Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

薔薇の園 * 2023 * Vol.29 * 伊豆の踊り子 * 生田緑地ばら苑 *

2023-11-11 | 薔薇の園



昨日訪問した生田緑地ばら苑でも、薔薇たちは健気に長かった今年の夏を超えてくれていました。
猛暑酷暑炎暑を乗り越えて...あの夏の日々にも薔薇たちのお手入れに通い続けてくださった
ボランティアの方たちへの感謝の気持でいっぱいです.。.:*・゜
例年の「秋薔薇の見頃を迎えた」薔薇たちとは違う表情の薔薇たちでしたが、生田緑地の空と樹々に囲まれた
ばら苑の風景は、いつもどおりに私たちをリフレッシュしてくれました。

゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇の園2023 * 29 * 伊豆の踊り子 * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜





伊豆の踊り子
2001年 フランス メイアン社 作出
フランスでの名前は「カルト ドール(Carte d'Or )」

伊豆の踊り子は、遅咲きの黄薔薇なので...
 かろうじて見頃を保っている状態でした。
 いつもの年は「見頃を迎えました♪」のお知らせに合わせて
 訪問してみると...まだ硬いつぼみ...
 なかなか見頃には出会えない「幻の黃薔薇」なのですよ。

伊豆の踊り子は、ブローニュの森にある「バガテル公園」の
 姉妹園として、静岡県伊豆半島東岸の河津に、2001年に
 開園した河津バガテル公園に、開園記念として
 フランスのメイアン社から寄贈された薔薇です。

私たちは、ちょうど一時帰国中に箱根を訪れたときに
 河津に立派なバラ園がオープンしたと聞いて寄り道して
 訪れてみたのですよ。
 2001年だったのでしょうね。
 まだ開園後、間もなくて広大な敷地に苗木がたくさん、
 そんな印象でした。
 本帰国したら改めて訪れてみたいと思っていたのですが
 まだ1度も訪れていないのですよ... 

華麗な花姿の伊豆の踊り子.。.:*・゜
 川端康成氏の若かりし頃の思い出を綴ったと言われる
 「伊豆の踊子」のイメージとは違うような...???
 不思議に思って、以前調べてみたところ...
 フランスでは「カルト ドール」という名前を持つ薔薇
 なのでした。
 カルト ドールは、英語に直訳するとゴールドカード。
 と言っても、クレジットカードではなくて...
 フランスでは芳醇な味と香りで知られるシャンパンです。
 なるほど...と納得...Carte d'Or .。.:*・゜
 シャンパンのカルト ドールのエチケットは濃い黄色です。
 シャンパンボトルに誇らしげに貼られたエチケットの色を
 再現した薔薇なのでしょうか...もしかしたら
 グラスに注がれたシャンパンのイメージかもしれませんね。
 どちらにしても...
 素朴で純粋で可憐な、小説の中の伊豆の踊子とは...
 印象がかなり違いますね...
 小説のタイトルは「伊豆の踊子」ですが...
 薔薇のお名前は「伊豆の踊子」なのですよ。







もう何年も前のことですが...生田緑地ばら苑で...
友人と私の3mほど前を歩いていたご夫婦が...伊豆の踊り子の前に佇み...
「私、1度も伊豆の踊り子が咲いているところを見たことがないわ!」
少し苛ついたような、軽く怒っているような...そんな声が聞こえてきたことがあります。
がっかりした奥さまを慰めるご主人...微笑ましい光景でした。
私たちも「そうそう、伊豆の踊り子はなかなか咲かないわね...」
そんなことを囁き合った日のことを思い出しています。 



 不安定なお天気...秋の空模様は変わりやすい...でしたっけ...?
  女心とか男心というような言い方は、これから変化していく言葉なのでしょうね...きっと。 








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