PEACE PROJECT BLOG

PEACE PROJECT、PEACE PROJECT展などのニュース、新着状況、活動状況をお知らせしていきます。

ハイチは今。

2011-07-28 12:03:50 | ハイチレポート

日本は大震災で大変な状況ですが、写真のハイチは昨年1月に起きた大震災で20万人以上が死亡したといわれています。
昨年9月に訪問した時点では街はまったく復興の兆しもなく、でも人々はがれきの中で普通の生活を取り戻そうとしていました。
しかし訪問した孤児院(ハイチでは本当に親を失った子供たちの施設)では、テントでの生活、しかも70人の孤児に対して40人分しかテントがない状況でした。

今回そんなハイチから一通のメールが届きました。
「強風で孤児院のテントが飛ばされてしまった」という内容です。
それでなくても足りないテントが吹き飛ばされたというのです。

“私たちに何ができるのでしょうか?”

難民を助ける会では、ハイチ支援の募金活動も行っています。
http://www.aarjapan.gr.jp/support/donate/internet.html

是非とも皆様の温かいお気持ちをハイチにも向けてください。

よろしくお願いします。

ハイチレポート-4

2010-10-07 12:36:06 | ハイチレポート
10月6日(水曜)

毎日、障害者支援施設や孤児院を訪問しています。
今日は『イエス子どもたちの家』という孤児院を訪問してきました。
写真を見ておわかりいただけるように、ここも地震で施設が崩壊してしまいました。
子どもたちはテントで寝るか、テントに入りきらない子どもたちは野宿するしかありません。

でも子どもたちは私たちを歌と踊りで歓迎してくれました。
なんだか私たちが励まされているようです。とても元気をもらいました。

辛い報告です。
先日訪問した『メリッサズホープ』という障害者施設(孤児も数名)が“家賃が払えない”という事で施設を追い出されそうになっています。
歩くこともできない20名の子どもたちはもしかすると路頭に迷うことになってしまいます。

『私たちに何が出来るのか』

皆さんと一緒に考えたいと思います。






ハイチレポート-3

2010-10-05 11:44:54 | ハイチレポート
10月1日(金曜)

サントドミンゴを陸路移動、支援物資を積んだコンテナと共にハイチに入りました。
しかし、ドミニカとハイチの国境でありえないトラブルが連発、最終的に倉庫(国連WFP倉庫)にたどり着いたのが約束の時間から4時間以上も遅れるという結果になりました。
色々なトラブルがあったのですが、最大のトラブルは『10月1日からハイチに入国するドライバーはドミニカ人であろうとパスポートとビザがないと入国させない』という聞いたことのない突然のルールです。『NGO活動の支援物資である』と言っても聞く耳もたず。
最終的には『難民を助ける会』(AAR)の大西さんが手の空いているハイチ人ドライバーを探し出して急きょアルバイト運転手に仕立て上げハイチに入国することができました。それでも余計な時間がかかったおかげでその日にWFPの倉庫で荷物を降ろすことが出来ず、翌日(2日)の朝一番に物資を搬入するという事になりました。
(蛇足ですが、ハイチはまだまだ物資が不足しています。それなのに突然ルールを変更して入国を阻止しています。一体何の目的があるのでしょうか。実際この日、国境付近には数十台のトラック、トレーラーが列をなしていましたが、通過できるのは1時間に数台というありさまでした)


10月2日(土曜)

WFPの倉庫に向かい早速荷物の積み下ろし作業開始。WFPで働く人たちが大勢手伝ってくれたおかげで40フィートコンテナ一杯の荷物が1時間弱で倉庫に入れる事ができました。
そして搬入後、さっそく支援活動の第一弾、メリッサズホームという障害者を支援している施設を訪問しました。
ここには一人では生きていくことができない重度の障害を持った子供たちが20人弱生活しています。
中には水頭症で頭が膨らんだ子供もいます。24時間つきっきりで面倒をみなくてはならない子供たちばかりです。
施設はやはり地震で一部を損壊しています。半年以上たった今も完全修復はされていません。
この日は土曜日ということもあって、学校が休みなので近くに住む子供たちが50人ほど学びと遊びを兼ねて施設に来ていました。
こうして子供たちが自然に障害を持つ子供たちと触れ合うことは、弱者をいたわる心に通じ、人間性を育む良い機会だと思いました。


ハイチレポート-2

2010-10-01 10:13:55 | ハイチレポート
9月29日(水)

本格的な活動を開始しました。

3万枚のTシャツを配布するための手提げ袋を購入。

そして以前の支援活動で配給物資の購入及び世帯分ごとのパッキングまでしていただいた『シエーナ』というスーパーマーケットに挨拶&視察。

ここで500世帯分の配給物資を調達し、各戸分にパッキングしてもらったそうです。

次に、今回の支援物資をドミニカまで輸送するお手伝いをいただいた『ムサシ』社を表敬訪問。

ドミニカまでの支援物資を混載するなど多大なご協力をいただきました。本当にありがとうございます。

その後、コンテナが到着した『カウセド』という港に行き、出荷状況を確認。

本当は本日出荷してハイチ国境まで行き、明日ハイチに入るはずでしたが、あいにくの雨で作業が進まず、明日に順延となりました。

『難民を助ける会』の大西さんをはじめ、本当に多くの方にご協力をいただき、今回のプロジェクトは動いています。

支援物資をご協賛いただいた各企業の方はもちろんですが、日本を出荷するまえに倉庫で仕分け作業をしていただいた皆さん、ハイチへ送る準備を怠りなく行っていただいた『難民を助ける会』の皆さん、混載手配、B/L発行をお手伝いいただいた前述ムサシの皆さん、本当にありがとうございます。

いよいよ支援物資をハイチに搬入することができそうです。

でもここは異国の地、何が起こるかわかりません。最後までしっかりとやり遂げたいと思います。

指差しているのが日本から来たコンテナです。

荷物が出なくて打ち合わせするスタッフ



ハイチレポート-1

2010-09-29 13:03:08 | ハイチレポート
9月28日(火)
ドミニカ共和国に入りました。
NYから4時間半、思ったよりも近いです。

そのかわり急に温度があがりました。あいにくこちらも雨です。

明日支援物資を港で受け取り、ハイチ国境まで陸送します。
写真は私の到着便(大西さん撮影)、下は現地で出迎えてくれた
『難民を助ける会』の大西さん、今回同行していただいた広谷さん、そしてドミニカの現地サポートスタッフ。