『PixelJunk Racers 2nd LAP(ピクセルジャンク レーサーズ セカンドラップ)』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション3(ダウンロード専用タイトル)
配信開始日 ―→ 2010/07/15
配信価格 ―→ 500円(税込)
ジャンル ―→ レース
プレイ人数 ―→ 1~7人
└→ ローカルプレイ(目の前の人と一緒にプレイ) ―→ 1~7人
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
キュー・ゲームズが配信する『PixelJunk(ピクセルジャンク)』シリーズ初代の作品となる『ピクセルジャンク レーサーズ』の続編にあたる作品です。
R2・L2ボタンのアクセルと、十字キーのライン移動のみで、あらゆるルールのレースを楽しむことができます。コースは全10種類。ルールは18種類+α用意されています。
収録されているモードを紹介。
「トーナメント」では、1人プレイで順にレースに挑戦していきます。4種類のレースを任意の順番でクリアすると、次のレベルに行くためのレースに挑戦します。クリアすると次のレベルに進み、また4種類のレースをプレイする…という繰り返しになります。
このモードでプレイしたルールは以後、他のモードでも楽しめるようになります。
「クイックレース」では、自由なルールと自由な人数でレースを楽しめます。
「パーティーレース」では、3種類のルールが1セットとなっており、その合計点で競います。
「ゴーストアタック」では、インターネット通信を通じて世界中のプレイヤーのゴースト(分身)と、対戦をすることができます。PS3フレンドや、自分自身のゴーストとの対戦もできます。
どういったルールがあるかを、ざっくり紹介します。
他の車に接触せずに、どれだけ走り続けられるか?
渋滞している状態や、ふらふらしている教習者がいるコースを、どれだけ走り続けられるか?
迫り来る青い車や配置されたバクダンに、当たらずにどこまで走り続けられるか?
一定数の車を連続で追い抜くとファイアボールとなり、突進による車の破壊でより加速して1位を狙ったり。
特に小細工なしで、ライバルと真っ向勝負したり。
相棒に近づくほど加速する車に乗って、相棒と協力して高タイムを目指したり。
…など、様々です。
いま言ったなかでも、10種類以上のルールが入ってます。
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 100円(期間限定の割引で購入)
プレイ時間 ―→ 約1時間半
プレイ内容 ―→ 「トーナメント」を半分ほどクリア&友人と一通り2人プレイ
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ ×=悪い
◆=== グラフィック・サウンドについて ===◆
○ ―→ 表示が小さいぶん、スピード感を感じます。
ノロノロ進んで楽しむタイプのルールもありますが、やはりズキューンと猛スピードで駆け巡れるタイプのほうが楽しいですね。
ミニ四駆みたいなスピード感は、コースを全画面に収めたならではの価値観だと思います。
△ ―→ 表示が小さいので、当然見えにくいです。
車のレーンは5本ありますが、端っこはともかく、自分や前方の車が右から2番目にいるのか3番目にいるのかが、分かりにくいです。
『The Last Guy』と同じで、大きなテレビでプレイしたいな~とは思いましたね。一応、L1・R1ボタンを押すと、自分の車を一瞬だけ大きく表示することができ、見失った時はそれで確認できます。ラインの位置までは正確に分かるわけではありませんが。
◆=== 操作について ===◆
△ ―→ 操作はシンプルですが、感覚的な慣れが必要です。
操作は、アクセルとライン移動のみ。誰でも理解できる操作です。
ただしライン移動は、十字キー右で右車線に移動。十字キー左で左車線に移動です。車が下や斜めに走っていてもその法則は変わりません。なので、例えば下に向かって走っている時は、右を押すと左側に移動するなどといった、感覚的な慣れが必要になります。
△ ―→ タイトル画面の最初で、STARTボタンではなくアクセル全開で先に進むという芸の細かさです。
もっとも、いきなり微妙な操作感が求められるので、ほとんどの人は面くらいそうです(笑)
◆=== ゲームの根本的なスタイルについて ===◆
○ ―→ 短時間でサクッと楽しめます。
1回のプレイは、ものの1分前後で終わります。たくさんのルールがありますが、一通りプレイしても30分かかるかどうかという感じで、楽しみやすいですね。
なかには、油断すると数秒で終わってしまうものも(笑)
○ ―→ 多くのルールが用意されています。
ま、ここが醍醐味ですね。渋滞をすり抜ける地味な楽しみ方でもいいですし、ファイアボールで体当たりして猛スピードで疾走する楽しみ方もいいですね。
△ ―→ 解禁されていないルールのほとんどは、ただのパワーアップ版のようです。
「トーナメント」をプレイしていくことで、解禁されていないルールが解禁されて「クイックレース」などで遊べるようになるのですが、今のところ解禁されたのは、本来あるルールに”mk2”と付いただけのパワーアップ版ばかりです。
まあ、良いように捉えるなら、1人プレイをしなくても最初から全てのルールが楽しめる、と言えます。悪いように捉えるなら、ルールの解禁がモチベーションになりにくいです。どうせ同じだし…みたいな。
■====== 得点とまとめ ======■ … 78点(100点満点)
1人でじっくりハイスコアを狙ったり、多人数でワイワイ盛り上がるのに楽しんだり。
意外と自由なプレイスタイルで、かつ短時間で楽しめるお手軽レースゲームです。
ただ、ハイスコアを狙うゲームとしては、見た目や操作の感覚などで正確性に欠けるところがあるので、そんなにプレイ意欲は湧かないかもしれません。
個人的には、皆でワイワイ楽しむためのものだという印象が強かったです。
さらに欲を言うなら、1つのコントローラで2人プレイできる仕組みがあっても嬉しかったです。
操作はシンプルなので、可能でしょう。…いや、私、PS3コントローラを2つしか持ってないので、このプレイスタイルが可能なら4人で楽しめるな~と思っただけです。
『マリオパーティ』シリーズで過去に採用されたことのあるプレイスタイルですが、PS3のゲームでそれは、あまり採用されなさそうな気はしますね。PS3のユーザー層的な意味で。
万人向け ← | ○●○○○○○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ●○○○○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○○○○● | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○○●○○○○○ | → 達成感重視 |
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