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登山列車に乗る ~GRINDELWALD発~【スイス旅行記】 

2007-10-03 20:05:42 | スイス旅行記 2007夏



〈「上を向いて歩く to グリンデルワルト駅」の つづき 〉






GRINDELWALD(グリンデルワルト)駅に到着しました。

ホテルからは15分ほど。
私は、約25人の列の最後尾にいるので、
先頭のガイドさんは、はるか前の方・・・
ちょうど 線路を渡りながら こちらを見ています。



私は 元気です。
いや ホント良かったです。

実は、この日の朝(5時半過ぎ)、
起きた時に、「ピリ」と頭痛がして
起きてトイレに行ったら、頭痛と吐き気。
まさか こんなところで偏頭痛?

一瞬のうちに
「もしも今日出かけられないとどうなるんだろう?」
「大変なことになる」
「やばいやばい・・」
恐怖と不安が頭の中を駆けめぐりました。
だって、こういう団体旅行で、1日休むっていうのは
とっても大変なことだと思うんですよ。
それこそ、色んなところに迷惑をかけることになるに違いない。

「なかったことに なかったことに・・・」

「何ともない、大丈夫だ」と自分に暗示をかけながら
脚のツボをさすったりしてみました。
そうしたら
不思議なことに、一瞬で 治ったのです。
あれは一体何だったの? というぐらいに、すっかり何ともなくなりました。
うーん ホントに不思議。
何だったのでしょうね。

前々日の24時間旅行の疲れ?
意外と 翌日じゃなくて、安心した頃(翌々日)に出るもの。
というのも、朝食に行った時、私以外にも
やはり体調不良を訴えている
ツアー仲間の女性を見かけたので。
ガイドさんが、
「や~? とにかく 1000mで高山病になることはないんで~え」
と話しているのが聞こえました。
(ガイドさんは、若干バブル世代トーク調 入っています)

そんなわけで
何ともなく 無事にこの日を送ることができそうで
本当に 本当に 良かったです。




“ヨーロッパっぽい” 表示板。

私達が乗るのは、左の方に書いてある
“Kleine Scheidegg (クライネ・シャイデック)” ゆき。
08:02 発って書いてありますね。

逆ゆきの電車の行き先は、“Interlaken Ost (インターラーケン・オスト)”
インターラーケン行きだったんですね。知らなかったー。
グリンデルワルトは、インターラーケンからユングフラウヨッホへ向かう
通り道になっているんだ。
(後になって 振り返って、色々と勉強しています)



乗るのは このイエロー&グリーンの電車です。
そういえば、こんな黄色を カナリア色って言うんでしたっけ。
ならば、この黄&緑 2色の組み合わせは「インコ色」って感じ?
(いや、サッカーで「カナリア軍団」と呼ばれた
 ブラジルのユニホーム(上着)は 黄色×緑色だったから
 これだけで「カナリア色」でオッケーか)



列車に乗り込むところです。


「登山鉄道」ということで、
列車に乗ると、ぐんぐんと山を登っていきます。



車窓からの風景。



実は この頃、私達から見える山の上には
雲が もくもくと湧いてきているのでした。

白い山の方に気をとられていて、あまり見ていませんでしたが
この時「上を向いて歩く to グリンデルワルト駅」にも、
アイガーの上の方に雲が広がってきているんですよね。

こんなにきれいにアイガーが見えてから「朝、ホテルから見える山々
ほんの数十分後なのに、山の天気の変化は早い。





この壁は、シュレックホルンですね。
シュレックホルンの上も、どんより。



街が遠く、だんだんに下の方に… (よく見ると この写真は酷く曲がっていますが)



お天気に一抹の不安を抱えながら
列車は山を登っていきます。





登山列車に乗る ~雲行き怪し~」へ つづく



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