病院という箱を作っても、医者は沸いて出てきません。
人口に見合った医師派遣ということを考えると、
病院を新しくしても新しく医師派遣増ということはありえません。
医師派遣撤退は、古い建物というよりは、古い体質なのではないでしょうか。
詳しい話は知らないので推測に過ぎませんが・・・。
急患が、後志管内から、小樽をスルーして札幌にくる現状を考えると、
身の丈にあった病院作りが肝要だと思いますが・・・。
大病院建築という大型公共事業という祭りが終わったあと残るのは
莫大な借金と、それに見切りをつけて札幌に逃げ出す住民だけです。
立派な平成の遺跡となることでしょう。
************************************
毎日新聞 2007年4月18日
対決の構図:注目の首長選/2 小樽市 新しい市立病院問う /北海道
◇病院黒字化が優先--佐藤氏
◇医師確保に移転を--山田氏
◇現在地で建て替え--森井氏
市中心部に位置し、築54年がたつ市立小樽病院。その新築移転問題が小樽市長選の最大の争点となっている。
「市立病院を新築すれば小樽は財政破たんする。長い間オール与党の市長が続いたことで議会のチェック機能がなくなっている」。小樽市民会館で告示前の13日夜に開かれた市長選立候補予定者3人による公開討論会。約1000人の市民を前に、元自民党衆院議員の佐藤静雄氏は現職の山田勝麿氏が進める市立病院の移転計画を痛烈に批判した。
市の計画では、市立病院は第二病院(同市長橋、築33年)と統合し、約1キロ東の築港地区に新病院(総事業費156億円)として建設される。昨年12月の市議会で基本設計の補正予算が組まれ、順調に進めば11年10月に開院する予定だ。
同市の病院事業会計は05年度末で約67億の累積赤字を抱える。財政再建団体入りした夕張市問題を受けた昨年の道の調査で、同会計と一般会計の間に不適切な会計処理が指摘され、約44億円の不良債務があったことも判明。佐藤氏は「まずは病院を黒字化することが優先だ。老朽化は壁や床、配管などをリフォームして補えばいい」と強調する。
これに対し、山田氏は「大学病院などから古い病院に医者は出せないと言われている。この状況を一日も早く解決しないといけない。リフォームも現在地での建て替えもこれまで議論したが、無理だった」と反論した。
市議を1期務めた森井秀明氏は民間の専門家を入れて経営改善後、現在地で建て替えるという立場をとる。「工事中は患者を民間や第二病院に振り分ければいい。いろいろな手法があるのに選挙で相乗りするから与党議員は疑問に思っても賛成してしまう」と民主や公明、自民党小樽支部から推薦を受ける山田氏と市議会の関係にくぎを刺す。一方で佐藤氏の主張についても「リフォームして何年もつのか。結局、無駄金になってしまう」と否定した。
2時間にわたった議論を聞き終えた市内の建設業の男性(63)は「過去2回の選挙は山田さんに一票を投じた。でも夕張問題があったから、今回政策で判断する」と話した。支援する政党や企業・団体で山田氏が圧倒的有利とみられていたが、状況は変わりつつある。山田氏の陣営幹部も「かつてないほど危機感を持っている」と話す。山田氏は3月末ごろから市内約200の主要企業を回ったり、連合を通じて組合の引き締めを図った。
佐藤氏は3月8日の出馬表明以降、後援会員約300人を通じて15回のお茶の間懇談会を開催し、約1000人に政策を訴えた。陣営幹部は「組織という組織はすべて現職についているが、知名度もあり、水面下で応援してくれる人が多い。現職の背中は見えている」と自信をのぞかせる。
森井氏は7000~8000の集票力があるとされる共産党から勝手連的に支持を受けるほか、市内約3000の個人宅や企業にあいさつ回りした。選挙期間中は街頭演説を精力的にこなし、無党派層の票の掘り起こしに力を入れる。【和田浩幸】=つづく
==============
◇小樽市長選立候補者◇(届け出順)
佐藤静雄 65 [元]副国交相 無新
山田勝麿 68 市長 (2)無現=[民][公]
森井秀明 34 [元]市議 無新
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人口に見合った医師派遣ということを考えると、
病院を新しくしても新しく医師派遣増ということはありえません。
医師派遣撤退は、古い建物というよりは、古い体質なのではないでしょうか。
詳しい話は知らないので推測に過ぎませんが・・・。
急患が、後志管内から、小樽をスルーして札幌にくる現状を考えると、
身の丈にあった病院作りが肝要だと思いますが・・・。
大病院建築という大型公共事業という祭りが終わったあと残るのは
莫大な借金と、それに見切りをつけて札幌に逃げ出す住民だけです。
立派な平成の遺跡となることでしょう。
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毎日新聞 2007年4月18日
対決の構図:注目の首長選/2 小樽市 新しい市立病院問う /北海道
◇病院黒字化が優先--佐藤氏
◇医師確保に移転を--山田氏
◇現在地で建て替え--森井氏
市中心部に位置し、築54年がたつ市立小樽病院。その新築移転問題が小樽市長選の最大の争点となっている。
「市立病院を新築すれば小樽は財政破たんする。長い間オール与党の市長が続いたことで議会のチェック機能がなくなっている」。小樽市民会館で告示前の13日夜に開かれた市長選立候補予定者3人による公開討論会。約1000人の市民を前に、元自民党衆院議員の佐藤静雄氏は現職の山田勝麿氏が進める市立病院の移転計画を痛烈に批判した。
市の計画では、市立病院は第二病院(同市長橋、築33年)と統合し、約1キロ東の築港地区に新病院(総事業費156億円)として建設される。昨年12月の市議会で基本設計の補正予算が組まれ、順調に進めば11年10月に開院する予定だ。
同市の病院事業会計は05年度末で約67億の累積赤字を抱える。財政再建団体入りした夕張市問題を受けた昨年の道の調査で、同会計と一般会計の間に不適切な会計処理が指摘され、約44億円の不良債務があったことも判明。佐藤氏は「まずは病院を黒字化することが優先だ。老朽化は壁や床、配管などをリフォームして補えばいい」と強調する。
これに対し、山田氏は「大学病院などから古い病院に医者は出せないと言われている。この状況を一日も早く解決しないといけない。リフォームも現在地での建て替えもこれまで議論したが、無理だった」と反論した。
市議を1期務めた森井秀明氏は民間の専門家を入れて経営改善後、現在地で建て替えるという立場をとる。「工事中は患者を民間や第二病院に振り分ければいい。いろいろな手法があるのに選挙で相乗りするから与党議員は疑問に思っても賛成してしまう」と民主や公明、自民党小樽支部から推薦を受ける山田氏と市議会の関係にくぎを刺す。一方で佐藤氏の主張についても「リフォームして何年もつのか。結局、無駄金になってしまう」と否定した。
2時間にわたった議論を聞き終えた市内の建設業の男性(63)は「過去2回の選挙は山田さんに一票を投じた。でも夕張問題があったから、今回政策で判断する」と話した。支援する政党や企業・団体で山田氏が圧倒的有利とみられていたが、状況は変わりつつある。山田氏の陣営幹部も「かつてないほど危機感を持っている」と話す。山田氏は3月末ごろから市内約200の主要企業を回ったり、連合を通じて組合の引き締めを図った。
佐藤氏は3月8日の出馬表明以降、後援会員約300人を通じて15回のお茶の間懇談会を開催し、約1000人に政策を訴えた。陣営幹部は「組織という組織はすべて現職についているが、知名度もあり、水面下で応援してくれる人が多い。現職の背中は見えている」と自信をのぞかせる。
森井氏は7000~8000の集票力があるとされる共産党から勝手連的に支持を受けるほか、市内約3000の個人宅や企業にあいさつ回りした。選挙期間中は街頭演説を精力的にこなし、無党派層の票の掘り起こしに力を入れる。【和田浩幸】=つづく
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◇小樽市長選立候補者◇(届け出順)
佐藤静雄 65 [元]副国交相 無新
山田勝麿 68 市長 (2)無現=[民][公]
森井秀明 34 [元]市議 無新
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なんか、「(医療機器が)古い病院には」ってのを「建物が古い病院には」ってすり替えてるよ絶対。
医療機器が古い
スタッフの考え方が古い
経営陣の考え方が古い
あたりが正解かなと思います。
今回は本当に痛ましい事件です。
不勉強がゆえ、深い考察はできませんが。
久間防衛相の発言は納得が行きます。
正直頼りない・・・。
小樽市長選出馬の佐藤静雄氏、
様々な誹謗中傷があるようですが、
仮に自分が小樽市民であれば是非投票したい。
小樽の中しか知らないぬるま湯に浸った井の中の蛙に、
北海道の中核都市の舵取りがまかされてしまうのは
我慢なりません。
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200612160000/ 参照