落選はしたものの羽柴秀吉氏の投票数を見ると、住民の間にはやはりタナボタに期待する気持ちが強いのかなという印象をうける。
羽柴氏が私財の半分を投じたといっても、問題の先延ばしになるに過ぎないだろう。
拙ブログの過去ログを参照していただけたら幸いです。
→バリバリ夕張
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(04/23 00:04)北海道新聞
夕張市長選 新市政のリーダーに藤倉肇氏 7新人の混戦制す
夕張市長選で当選し万歳する藤倉肇氏=22日夜、夕張市
新人7人が立候補した夕張市長選は22日、投開票が行われ、夕張出身で前会社社長の藤倉肇氏(66)が初当選を果たした。
今回の夕張市長選は、財政再建団体として、国の管理下で約353億円の赤字を18年間で解消する再建計画を進めながら、いかにして市民生活を守り、地域再生を図るかが焦点だった。
藤倉氏は、これまでの経営者としての実績や、祖父から続く親子三代の地縁を強調するとともに、連合夕張の支持を得て、民間感覚での市政改革を訴えた。
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(04/23 04:13)北海道新聞
「夕張の営業マンに」新市長に藤倉さん 民間の経営手腕強調 有権者「手堅さ」を選択
乱戦となった夕張市長選を制し、支援者から贈られた花束を掲げる藤倉さん=22日午後11時、夕張市南清水沢の選挙事務所
【夕張】財政破たんした夕張市長選では、地元出身の前会社社長藤倉肇さん(66)が七人の争いとなった激戦を制し、今後十八年にわたる再建計画のかじ取り役を任された。財政再建団体になった夕張のリーダーに、有権者が求めたのは「手堅さ」だった。七人が乱立した夕張市長選は二十二日、前北海道ヨコハマタイヤ販売社長の藤倉肇さんが初当選した。国の管理下での行政運営が求められる中、市民にどれだけ「希望」を与えられるかが問われた選挙戦。「計画を尊重しつつ、市民参加のまちづくり」という現実的な訴えが、将来への不安を抱く市民の心をとらえた。
「うおー」「やったー」。午後十一時ごろ、テレビで「当選確実」が報じられると、選挙事務所は歓喜の渦に包まれた。藤倉さんは濃紺のスーツにネクタイ姿で、秀子夫人とともに現れ、支持者とがっちり握手した。
万歳三唱の後、「大きな耳で市民の意見を聞き、改革を進める」と力を込め、まちの再生については「夕張の営業マンとしてどんどん外に飛び回り、企業を誘致する。マチの自立に向けた市民の意識改革も促したい」。
親子三代夕張育ち。高校卒業後、タイヤ工場などで働いて経営者になった苦労人だ。二○○一年に北海道ヨコハマタイヤ販売の社長に就任し、五十六の系列企業の中で最低ランクだった業績を、二年半で全国一位に立て直した実績もある。
三月上旬、市長選の立候補予定者説明会で、出席者から「無投票当選すれば、小遣い稼ぎになるな」という声が出たことを知った。
「夕張をばかにするな」。地元出身者としての怒りから三月十三日、出馬を表明した。連合夕張の支持を得たものの、実態は旧夕張北高校の同窓生を中心とした草の根選挙に近い。政治の“素人”たちが、仕事の合間を縫って支援してくれた。
現実路線にこだわった。激しく競り合った羽柴秀吉さん(57)の「二千人規模の大企業誘致」という公約に対しては、「二十-五十人規模の中小企業を、たくさん誘致する自信がある」と切り返した。同時に「(再建に十八年かかる)国の計画は尊重しつつ、言うべきことは言っていく」と主張した。
その羽柴さんとの差はわずか三百四十二票。「国の計画通りの市政を強いられるなら、より大胆な政策を打ち出す人の方がいい」という市民も多い。こうした声に対し、藤倉さんは真剣な表情で言った。「それぞれの市民が夕張再建への近道を考えて投票したはず。こうした気持ちをきちんと総括した上で、夕張を良くしたい」
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(04/23 12:36)北海道新聞
夕張新市長 藤倉氏会見 市民会議3カ月内に 医療・福祉を最優先
初当選を報じる新聞朝刊を手に、笑顔を見せる藤倉氏=23日午前5時50分、夕張市南清水沢(中川明紀撮影)
【夕張】夕張市長選に初当選した藤倉肇氏(66)は二十三日朝、同市内の選挙事務所で記者会見を行うとともに、北海道新聞のインタビューに答えた。この中で、公約の柱に掲げ、中学生以上ならだれでも参加できるとした「市民会議」について、就任三カ月以内に設置し、市民と議論を重ねながら「高齢者の医療、福祉対策に最優先で取り組みたい」との考えを強調した。
藤倉氏はインタビューと会見で、財政再建計画を尊重しつつ、改善が必要な場合には国や道と交渉していく考えを重ねて表明。「遅くとも一年以内には、市政が市民の求める方向に歩み出したと実感できるようにしたい」と語った。
市民会議を活用して策定するとした「再生計画」の目標については、「夕張は石炭から観光と農業のまちへと変わった。人口が十二万人いた時に戻るのは難しいが、小規模でも高齢者が元気に安心して住めることが再生だ」と話した。
今回選挙で投票した人の約三割が「大企業誘致と雇用拡大」を公約に掲げた羽柴秀吉氏(57)を支持したことに関して「即効性を求める市民には、『自分なら夕張をこうする』という考えがあるはず。それらの意見を市政に反映していきたい」と言及。「再生には、(国などへの)依存から自立への意識改革が必要だ」とし、市政運営に対する市民の協力を求めた。
また、藤倉氏は「なるべく早い時期に高橋はるみ知事と懇談したい」と述べ、夕張市の厳しい状況を知事に直接訴える考えを示した。
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(04/23 12:49)北海道新聞
再建「信じている」 教育、医療、雇用…課題は山積 市民、早期解決を切望
「再生」へのかじ取り役は決まった。夕張市民はあらゆる課題を新リーダーの藤倉さんに託す=23日午前10時、夕張市の本町商店街(小川正成撮影)
【夕張】全国の注目を集めた市長選から一夜明けた二十三日、夕張市内は穏やかな朝を迎えた。ただ、激戦を勝ち抜き、新たなかじ取り役となる藤倉肇さんに当選の喜びに浸る暇はない。教育、医療、雇用…。財政再建団体となった同市で暮らす市民らは、先行き不透明な難問の早期解決を切に望んでいる。
財政再建計画に伴う学校統廃合で、来年三月で閉校となる幌南小に、長男が入学した主婦吉田真弓さん(40)は「統廃合はやむを得ない。でも統合先で先生や同級生が変わることが、少なからず子供の負担になることを理解して」と願う。
夕張の南端にある紅葉山地区の連合町内会は、市役所連絡所などの公共施設が軒並み廃止される中、地区会館の運営を引き継いだ。加藤和義・連合町内会長(77)は「光熱費などの住民負担は想像以上に大きい。これ以上の施設廃止は絶対に反対です」と訴える。
同僚の半数が市役所を去る中、とどまることを決めた同市の女性職員は、藤倉氏について「行政経験がないことへの不安はあるが、新しい風を吹き込んで」と期待。別の女性職員も「市役所全体に士気がない。市長の力で元気を与えて」とエールを送り、四十代の男性職員は「給与の大幅削減で、市職員の暮らしは限界に来ている。一日も早く財政再建を終え、改善してほしい」と注文を付ける。
市立病院の公設民営化により、治療が受けられなくなった人工透析患者は市内に二十人以上いる。その一人、柳原政雄さん(75)は三月から、市社会福祉協議会が運行するバスで週三回、岩見沢市の病院に通っている。「透析は私たちの命の綱です。市は社協任せにするのではなく、何らかの支援をしてほしい」
同市は七十歳以上の高齢者に対してバス用の「敬老パス」を発行しているが、従来片道二百円だったのを再建計画で百円の負担増とした。そのパスを携え、バスから降りてきた川口エイさん(71)は藤倉さんに一票を投じたという。企業誘致の公約に期待したためで、「雇用の場があれば、孫を含めた若い人が夕張に戻ってきてくれる。バス賃の値上がりぐらい我慢します。だから藤倉さん、信じていますよ」。
一方、藤倉さん以外の候補に投票したという無職の女性(56)は「藤倉さんは企業誘致を約束したが、口だけならだれでも言える。本当に実現できるのか」と疑問を投げ掛けた。
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羽柴氏が私財の半分を投じたといっても、問題の先延ばしになるに過ぎないだろう。
拙ブログの過去ログを参照していただけたら幸いです。
→バリバリ夕張
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(04/23 00:04)北海道新聞
夕張市長選 新市政のリーダーに藤倉肇氏 7新人の混戦制す
夕張市長選で当選し万歳する藤倉肇氏=22日夜、夕張市
新人7人が立候補した夕張市長選は22日、投開票が行われ、夕張出身で前会社社長の藤倉肇氏(66)が初当選を果たした。
今回の夕張市長選は、財政再建団体として、国の管理下で約353億円の赤字を18年間で解消する再建計画を進めながら、いかにして市民生活を守り、地域再生を図るかが焦点だった。
藤倉氏は、これまでの経営者としての実績や、祖父から続く親子三代の地縁を強調するとともに、連合夕張の支持を得て、民間感覚での市政改革を訴えた。
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(04/23 04:13)北海道新聞
「夕張の営業マンに」新市長に藤倉さん 民間の経営手腕強調 有権者「手堅さ」を選択
乱戦となった夕張市長選を制し、支援者から贈られた花束を掲げる藤倉さん=22日午後11時、夕張市南清水沢の選挙事務所
【夕張】財政破たんした夕張市長選では、地元出身の前会社社長藤倉肇さん(66)が七人の争いとなった激戦を制し、今後十八年にわたる再建計画のかじ取り役を任された。財政再建団体になった夕張のリーダーに、有権者が求めたのは「手堅さ」だった。七人が乱立した夕張市長選は二十二日、前北海道ヨコハマタイヤ販売社長の藤倉肇さんが初当選した。国の管理下での行政運営が求められる中、市民にどれだけ「希望」を与えられるかが問われた選挙戦。「計画を尊重しつつ、市民参加のまちづくり」という現実的な訴えが、将来への不安を抱く市民の心をとらえた。
「うおー」「やったー」。午後十一時ごろ、テレビで「当選確実」が報じられると、選挙事務所は歓喜の渦に包まれた。藤倉さんは濃紺のスーツにネクタイ姿で、秀子夫人とともに現れ、支持者とがっちり握手した。
万歳三唱の後、「大きな耳で市民の意見を聞き、改革を進める」と力を込め、まちの再生については「夕張の営業マンとしてどんどん外に飛び回り、企業を誘致する。マチの自立に向けた市民の意識改革も促したい」。
親子三代夕張育ち。高校卒業後、タイヤ工場などで働いて経営者になった苦労人だ。二○○一年に北海道ヨコハマタイヤ販売の社長に就任し、五十六の系列企業の中で最低ランクだった業績を、二年半で全国一位に立て直した実績もある。
三月上旬、市長選の立候補予定者説明会で、出席者から「無投票当選すれば、小遣い稼ぎになるな」という声が出たことを知った。
「夕張をばかにするな」。地元出身者としての怒りから三月十三日、出馬を表明した。連合夕張の支持を得たものの、実態は旧夕張北高校の同窓生を中心とした草の根選挙に近い。政治の“素人”たちが、仕事の合間を縫って支援してくれた。
現実路線にこだわった。激しく競り合った羽柴秀吉さん(57)の「二千人規模の大企業誘致」という公約に対しては、「二十-五十人規模の中小企業を、たくさん誘致する自信がある」と切り返した。同時に「(再建に十八年かかる)国の計画は尊重しつつ、言うべきことは言っていく」と主張した。
その羽柴さんとの差はわずか三百四十二票。「国の計画通りの市政を強いられるなら、より大胆な政策を打ち出す人の方がいい」という市民も多い。こうした声に対し、藤倉さんは真剣な表情で言った。「それぞれの市民が夕張再建への近道を考えて投票したはず。こうした気持ちをきちんと総括した上で、夕張を良くしたい」
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(04/23 12:36)北海道新聞
夕張新市長 藤倉氏会見 市民会議3カ月内に 医療・福祉を最優先
初当選を報じる新聞朝刊を手に、笑顔を見せる藤倉氏=23日午前5時50分、夕張市南清水沢(中川明紀撮影)
【夕張】夕張市長選に初当選した藤倉肇氏(66)は二十三日朝、同市内の選挙事務所で記者会見を行うとともに、北海道新聞のインタビューに答えた。この中で、公約の柱に掲げ、中学生以上ならだれでも参加できるとした「市民会議」について、就任三カ月以内に設置し、市民と議論を重ねながら「高齢者の医療、福祉対策に最優先で取り組みたい」との考えを強調した。
藤倉氏はインタビューと会見で、財政再建計画を尊重しつつ、改善が必要な場合には国や道と交渉していく考えを重ねて表明。「遅くとも一年以内には、市政が市民の求める方向に歩み出したと実感できるようにしたい」と語った。
市民会議を活用して策定するとした「再生計画」の目標については、「夕張は石炭から観光と農業のまちへと変わった。人口が十二万人いた時に戻るのは難しいが、小規模でも高齢者が元気に安心して住めることが再生だ」と話した。
今回選挙で投票した人の約三割が「大企業誘致と雇用拡大」を公約に掲げた羽柴秀吉氏(57)を支持したことに関して「即効性を求める市民には、『自分なら夕張をこうする』という考えがあるはず。それらの意見を市政に反映していきたい」と言及。「再生には、(国などへの)依存から自立への意識改革が必要だ」とし、市政運営に対する市民の協力を求めた。
また、藤倉氏は「なるべく早い時期に高橋はるみ知事と懇談したい」と述べ、夕張市の厳しい状況を知事に直接訴える考えを示した。
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(04/23 12:49)北海道新聞
再建「信じている」 教育、医療、雇用…課題は山積 市民、早期解決を切望
「再生」へのかじ取り役は決まった。夕張市民はあらゆる課題を新リーダーの藤倉さんに託す=23日午前10時、夕張市の本町商店街(小川正成撮影)
【夕張】全国の注目を集めた市長選から一夜明けた二十三日、夕張市内は穏やかな朝を迎えた。ただ、激戦を勝ち抜き、新たなかじ取り役となる藤倉肇さんに当選の喜びに浸る暇はない。教育、医療、雇用…。財政再建団体となった同市で暮らす市民らは、先行き不透明な難問の早期解決を切に望んでいる。
財政再建計画に伴う学校統廃合で、来年三月で閉校となる幌南小に、長男が入学した主婦吉田真弓さん(40)は「統廃合はやむを得ない。でも統合先で先生や同級生が変わることが、少なからず子供の負担になることを理解して」と願う。
夕張の南端にある紅葉山地区の連合町内会は、市役所連絡所などの公共施設が軒並み廃止される中、地区会館の運営を引き継いだ。加藤和義・連合町内会長(77)は「光熱費などの住民負担は想像以上に大きい。これ以上の施設廃止は絶対に反対です」と訴える。
同僚の半数が市役所を去る中、とどまることを決めた同市の女性職員は、藤倉氏について「行政経験がないことへの不安はあるが、新しい風を吹き込んで」と期待。別の女性職員も「市役所全体に士気がない。市長の力で元気を与えて」とエールを送り、四十代の男性職員は「給与の大幅削減で、市職員の暮らしは限界に来ている。一日も早く財政再建を終え、改善してほしい」と注文を付ける。
市立病院の公設民営化により、治療が受けられなくなった人工透析患者は市内に二十人以上いる。その一人、柳原政雄さん(75)は三月から、市社会福祉協議会が運行するバスで週三回、岩見沢市の病院に通っている。「透析は私たちの命の綱です。市は社協任せにするのではなく、何らかの支援をしてほしい」
同市は七十歳以上の高齢者に対してバス用の「敬老パス」を発行しているが、従来片道二百円だったのを再建計画で百円の負担増とした。そのパスを携え、バスから降りてきた川口エイさん(71)は藤倉さんに一票を投じたという。企業誘致の公約に期待したためで、「雇用の場があれば、孫を含めた若い人が夕張に戻ってきてくれる。バス賃の値上がりぐらい我慢します。だから藤倉さん、信じていますよ」。
一方、藤倉さん以外の候補に投票したという無職の女性(56)は「藤倉さんは企業誘致を約束したが、口だけならだれでも言える。本当に実現できるのか」と疑問を投げ掛けた。
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帯広御出身でしたか!
驚きましたよ。
笹井常務と同級生でしょうか?
世間は狭いですね!
今後とも宜しくお願い申し上げます。
北海道は狭いとつくづく思います。
札幌に住んでいても、
たどれば知り合いの知り合いということは
よくあります。