『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』
対応ハード ： DS
発売元 ： 任天堂
開発 ： ポケモン＆ゲームフリーク
発売日 ： 2010/09/18
希望小売価格 ： 4,800円（税込）
ジャンル ： RPG
プレイ人数 ： 1～5人
通信機能 ： 赤外線通信対応・ワイヤレス通信対応・Wi-Fi通信対応
備考 ： webサービス「ポケモングローバルリンク」と連動
CERO ： A（全年齢対象）
参考データ--------------------------
購入価格：3,894円（新品）
私が購入したバージョン：ホワイト
進行度：シナリオクリア＋ちょっと知らない街へ
シナリオクリアまでのプレイ時間：約46時間（そのうち、すれちがい通信は約15時間）
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●ポケモン、新たなる世界へ
今作は、お馴染み『ポケットモンスター』シリーズの最新作です。
これまでのシリーズとは一線を画する形で、通信機能と中心とした様々なシステムやwebサービスとの連動など、これまでにない新たなシステムが盛り込まれています。
今回、2回目のインプレッションとなります。
シナリオクリアして、新しい街にちょっと足を踏み入れています。やっと見覚えのあるポケモンが出てきてホッとしています（笑）
また、友人と協力して「ハイリンク」などCギアの様々なシステムを利用してみています。
●「ハイリンク」について
下画面の「Cギア」から「WIRELESS」→「ハイリンク」を選択して、ハイリンクの世界へ行きます。ハイリンクの端を渡ると、周辺のプレイヤーから「街にいる状態」のプレイヤーを探し、見つかるとその世界へ行くことができます。
で、具体的に何ができるのか？と言いますと…「ハイリンク」は、一種のミッションみたいな仕組みになっています。
他の人のハイリンクに移動すると、ハイリンクの世界にある「ハイルツリー」という木があります。それを調べると、「デルパワー」という力を使ったミッションが行えます。ミッションを受けた後、その世界の主人公のもとに行くなどして、ミッションの条件に沿って「デルパワー」を使用してあげることで、そのミッションは達成となり、「デルパワー」と同じ力をCギアに登録して使用することができるようです。
※例1…「30分の間、店のアイテムの価格が半分になる」という「デルパワー」を主人公に使用してあげるミッション
→その世界の主人公のもとに行って話しかけて、デルパワーを発動するとミッションクリア
※例2…「HPが満タンになる」という「デルパワー」を戦闘中の主人公に使用してあげるミッション
→その世界の主人公が戦闘中の時に、その主人公のもとに行ってデルパワーを発動するとミッションクリア（回復は、ターンの最後に発動します）
ちなみに。
ハイリンク利用中のキャラグラフィックはミッションによって異なります。
また、野生のポケモンは出てこないですし、ミッションでもない限り主人公同士の対戦や交換はできません。
●「バトルビデオ」について
戦闘結果を記録して、後で自由に見ることができたり、Wi-Fiコネクションにアップロードしたりできます。
何らかの形で対人戦を行ったあと、バトルビデオの保存をするかどうかを聞かれます。「はい」を選択すると、今回の戦闘がビデオとして保存されます。（※保存できるバトルビデオは1度に1つまでです）
また、ポケモンセンターの2階にある通信サービスの中で、一番右の「グローッバルターミナル」→「バトルビデオ」と選択することで、保存したバトルビデオをアップロードしたり、アップロードされているバトルビデオを見ることができます。簡単な検索で探せるほか、バトルビデオをアップロードした時に発行される12ケタの番号を相手に教えることで、簡単にそのバトルビデオを見ることができます。
●「ポケモングローバルリンク」（以下、PGLと略します）について
今作と連動したwebサービスです。PGLを利用するには、以下の2つが必要です。
※「ポケモンだいすきクラブ」の会員登録（無料）
※「ゲームシンク」を1回でも利用して、ゲームシンクIDを獲得（獲得したIDは、タイトル画面の「ゲームシンクせってい」から見れます）
今作に関する様々なデータが見れたり、「ゲームシンク」で寝かしつけたポケモンのお世話をしたりできます。
◆partygameの評価◆…83点（100点満点） 前回比…－4点
新要素に色々と疑問が…
○＝良かった点
△＝人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×＝悪かった点
○何だかんだで戦闘バランスは良いですね
多くの属性の相性とか技の種類とか、多すぎて覚えられないのはヌルゲーマー故に…ということで、特に文句は言いません（笑）
ただ、これだけ色々と属性やら何やらあって、そこそこ力押しでも何とかなったり、あるいはレベルに差があっても属性の相性をうまく突けば何とかなったりと、戦闘バランスは相変わらず良く考えられているようには思いました。
まあ…正直、レベル上げをしようと思うと面倒でしたが（笑）
△なんか、シナリオクリアした気分がしない…
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、「シナリオクリア」とは書いたものの、物語はむしろ続いているような感じになっているので、そこが若干萎えました。
クリア後も何かやりがいになる対象があるほうが…ということなのかもしれませんが、それはシナリオクリアまでにして、クリア後はやりたい人だけがやる！でいいような気はするんですけどね。
しかも、シナリオクリア後に初めて行けるようになった場所では、ラスボスなんかより断然強いトレーナーがウヨウヨいて…もう、あんた達が世界を救ったらいいじゃない！って思ってしまいました（笑）いや、ちょっとくらいは存在してもいいんですが「ウヨウヨいる」ので…。
×「ハイリンク」の仕様に疑問
私はそこまで前情報を知りませんでしたが、「他の世界に行ける」と言うからには、ほとんど何でも自由にできるものだと思っていました。
ところが利用してみると、ハイリンクで行えるのはせいぜい「デルパワー」を得るためのミッションくらいで…何と言うか、マルチプレイ専用の面倒くさいクエストって印象でした。野生のポケモンが出てこない点についても「ないわ～」と思いましたし。
そもそも、これまでもそうでしたが「ブラック」と「ホワイト」では、生息しているポケモンが若干違います。となれば、ハイリンクでもう一方の色の作品に行ってポケモンを捕まえたいとも思うハズです。でも、それが出来ない。何のための「ハイリンク」なのかって感じです。
もしかしたら、交換があることが関係しているのかもしれませんが…交換は知らない人とでもできるのに対して、ハイリンクはマルチプレイでしかできません。利用できる環境のある人には限りがあるので、なおのこと野生のポケモンくらいは出てきてくれても良かった気がしました。
△「ライブキャスター」は期待しないように
まあ、そもそもオマケ程度の存在だと思っているでしょうから、きっと皆さん1～2回くらいしか利用していないと思いますが、これもちょっとイメージとはかけ離れていました。
まず、相手側の絵がガンガン処理落ちしています。なんか、生放送で海外に中継をつなげた時みたいにカクカクしています。
それと、ボイスチャットは「リアルタイム」でできるわけではありません。一旦ボイスを本体に録音した後、相手にボイスを聞いてもらうという形になっています。まあ、だからこそ音声を変えるという楽しみができるのかもしれませんが、てっきりテレビ電話みたいなものを考えていましたので…。まあ、DSの限界ですかね。
ニンテンドー3DSだと、もっとテレビ電話に近い形が実現できるといいですね。
△「ポケモングローバルリンク」の仕組みがよく分からない
色々できそうなことはできそうなんですが、なんかアバウトに説明されるので、明確にどこでどうしたらどうなるか？がイマイチよく分かりません。
また、これは健康を考えてのことだと思いますが、夢の世界で1日にアクセスできる時間が限られていたり、1回アクセスしたら24時間後にならないとアクセスできないなど、色々時間的制約があります。健康を考えることはいいことですが、そのせいでなおのこと仕組みをじっくり理解することができなくて、よく分からないうちに利用しなくなる人が多そうな気がしました。
…まあ、私だけかもしれませんが（笑）
新要素やシナリオクリア後の状況など気になることはありますが、そもそも4,800円でこれだけ遊べれば御の字だとは思います。基本的には、良くも悪くもいつものポケモンですし。
ただし、やはり敷居はそこそこ高いですし、むしろシナリオクリア後から本番…みたいな印象が強いので、その点にはご注意ください。敷居の低さなら、やはり個人的には『ぼくらはカセキホリダー』をオススメします。来月には新作も出ますし。
そして、改めてフレンドコードを公開。
フレンドコード … 0131 7266 4580
名前 … エバス
「ゲーム通信データ」で、他のフレンドコードも確認できますので、よろしければ登録をお願いします。
関連記事：
『ポケットモンスター ダイヤモンド』ファーストインプレッション（2006/09/27）
DS『ポケットモンスター ホワイト』ファーストインプレッション（2010/09/23）
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