏がいくつもあり勉強になりました。小学生の部と中学生の部の演奏を聴いたのですが、みずみずしくて、はつらつとしていていいですね。一生懸命、誠実に取り組んでいる気持ちが伝わってきて、見ていてとても心地良かったです。数ある日本のコンクールの中でレベルの高いコンクールですから、出演者も課題曲もハイレベル。そんな中、中学生の部ではショパンのエチュードの難しさを改めて痛感しました。これに苦労している出場者が少なくなかったように思います。ショパンのエチュードにどの時期から取り組ませるか、これはピアノ教師としていつも頭を悩ませるところです。もちろん生徒によって違うということはあるにしても、なるべく早めに取り組ませた方がいいかなという思いを強くしました。

それにしても同じ舞台で同じピアノを使って同じ曲を弾いていても、出てくる音は演奏者によって違いますね。綺麗な音が魅力的で、「素晴らしい!」と思う方の出す音は何だかちょっと、シャープがかったような音に聴こえたりしました。若々しくて、迷いのない澄み切った音を連ねた演奏がいくつかあって感動しました。上手な人ばかりのコンペでは、「音」の違い、そして空気感が鍵を握っています。私は少しくらいミスがあっても、素晴らしい音を出してくれる子に将来性を感じます。

いい演奏をたくさん聴いて、こちらも元気をもらいました。

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