セグメントゲームズ

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PS4『トライアルズ フュージョン』 インプレッション

2015年06月01日 19時08分16秒 | 【旧】購入・レビュー話
なぜ走るのか?そこに道があるから。




トライアルズ フュージョン
対応ゲーム機 ―→ PS4/Xbox One/Xbox360
発売日 ―→ 2014/05/29
価格 ―→ 通常版(ダウンロードのみ) = 1,980円/デラックス版(パッケージのみ) = 3,980円(ともに税別)
 ※デラックス版には、有料の追加コンテンツ「シーズンパス」が最初から付いています。
 ※デラックス版は、PS4版のみ発売されています。

ジャンル ―→ レースアクション
プレイ人数 ―→ 1~4人(ローカルおよびインターネットで最大4人同時プレイ)
CERO ―→ B(12才以上対象)
 └→ CEROに影響した内容 ―→ 暴力



■====== 簡単なご紹介 ======■

道なき道を突き進んでいく、モトクロスのスタントアクション『トライアルズ』シリーズの作品です。
前進/後退と、巧みな重心移動だけで、2Dスクロール型の一本道のコースに待ち構える様々な障害を乗り越えていき、ゴールを目指します。期間内に自由に参加できる「トーナメント」や、自由にオリジナルステージを作成してアップロードできる「エディット」など、様々なモードで末永く楽しめるようになっています。

一応、私が最初にプレイしたPS4タイトル。ちょうど今「PlayStation Plus」のフリープレイでも提供されているようです(2015年6月2日まで)。
なので、このタイミングで感想を書いてみたいと思います。




■====== partygameの感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い


◆=== 参考データ ===◆
 購入価格 ―→ 1,890円(パッケージ版/中古なのにシーズンパス付きでした)
 プレイ時間 ―→ 約11時間
 プレイ内容 ―→ メインステージはほとんど攻略&追加コンテンツのステージも半分ほどクリア
 過去のシリーズ作品 ―→ Xbox360の『トライアルズ HD』をプレイしたことがあります。



○ ―→ より派手なパフォーマンスが、気持ちを盛り立ててくれます。
『トライアルズ HD』の時は、あくまで最低限の雰囲気づくりという印象でした。
それでもゲームを楽しむうえでは充分だったのですが、今回はもうスケールが違います。ぶっ飛んでます。ゴールしたら、なぜかライダーが酷い仕打ちを受けるのも健在…というかパワーアップしています(苦笑)

高低差を活かしたコースも多く、高所からダイブするような爽快感や、アッと驚く仕掛けなど、とにかく目で楽しめる要素が断然パワーアップしているように思います。


○ ―→ 遊べるステージやモードがどっさりあって、ボリューム満点。
通常のステージはだいたい50ステージほどではありますが、何と言ってもステージ作成ができますからね。
作成したステージがアップロードされている「トラックセントラル」には、現時点で38,000以上ものコースが収録されています。難易度や完成度はピンからキリまでありますけど、それを踏まえてもかなりのボリュームですね。適当に検索して、知らないコースを1つずつプレイしているだけでも、末永く楽しめることでしょう。


△ ―→ 基本的な魅力は、良くも悪くも変わらず。
演出面やボリュームはパワーアップしていますが、できることは基本的に変わっていません。
とにかくコケないようバランスを取りながら前進していく。ただそれだけです。

もちろん、基本的な魅力はそう易々と変えるべきでは無いと思いますが、このシリーズもそこそこ続いているそうですからね。シリーズ作品としてみれば、多少なりともマンネリズム化しているところがあるのも、否めないのかもしれません。次回あたり、そういうことに対してのテコ入れは必要になってくるかもしれませんね。


△ ―→ ステージ作成は、操作さえ理解できれば…。
あらかじめ用意されている広大な世界のなかに「スタート地点」と「ゴール地点」を設置し、あとはコース上に自由にオブジェクトを置いて完成。ただこれだけです。
簡単に作ろうと思えば簡単に作れますし、凝ったものを作ろうと思えばどこまでも凝れます。

ただし、可能な操作が多いため覚えるのが大変です(操作ガイドは出ていますけどそれでも大変)し、なかにはイマイチ理解しづらい要素もあったりしますので。「作りやすい」とまでは言い難いですね。
個人的には、そもそもスタート地点とゴール地点を設置してしまったら、もう動かせないのか?とか、カーブをかけるには?とか、分からないことがまだまだ多いです。
なので、本格的に作成しようと思うと、けっこう根気が必要かもしれませんね。

こういうのは、いきなり大作を作ろうとせず、まずは短いコースやお気に入りコースをマネして作ってみたりして、慣れていったほうが良いと思います。
いきなり大作を作ろうとしたって、だいたい挫折するんですから。それなら、少しずつ慣れながら色々なコースを手短に作っていったほうが、はるかに近道だったりしますよ。
そういう私も、せっかくながら何か作ってみないとな…。



■====== まとめ ======■
●●●●●●●●○○ … 8点(10点満点)


微妙な操作感覚ならではのモトクロスアクションの魅力はそのままに、順当にパワーアップしたという印象でした。
まずは通常ステージをじっくり1つずつ攻略してみて、あとはそこから遊びの幅が広がっていきます。

最高評価の「プラチナメダル」を目指して奮起するもいいですし、他のプレイヤーが作成したコースを”しらみつぶし”に遊んでみるもいいですし。自分でコースを作ってみるもいいですし。
また、ローカルプレイでは最大4人の同時プレイもできますので、それこそ今作を持っていないフレンドと「シェアプレイ」で一緒に遊んでみるのも良いでしょう。基本的なプレイスタイルは単純ですが、楽しみ方は意外と多いです。
難易度もけっこう幅があるので、初心者にも熟練者にも楽しんで頂きやすいです。ただし、最終的には難しくなってきますので、繰り返し挑戦する根気も必要ではあります。ま、トライ&エラーが快適に繰り返せる仕組みにはなっているので、そこはご安心を。

PS4のタイトルとなると、どうしても多くのボタンを使って巧みなアクションを…みたいなゲームが多くなりがち。もちろん、そういったゲームが魅力的なのは分かりますが、そういうタイプのゲームばかりだと、なんか息が詰まりそうです。たまにはこういう、最低限の操作で最大限のパフォーマンスを味わえるシリーズがあっても、良いのではないかと思いますね。
他にもそういうダウンロードタイトルはありますけど、シリーズものとして続いているのは、意外と少ないように思うので。このシリーズにはこれからも、変わりない魅力を続けていってくれると嬉しいです。


2015年6月2日まで、今作は「PlayStation Plus」のフリープレイとして提供されています。
まずは、騙されたと思ってダウンロードしてみてくださいな。

万人向け ← ○○○●○○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○○●○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○○○○○○○○● → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視 


↓↓ 興味をお持ちいただけたようでしたら、是非どうぞ ↓↓

トライアルズ フュージョン

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