goo blog サービス終了のお知らせ 

五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

マッチポンプ

2007-07-05 09:38:48 | 医療問題
毎回、某新聞社のマッチポンプぶりにはあきれる。
面の皮が厚いというのはこのことだろう。

*****************************

Speaking:そこが聞きたい 県医療審産婦人科部会長・小林浩さん /奈良
毎日新聞 2007年7月4日

◇「大淀病院問題」契機に産科医療整備へ 小林浩さん(52)
 大淀町立大淀病院で昨年8月、五條市の高崎実香さん(当時32歳)が分娩(ぶんべん)中に意識不明となり、転送先探しが難航し搬送先で死亡した問題で、産科医療の問題点がクローズアップされた。県は総合周産期母子医療センターの整備を予算化し、体制改善に向けた取り組みが進んでいる。センター建設拠点の県立医大産婦人科で医師、看護師確保にもあたっている小林浩教授(52)に現システムの問題点やセンター開設の課題を聞いた。

◇不安解消へ医師増員に全力
??大淀病院問題で、県内の産科医療体制の未整備を指摘する声が多方面からありました。
◆この問題が明らかになった時点で、奈良が総合周産期母子医療センターが整備されていない8県の一つだったことは確かです。しかし必ずしも医療水準が低いわけではありません。北部に人口が集中し、南部は山間地。人口の分布が不均衡で、センターを作るには地理的制約があるのです。県北部は医師も多く問題ありません。

 大淀病院の産科休診で、県南部でお産ができる病院がなくなりました。妊婦の方々には不安の声があります。
◆県南部の産科医療は大淀病院が担っていました。年間で250?300件の出産がありました。なのに数十年にわたり、産婦人科医が1人しかいませんでした。外来、手術、当直を毎日繰り返す。病院で寝泊まりして、土日も休めない。県南部のお産を個人の奉仕精神に頼っていたことが問題でした。

 医師を増やし、大淀病院か県立五條病院で産科を再開させたい。県立医大や和歌山県内の病院から医師を派遣、サポートすることが必要です。病院でなく、助産師にお産を頼む人もいます。異常が起きた時には専門性の高い病院への搬送を事前に説明しておけば、妊婦は安心できます。安心のためには高度な医療が必要。だから集約化は避けて通れません。

 総合周産期母子医療センターは当初予定より遅れて来年5月に開設されます。なお残る課題は何ですか。
◆医師と看護師の確保です。新たに医師6人、看護師約30人が必要です。医師は私の責任で集めます。県内の関連病院から呼ぶと病院側が困ってしまうので、全国各地に足を運んでいます。医師不足の中、獲得競争は激しい。関西出身の中堅クラスの医師に直接会い、「臨床だけでなく研究もできる」「新薬や新治療法にも取り組む」と説得しています。待遇だけでなく、やりがいを感じてもらえるよう環境整備に努めます。看護師については、県立医大看護学科の学生にぜひ残ってもらいたい。大阪の病院に通う看護師が多いのが現状です。待遇を良くすれば、県内に戻ってくれるでしょう。

 今後の産科医療体制はどう運用していくべきでしょうか。
◆病院間の連携や役割分担を徹底させることです。県立医大はハイリスクの患者を受け入れる医療機関ですが、正常な分娩の件数が年々増えているのが現状。2年前に比べて倍増し、年間700件以上にも達する勢いです。県内にお産ができる病院が減り、大学病院がやらざるを得ないからです。それでは大学病院として本来の役割が果たせません。正常な分娩は地域の診療所や病院で対応すべきです。大学病院として、地域の病院の医師を対象にした勉強会を毎月開いて支援しています。多くの医師が同じ考え方で治療すれば連携しやすいからです。

 問題の根本には医師の産婦人科離れがあると思います。食い止められますか
◆産婦人科離れの最大の原因は、04年からスタートした新しい臨床研修制度です。内科や外科などいろいろな診療科を2年間経験することが義務付けられ、週に100時間も働く産婦人科の大変さが分かり、敬遠されているのだと思います。(産婦人科医が業務上過失致死容疑で逮捕された)福島県立大野病院の事件のように捜査の手が入るようになったことも大きいです。

 今後も産婦人科医離れは続くと思います。しかし、日本の産科医療の水準は世界一だということをもっと理解してほしい。多くの母子の命を助けているんです。3、4年後にはもっとシステムが良くなります。若い医師には将来の夢やビジョンを示していきたいですね。

◇総合周産期母子医療センター
 周産期は、母子ともに異常が起こりやすい妊娠22週から生後7日までの期間のこと。合併症妊娠、重症妊娠中毒症、切迫早産などハイリスクの妊婦を24時間体制で受け入れる。県の計画では来年5月、新生児集中治療室(NICU)10床を増やし、暫定的な運用を開始する。11年度以降に県立医大病院に新病棟を建設し、NICU51床、母体・胎児の集中治療管理室(MFICU)18床を設ける予定。

*****************************

よくもま~ぬけぬけとこんなこと聞けるもんですね。

何故ここで大淀病院の事件をとりあげないのだろう?我々の間違った報道が奈良県南部のお産を絶滅させてしまいましたが、尻拭いしていただけないでしょうか?ってね。

 問題の根本には我々の報道の行き過ぎがあります。
に訂正できないの?


最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
取材拒否 (雪の夜道)
2007-07-05 17:21:23
購読拒否は取材を受けないような市井の医師がでしること。
取材を求められる医師はエブリデイの謝罪文付きでないと受けないということを、何故主張しないのか、理解に苦しむ。取材を断ることに何ら問題はないのだから。
大変有効な手段ではないですか?
返信する
取材拒否 (脳外科見習い)
2007-07-06 19:15:33
>取材を求められる医師はエブリデイの謝罪文付きでないと受けないということを、何故主張しないのか、理解に苦しむ。取材を断ることに何ら問題はないのだから。
大変有効な手段ではないですか?

禿同です。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。