デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



高速列車TGVのeチケット

2000年以降に登場したといっていいのだろうか。私個人は、eチケットというものを(航空券でだが)初めて目にしたのは、2005年だったと記憶している。旅行先で出会った知り合いが帰りの空港で手にしていた。
近年では飛行機だけでなく列車の乗車券や指定席券も、インターネットに接続できる環境でクレジットカードさえ使えればeチケット(もしくはチケットレスサービスともいう)を即購入できることが多い。対象のサイト上で決済が完了したら、鉄道会社からeチケットやeチケットへのリンクの知らせがメールで送られてきて、それをダウンロードもしくはアクセスし、eチケットをプリントアウト、それを持って乗車すればよい。表現が大げさになるようだが、まさに「ケータイをかざすだけ」のような感覚の手続きで済むのだ。そのことをご存知の旅行者も少なくない。


冒頭の画像の右上



冒頭の画像の右下

冒頭の画像に映っているのがネット上で購入したパリからアヴィニョンまでのTGVのeチケットである。もちろん、プリントアウトしたeチケットは列車を下車するまで所持し、失くしてはいけない。


これはフランスからオランダまでの高速列車タリス(THALYS)のeチケット



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この説明図でどのようにすればいいか分かる



検札のQRコード検知機の調子が悪かったら日付のスタンプで代用された(笑)

繰り返すようだが、ネット上で購入→メールで送られてきたeチケットをプリントアウト→eチケットを現地の列車内で検札に見せる、というだけなのだ。ちなみにeチケットの場合は日付刻印機で刻印する必要はない。
このように今や非常に便利な時代なので、個人旅行者としてはこれを利用しない手はないと思う。ありがたいことに、こちらこちらといったサイトをつくってくださってる方々もいるのだ。購入に当たって、細かい分からない単語を自分で調べる気概さえあれば何とかなるものなのだ。
それに画像をご覧になって分かると思うが、パリ→アヴィニョンのTGVが25ユーロ(往復で50ユーロ)、パリ→アムステルダム中央駅のタリスが35ユーロ(往復で70ユーロ)と、やりよう(約三ヶ月前に予約)によっては激安になるのだ。
ただ、一つ問題がある。二三ヶ月前に予約・購入するわけだから、そのチケットにある行き先が二三ヵ月後にも本当に行きたい場所であり続けているかどうか、の問題だ(笑)。二三ヶ月の間に現地についていろいろ調べているうちに、当初熱烈に行きたいと思っていた場所が、飛行機に乗るまでに「二の次」になってしまうことが、人間だから往々にして起こることがある。そうなってしまったら、eチケットを現地で捨てる割り切りも、時に必要かもしれない。短い旅行期間なら、貴重な時間となりうるのだから。
ちなみに値段のことだけをいえば、eチケットほど安くはならないが、現地の切符売場で数日前予約して購入したほうが、日本の旅行会社を通して事前購入するよりも安くなることが圧倒的に多い(多いという言葉で濁すのは、日本の旅行会社での予約の時期や、通貨のレートの上下などの変動の要素がわずかでも残るからだ)。タリスも現地での数日前購入でパリ→デン・ハーグHSまで片道90ユーロでお釣りが来たことがある。
もちろん、行きたい場所は現地で最終決定しそれが列車を乗りまくっての旅行あれば各種のレイル・パスの類の購入・使用も有効ではある。ただ、そうでないならば、すぐに割高なレイル・パス購入に走るのではなく、如上の方法での移動費と時間の節約を検討したり、現地の切符売場で購入をお勧めしたい。いろいろなやり取りをしたら、さまざまなことが学べるし、それが後にいい思い出になるものだ。

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