バーっと一気にクリアしちゃいましたので、インプレッションをどうぞご覧下さい。
利用料金は、1,000,138円です。(ウソ)

『カエルの為に鐘は鳴る』
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS(ダウンロード専用・バーチャルコンソール)
配信開始日 ―→ 2012/09/05
配信価格 ―→ 400円(税込)
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)
原作の対応ゲーム機 ―→ ゲームボーイ
原作の発売日 ―→ 1992/09/14
原作の価格 ―→ 3,800円

■====== 簡単なご紹介 ======■
任天堂がゲームボーイで発売した、一風変わったアクションRPGです。
サブレ王国の王子となり、悪の組織「ゲロニアン」にさらわれたティラミス姫を助けるために冒険します。
プレイヤーは、見下ろし型となっているフィールドと、横からの視点になっているダンジョンを行き来して、冒険を進めていきます。
フィールドではこれといったアクションが出来ませんが、ダンジョンではジャンプや崖つかまりが出来ます。
また、STARTボタンでメニュー画面を開いて、アイテムを使用できます。セーブができる「日記」や、ライフを回復する「回復のワイン」など、色々あります。
敵に触れると戦闘。特に何も押す必要は無く、自動で交互に攻撃していきます。
Bボタンを押し続けると、逃げたり、アイテムを使用したりできます。もちろん、逃げられない場合もあります。
ザコ戦に勝利すれば、お金やライフを落としてくれます。経験値という概念はありません。能力は、あちこちに隠されている「パワーストーン」や「ライフストーン」などを獲得して上げていきます。
ライフが0になる、おぼれる、溶岩に落ちるなどするとゲームオーバーとなり、最後に立ち寄った町の病院まで戻されます。
また、主人公はあるタイミングで「カエル」や「ヘビ」になったりします。
カエルになると、ジャンプ力がアップし、水中にも潜れます。(カナヅチなので、人間だと泳げない)
ヘビになると、細い道が通れるようになります。ただし、ジャンプ力はダウン。
また、人間・カエル・ヘビのどれになっているか?によって、敵の反応も変わったりします。
例1 )ゲロニアン兵の場合
人間 ―→ 戦闘になります。
カエル ―→ 会話ができます。カエルには優しくしてくれるようです。
ヘビ ―→ 戦闘になります。たぶん、勝ち目はありません。
例2 )野生のヘビの場合
人間 ―→ 戦闘になります。わりと手強いです。
カエル ―→ 戦闘になります。ヘビはカエルが大好物なので、たぶん勝ち目はありません。
ヘビ ―→ 会話ができます。わりと貴重な情報をくれることも。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイ内容 ―→ シナリオクリア
シナリオクリアにかかるプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
原作のプレイ経験 ―→ なし
○ ―→ ブラックジョークやパロディネタが満載です。
金銭感覚が崩壊しそうなイベントや、通常の4倍の大きさであるデカ文字のインパクト。あるいは「何天堂」など、どっかで聞いたことがある気がする名前など、色々クスリと笑えるネタが盛り込まれています。
昨今ではこういうネタは珍しくないので、ちょっとネタの盛り込み具合は物足りなく感じるかもしれませんが…今の作品と比べるのが酷という話なわけで。当時としては、いい刺激だったでしょうね。
○ ―→ 人間・カエル・ヘビの関係が、良く出来ています。
そこまで無理やりな感じもせず、それぞれの特徴がしっかりと活かされています。ホント、いい形に落とし込んでいるな~と思いました。
○ ―→ 耳に残る曲が多いです。
特にフィールド曲がいいですね。イントロも特徴的で。
○ ―→ 最後のほうでクライマックス感のある演出が良かったです。
ラスボスだけ特別な操作が要求されるなどで、クライマックス感を演出。最近では珍しくない手法ですが、この頃からすでに確立していたことには、驚きました。
△ ―→ 予定調和な戦闘に、ちょっと違和感を感じました。
”アクションRPG”というジャンルですが、戦闘はアクション要素がないですし、かといってRPGのようにレベル上げをしたり、行動を選択するわけでも無し。
どこかの段階でボスっぽい存在がいるのですが、基本的には、その時点で手に入る全てのパワーアップアイテムを獲得していないと、絶対勝てないバランスになっています。アクションの腕前でもなく、RPGへの根気でもなく、必要なものを手に入れておくという、アクションパズルっぽい印象を受けました。
まあ、これをどう感じるかは人それぞれですが、RPGとしてはあまり見かけないスタイルですからね。素っ気無く感じたり、違和感を感じる人もいるかもしれません。
ただ、ダンジョンを攻略するうえではアクションの腕前がそれなりに必要ですし、後半になってくると”とあるアイテム”で敵の攻撃を妨げることもできるので、こうなってくると予定調和では無くなってきます。
△ ―→ 一部で、アクションの難易度が極端に上がるポイントが。
といっても、アクションに慣れている人にはそんなに難しくないと思います。ただ、溶岩などに落ちたら1発でアウトなので、そこがちょっと厳しい印象です。
どうしても進めない人は、こまめに「日記」でセーブをして、ゲームオーバーになったら「日記を読む」でロードする。この繰り返しで、挑戦すると良いでしょう。
△ ―→ ハシゴと重なっている時は、ジャンプできません。
どうでもいいと言いたいところですが、ワンテンポ早く行動するために、ジャンプしてからハシゴにつかまりたいんですよね。ジャンプできなくする理由もよく分からないので、ちょっと違和感を感じました。
△ ―→ あまり冒険心はくすぐられなかったかな。
パワーアップアイテムは取らないといけない前提ですし、無駄なエリアや小細工というのがほとんどないようなので、基本は一本道という感じです。まあ、分かりやすくはありますけど。
縛りプレイみたいなのも難しいので、ほとんどの人は1回クリアしたら満足しちゃうでしょうね。
■====== まとめ ======■(バーチャルコンソールには得点を付けません)
色々なブラックジョークが散りばめられつつも、ゲームシステム自体はシンプルで、誰でも親しみやすい作りになっています。名作と言われていたのも、何となく頷(うなず)ける気がしました。
20年経った今、何も知らない私がプレイすると古臭さや単調さを感じるところはあるものの、最後まで一気にクリアしたので、それだけでも面白さや楽しみやすさは実証できているかと思います。
もちろん、昨今のアクションRPGのような、骨太とか爽快とか戦略性とかは求めないでください。ブラックジョーク混じりな物語を読みつつ、人間・カエル・ヘビの立場を利用するなどでステージの攻略を楽しんで欲しいという感じです。
その点でオリジナリティをしっかりと出せているとは思いますので、気楽にRPGを楽しみたいという人なら、遊んだことがなくても楽しめるのではないかと思いますよ。
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
利用料金は、1,000,138円です。(ウソ)

『カエルの為に鐘は鳴る』
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS(ダウンロード専用・バーチャルコンソール)
配信開始日 ―→ 2012/09/05
配信価格 ―→ 400円(税込)
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)
原作の対応ゲーム機 ―→ ゲームボーイ
原作の発売日 ―→ 1992/09/14
原作の価格 ―→ 3,800円


■====== 簡単なご紹介 ======■
任天堂がゲームボーイで発売した、一風変わったアクションRPGです。
サブレ王国の王子となり、悪の組織「ゲロニアン」にさらわれたティラミス姫を助けるために冒険します。
プレイヤーは、見下ろし型となっているフィールドと、横からの視点になっているダンジョンを行き来して、冒険を進めていきます。
フィールドではこれといったアクションが出来ませんが、ダンジョンではジャンプや崖つかまりが出来ます。
また、STARTボタンでメニュー画面を開いて、アイテムを使用できます。セーブができる「日記」や、ライフを回復する「回復のワイン」など、色々あります。
敵に触れると戦闘。特に何も押す必要は無く、自動で交互に攻撃していきます。
Bボタンを押し続けると、逃げたり、アイテムを使用したりできます。もちろん、逃げられない場合もあります。
ザコ戦に勝利すれば、お金やライフを落としてくれます。経験値という概念はありません。能力は、あちこちに隠されている「パワーストーン」や「ライフストーン」などを獲得して上げていきます。
ライフが0になる、おぼれる、溶岩に落ちるなどするとゲームオーバーとなり、最後に立ち寄った町の病院まで戻されます。
また、主人公はあるタイミングで「カエル」や「ヘビ」になったりします。
カエルになると、ジャンプ力がアップし、水中にも潜れます。(カナヅチなので、人間だと泳げない)
ヘビになると、細い道が通れるようになります。ただし、ジャンプ力はダウン。
また、人間・カエル・ヘビのどれになっているか?によって、敵の反応も変わったりします。
例1 )ゲロニアン兵の場合
人間 ―→ 戦闘になります。
カエル ―→ 会話ができます。カエルには優しくしてくれるようです。
ヘビ ―→ 戦闘になります。たぶん、勝ち目はありません。
例2 )野生のヘビの場合
人間 ―→ 戦闘になります。わりと手強いです。
カエル ―→ 戦闘になります。ヘビはカエルが大好物なので、たぶん勝ち目はありません。
ヘビ ―→ 会話ができます。わりと貴重な情報をくれることも。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイ内容 ―→ シナリオクリア
シナリオクリアにかかるプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
原作のプレイ経験 ―→ なし
○ ―→ ブラックジョークやパロディネタが満載です。
金銭感覚が崩壊しそうなイベントや、通常の4倍の大きさであるデカ文字のインパクト。あるいは「何天堂」など、どっかで聞いたことがある気がする名前など、色々クスリと笑えるネタが盛り込まれています。
昨今ではこういうネタは珍しくないので、ちょっとネタの盛り込み具合は物足りなく感じるかもしれませんが…今の作品と比べるのが酷という話なわけで。当時としては、いい刺激だったでしょうね。
○ ―→ 人間・カエル・ヘビの関係が、良く出来ています。
そこまで無理やりな感じもせず、それぞれの特徴がしっかりと活かされています。ホント、いい形に落とし込んでいるな~と思いました。
○ ―→ 耳に残る曲が多いです。
特にフィールド曲がいいですね。イントロも特徴的で。
○ ―→ 最後のほうでクライマックス感のある演出が良かったです。
ラスボスだけ特別な操作が要求されるなどで、クライマックス感を演出。最近では珍しくない手法ですが、この頃からすでに確立していたことには、驚きました。
△ ―→ 予定調和な戦闘に、ちょっと違和感を感じました。
”アクションRPG”というジャンルですが、戦闘はアクション要素がないですし、かといってRPGのようにレベル上げをしたり、行動を選択するわけでも無し。
どこかの段階でボスっぽい存在がいるのですが、基本的には、その時点で手に入る全てのパワーアップアイテムを獲得していないと、絶対勝てないバランスになっています。アクションの腕前でもなく、RPGへの根気でもなく、必要なものを手に入れておくという、アクションパズルっぽい印象を受けました。
まあ、これをどう感じるかは人それぞれですが、RPGとしてはあまり見かけないスタイルですからね。素っ気無く感じたり、違和感を感じる人もいるかもしれません。
ただ、ダンジョンを攻略するうえではアクションの腕前がそれなりに必要ですし、後半になってくると”とあるアイテム”で敵の攻撃を妨げることもできるので、こうなってくると予定調和では無くなってきます。
△ ―→ 一部で、アクションの難易度が極端に上がるポイントが。
といっても、アクションに慣れている人にはそんなに難しくないと思います。ただ、溶岩などに落ちたら1発でアウトなので、そこがちょっと厳しい印象です。
どうしても進めない人は、こまめに「日記」でセーブをして、ゲームオーバーになったら「日記を読む」でロードする。この繰り返しで、挑戦すると良いでしょう。
△ ―→ ハシゴと重なっている時は、ジャンプできません。
どうでもいいと言いたいところですが、ワンテンポ早く行動するために、ジャンプしてからハシゴにつかまりたいんですよね。ジャンプできなくする理由もよく分からないので、ちょっと違和感を感じました。
△ ―→ あまり冒険心はくすぐられなかったかな。
パワーアップアイテムは取らないといけない前提ですし、無駄なエリアや小細工というのがほとんどないようなので、基本は一本道という感じです。まあ、分かりやすくはありますけど。
縛りプレイみたいなのも難しいので、ほとんどの人は1回クリアしたら満足しちゃうでしょうね。
■====== まとめ ======■(バーチャルコンソールには得点を付けません)
色々なブラックジョークが散りばめられつつも、ゲームシステム自体はシンプルで、誰でも親しみやすい作りになっています。名作と言われていたのも、何となく頷(うなず)ける気がしました。
20年経った今、何も知らない私がプレイすると古臭さや単調さを感じるところはあるものの、最後まで一気にクリアしたので、それだけでも面白さや楽しみやすさは実証できているかと思います。
もちろん、昨今のアクションRPGのような、骨太とか爽快とか戦略性とかは求めないでください。ブラックジョーク混じりな物語を読みつつ、人間・カエル・ヘビの立場を利用するなどでステージの攻略を楽しんで欲しいという感じです。
その点でオリジナリティをしっかりと出せているとは思いますので、気楽にRPGを楽しみたいという人なら、遊んだことがなくても楽しめるのではないかと思いますよ。
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