Petrol Bug's

――――― THE SUNBEAM FROM THE FAR EAST ―――――

Tool Bags

2010-10-19 | Weblog
サドルシートのスプリングに取ってつけているツールバッグが、ポジション上ちょっと邪魔臭いので別途サドルバッグを取り付けてみた。



フェンダーにベルト留め。ずり落ちたりはしないと思うが…どうだろう。



何せオンボロのサドルバッグなので工具の重みで破れないとは限りますまい。キャリアを作ってしっかりした工具入れを増設するという手もあるにはあるが……あまり気が進まないなあ。ないにこしたことはないというか。
 

Living Dead Tourin...what?

2010-10-17 | Weblog
幾度か短い距離を走ってブリーザーからのオイル吹き返しはどうやら落ち着きそうな気配。まだちょっと吹くが、走行後滴るほどではなく、飛沫程度であるように思われる。よし、100kmほど走ってくるかと東名を目指して環八を走っていたのだが…。目黒通り手前、信号で停車した際にはたと異変に気づいた。…なんかデコンプレバーがぶらんぶらんしてます。逆出しレバーの位置決めと固定を担うマイナスネジの脱落です。………実際問題走行に支障はないのだが、このまま東名に乗って目的地まで行くのはどうも気持ちが悪い。ここのネジ、なんだっけなあ…家にあるかなあ…いずれにしても短く切らなきゃならんから学校行くか…などと考えながら一旦帰宅。逆側のネジを緩めてチェックしたところ、2BAだ。これなら潤沢に在庫がある。長い2BAで仮留めし(貫通なので締め込むとワイヤーに干渉する)学校へ。





手早く2BAをカットし、ロックタイト弱を塗布して締め込む。もう緩みませんように。そのほかキャブフロートのフタについているメクラネジ(これ何のためについているんだろうか?)も緩んでいたので増し締め。何だか出鼻を挫かれたので、本日はこれにて終了…と。

それはさておき、スピードメーターのついていない我がビームだが、iPhoneにサイクルコンピューターのアプリがあることに気づいて早速使ってみた。



The Bike Computer。無料です。詳しいことはまだちょっとよくわかっていないのだが、少なくとも走った距離とルート、最高速、平均速度がGPSやGoogleMapと連動してチェックできるのは確かだ。移動した標高差なんかも見られる。速度なんかはたぶん大体でアテにはならないだろうが、いろいろ鑑みても一応50~60マイル出ている様子。おお、ちゃんと走ってるなあ。本日の走行距離は75kmほど。始動時たまにキャブがオーバーフロー擦る以外は目立ったトラブルはなかった。オーバーフローは…なにかひっかかってんのかな?
 

Restitution?

2010-10-15 | Weblog
タイミングを合わせて原状回復。オイルの戻りも確認。一応今のところはきらきらしていない。ついでにタペット再調整とクラッチ系統の調整も行った。エンジンを始動してみた限りでは問題はなさそうだが…。





学校周辺を幾度か試乗。しつこくクラッチまわりを調整し直して、どうにか無音でギアチェンジできるところまでこぎ着けた。オイルを80-90Wから85-140Wに変えたのだが、タッチが全然違う。ぐにゅっとソフトにチェンジが決まります。タペット音も小さくいい感じだが…。どうもやっぱりブリーザーから激しくオイルを吹きます。1kmにも満たない試乗でチェーンまわりが(ブリーザーはオイルタンクからチェーンガードへ行っている)どろどろだ。後家合わせしたクランクケースにはどこかの誰かが開けたブリーザー用のネジ穴があり、現状それはメクラされているのだが、ここから内圧を逃がそうかな…と思っていると…。居合わせた前オーナーから「オイルタンクのフタに開いている空気穴が埋めてあるから、まずはそれを開け直してみては」との指摘があり、実行。短い距離の試乗では症状が改善したようにも思えたが…。





何はともあれ羽田を回って帰宅。ある程度距離を乗ってみると、点火タイミングが以前よりもやや早くなっていることに気づく。…とは言え、早過ぎるわけでもなさそうで、以前と今回、どちらの点火タイミングが最適なのかは判然としない。何せ合わせ方がかなりアナログだからなあ…。でもやっぱり気持ち早い気もしないでもないが…。どうなんだろう?ギアの入りはすこぶるいい。でもやっぱりブリーザーからオイルは吹くようで…どろどろはどろどろだ。タンクになみなみ注いだから、多すぎるがゆえのトラブルかも知れないが…。もうちょっと乗って見て収まらないようであれば、やはりクランクケースから圧を逃がすべく何か対策を施そう。

タペット音も小さくなりましたが…。そのせいかアイドリング時に鳴る音が気になりはじめる。何かきゅきゅきゅと鳴っているような気がするのだ。例えばその…バルブステムとガイドが擦れるような………ノイローゼか?回している感じでは妙なところはない。止まってガイドまわりを確認したが、特にガイド穴が広がっている様子もまだない。金属粉もあるにはあるが…これはまあ、許容範囲な気もする。何よりここは前回から別にいじってないしな…。あ、でもタペットクリアランスは詰めたな…。明日クリアランスを確認し直してみるか…。プラグの焼けもチェックしよう。若干スローを薄くしたので。

全体的にはまあ…以前よりも(少なくともギアチェンジとクラッチについては)快調になった気がする。気がするけど…一体この車両を心から信じられるようになる日は来るのだろうか?英車煉獄。
 

Lame Fabric

2010-10-13 | Weblog
あれ…?ずいぶん見慣れたこの光景は…?



…まあ、聞けよ。先日のツーリングを受け、気分を良くしてギアオイルの交換とタペット調整でもしようかと学校へ走ったわけです。ギアオイルを85-140Wに入れ替えた後、何となくオイルタンクも覗いてみると…。



どうみても1/4ほどしか入っていません。まいどありがとうございます。高速巡航でブリーザーから吹いたにしては後輪リムはそれほどベタベタではなし…オイル漏れにしては駐車時下に激しいオイル溜まりは認められなかった。燃えて消えたにしては量がちょっと…。ひょっとしてクランクケースに溜まっているのかと抜いてみるも…。



ちょびっとしか出てきません。妖怪の仕業か。油すましか。そして何よりオイルが黒い。それほど距離を走っていないのに…?さらに悪いことにはオイルがキラキラしている。小悪魔ageha的な何かに見える。……いやね、でもね、ちゃんとした距離を走ったのは組んでからこないだがはじめてだしね、ブッシュや何かのアタリがつくからこんなものかもしれないので黙殺という手もね…そこはかとなく金色に見えるしこれが何か鉄ということはないんじゃないかな?試しにオイルタンクの底に磁石を入れてまさぐってみると…。



…たくさん釣れました。オイル自体は指で揉んでも異物は触覚できないのだが、これは明らかにじゃりじゃりです。観念してオイルタンクを洗浄。





…なかなかの量です。ヘッド方面にはオイルは回っていないので、何かが砕けたとしたらいちばん怪しいのはタイミングケース内だ。ええ~…。タイミングケースを開けるとなるとそれはつまりタイミングチェーンを外すということであり、そうするとまたタイミングを合わせねばならず、であれば当然あのたくさんのマイナスネジで留まっているプライマリーケースまで開けなければいけない事態に…。とは言え、見てしまったからにはなあ…ということで1枚目の写真の状態に行き着くわけです。話が長い。結論を言うとタイミングケース内は一切無事であった。ブッシュ類もまだホーニング跡が残っており、変な摩耗は認められない。ギア欠けもなし。フォロワーも異常ない。まあひとまず何よりですが、では原因は…?

クランク内に欠けそうな箇所はないと思うので(ベアリングならもっとひどいことになっているだろうし)今のところ思い当たるのは…以前のピストン抱きつきか。あの後組み直してオイルも交換したが、オイルタンクの洗浄まではしていない。オイルの送り出口はタンクの底よりも少しだけ高い位置にあり、今回オイルを抜いた際にも底に金属粉が残っていたことから、オイル交換後も残っていて今回やっとそれに気がついたのではないか…と。つまり金属粉はピストンリングとスリーブ、幾許かのブッシュ摩耗?…いずれにせよ現段階でクランクケースまで割るのは憚られる。クランクケースの底もオイルの戻り穴からちょっと掃除して、新しいオイルを入れて少し走り、その後またオイルをチェックしてみる他はあるまい。



やれやれ…またタイミングの取り直しか…。それにしても…オイルの激しい減少は何なのだ。今後また減るようならブリーザーにキャッチタンクでもつけて確認するか…?あと黒さについても…ガソリンが落ちてんのかなあ…?
 

Living Dead Touring 01

2010-10-12 | Weblog
エンジンに問題はなさそうな気配なのでプラグをLodgeに変更。



ずいぶん前に作っていたエキゾーストパイプのステーを増設。



…などと細かい作業をやっていても一向に埒が開かないので行って来ましたツーリング。とは言えあまり遠くはまだちょっと…ということで手近な三浦半島へ。とりあえず風呂でも浴びるか、と。横羽線から大黒線、湾岸、横横、三浦縦貫と抜ければ1時間ほどで到着。横横辺りから景色が変わって緑も濃くなり、高速を降りたら後は畑か海である。スタートが遅かったため、日暮れた。



三浦で風呂といえば秘湯稲龍神山スポーツランド 星山温泉だが…ビームの初遠征で行くにはちょっと濃過ぎる…。そこでホテル京急油壷観潮荘の海洋泉「油壷の湯」を選択。ここは残念ながら温泉ではないものの、海水を温めているのがうれしい。顔を洗うとしょっぱい。昔は海洋深層水だったらしいんですが、京急がその事業に失敗したので今は普通の海水です。小網代湾に臨む眺望もさることながら、施設も小奇麗でなかなかいい感じです。参考画像がこれな。



風呂と休憩所でしばらく腰を伸ばした後、ほどよく冷めたエンジンに蹴りを入れ、道すがら目に付いた食堂へ。26号線の油壷入り口にある山崎屋食堂。店構えとのれんがいいな、と。



かわはぎの煮付け定食を注文。煮付けに小鉢、豚汁、小品、つけものなどあれこれついてきてお得。肝心の煮付けは甘めの味付けで好みではなかったが、ちゃんと肝がついてきたのがうれしい。あと付け合わせのキャベツの千切りがはっとするほどうまくて、時期を外せど流石は三浦だなと思った。腹も膨れたのでこれにて帰宅。正味130km程だから…たぶん巡航70km/h前後?片道で3Lほどガソリンが減ったから燃費としては…20km/lくらいか?



総括。全般的には今のところ無事です。

・初高速かつ慣らし中であったのでかなり上では心もとなかったが、慣らしが終わればもう少し出せるだろうから大丈夫だろう。実際アクセルの開度は1/2行くか行かないかくらいのものだった。三浦縦貫で1車線になったときに後続車がいなかったのは僥倖と言えよう。

・相変わらずN→1→2でギアが鳴る。「ギッ」か「ギギッ」くらいのものだから許容範囲といえば許容範囲だが…一方で2→3の時には一切鳴かず「スコンッ」と入るのしなあ。レバーを変える前は鳴かなかったので鳴かないようにもう少し調整を繰り返すしかあるまい。あ、あとオイルももちっと粘っこいのに変えよう。

・発進時などたまにスロットルをがばっと空けるとくしゃみをする。加速ポンプがあるでなし、これは気にしながら乗ることにする。

・見るのも恐ろしいバルブまわりだが…今のところ平気そうだ。乗る前に一応注油はしているが…効いているような気はしない。

・ハンドリングと車体は実に良好。体格に合っているというのもあるのだろうが、曲がるのが楽しい。小回りの利くバイクは最高。振動は流石にある。高速で1時間以上走ると、下りてから手がびりびりする。そういえば…何か落とし物をしていないだろうな…?明日にでもチェックしよう。

・暗いんです。すごく暗いんです。ライトの光量が貧弱過ぎる上にメットのシールドが黒いため、明かりのない夜道は車線を見失いそうになる。とりわけ高速では危険。とりあえずシールドを交換するか…。

・タペットのクリアランスをもうちょっと詰めてもいいかも。結構鳴る。
 

Offset Link

2010-10-08 | Weblog
一次側を緩めたためにビンビンになってしまったチェーンをオフセットリンクで伸ばします。伸ばしますが…。シングルピッチと2ピッチのものがあるのをまったく知らず、自動的に2ピッチが来てしまった。



当然このままつけるとだるんだるんです。なのでチェーン側を2コマカットして取付。タイヤの位置もほどよく真ん中辺りに来ましたが…。今度はリアブレーキワイヤーの長さが足りなくなったので引き直し。すぐ終わるかと思っていた僕がバカでした。



クラッチレバーも進角レバーと一体になったものに交換してみます。これまたタイコを付け直したり、ワイヤーの取り回しを変えたり…。挙げ句、握ってみてもまったくクラッチが切れていない。タッチもおかしい。???



その後プライマリーカバーのスラストプラグを一旦フリーにしてやってみると症状は改善。事無きを得た。…こうして書くとなんてことないんですけど、スラストプラグの調整ひとつとってもエキパイを一旦外したりしなきゃならないんですよね。何だかんだで作業に6時間近くかかってしまった。

帰り道の具合は…。まあ、いいような気がする。進角レバーが近いのは確かに操作しやすい。ただ以前のものにくらべてレバーがかなり短くなったために、調節幅の勘所を掴み直さねばなるまい。クラッチの切れはいいっちゃいいが、1、2速に入れるときにややギアが鳴る。その代わり?3速はスコン!と勢いよく入る。ギア鳴りは「ギッ!」くらいのものではあるけども…前は一切鳴らなかったので微調してみましょうかね…。スラストプラグをもうちょいねじ込んだ方がいいのかも?

涼しくなってきて一応エンジンの方は快調です。操作にも慣れて余裕も出てきた。このまま素直に育ってくれるといいが…。