セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS3『PixelJunk SHOOTER 2』 インプレッション

2011年10月11日 11時26分48秒 | 【旧】購入・レビュー話


PixelJunk SHOOTER 2(ピクセルジャンク シューター2)
対応ゲーム機 : プレイステーション3(ダウンロード専用)
配信開始日 : 2011/03/03
配信価格 : 1,000円
ジャンル : 流体アクションシューティング
プレイ人数 : 1~2人
通信機能 : 通信プレイ対応・ランキング対応
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 125MB

◆-参考データ-------------------------◆
プレイ内容 : 友人と2人協力プレイで、シナリオクリア(宝石は全部取ってないけど)
シナリオクリアまでのプレイ時間(目安) : ●●○○○
 ●○○○○ … 5時間未満
 ●●○○○ … 5~15時間
 ●●●○○ … 15~30時間
 ●●●●○ … 30~50時間
 ●●●●● … 50時間以上
◆-----------------------------------◆




●= 概要 =●

今作は、キューゲームスより配信中のアクションシューティングゲームです。
物理演算による自然な動きと、様々な固体・液体・気体を利用した仕掛けが特徴です。


友人のお話をきっかけに購入して、友人との2人プレイのみで半年ほどかけてクリアしました(笑)
私も友人も前作はプレイしていません。また、オンラインバトルは経験してませんので、そのうえでの評価であることをご了承下さい。


◆== 進めかた ==◆

ステージクリア式で、全3チャプター・15ステージが待ち構えています。もちろん、ボスもいます。

プレイヤーは、各エリアに取り残されている人を救出していきます。L1・L2ボタンでアームを伸ばして、人やアイテムをキャッチします。
エリア内の全ての人を救出すると、次のエリアへの扉が開きます。1ステージにつき大体4~5エリアほどです。

自らの攻撃や仕掛けなどによって、誤って人を倒してしまうと1ミス。合計で5ミスしてしまうとゲームオーバーです。

プレイヤー自身は、撃墜されるとエリアの最初から再開します。こちらは何度でも復活します。
2人プレイの場合は、片方が撃墜されてももう片方が生きていれば、10秒後にその場へ復活します。
※エリアで獲得したアイテムや救出した人、ミスなどについてはリセットされます。


◆== ヒートゲージについて ==◆

画面下には、各プレイヤーごとに「ヒートゲージ」が出ています。
様々な用途にとってヒートゲージは増減し、これが満タンになると墜落してしまいます。

||== ヒートゲージが上昇する行為 ==||
・敵の攻撃や仕掛けに触れて、ダメージを受ける
・攻撃ボタンを押しっぱなしで、連続ミサイルを発射し続ける
・溶岩など熱い場所の近くにいる

||== ヒートゲージが減少する行為 ==||
・熱くない場所にいると、徐々に減少
・水の中に入る
※一部、炎に強い状態になることがあります。この場合は、水に近づくとヒートゲージが上昇し、溶岩に触れると減少します。


◆== 仕掛けについて ==◆

ステージ上には、溶岩・水・毒液・氷といった様々な物体が、行く手を阻みます。
それぞれの性質と、その組み合わせをよく考えて攻略していく必要があります。

例えば、氷は溶岩が触れると溶けます。氷に水をかけると、触れたところから水が氷になっていきます。
溶岩は水に触れると固まって、攻撃で壊せるようになります。
こんな風に、同じ物体でも「固体」「液体」「気体」のどれか?によって、危険だったり危険でなくなったり。まあ、色々と試してみましょう。



◆== スーツについて ==◆

ステージ上にはたまに、特殊なスーツを装着する場面があります。
大抵の場合は、ステージを攻略するために必要なものです。

上の画像は一例。「ヒートスーツ」です。
機体が燃え上がり、炎に強くなります。この場合、溶岩に触れても全く問題なくなりますが、逆に水や氷に近づくとヒートゲージ(この時はコールドゲージ)が上昇します。

他にも、自らが溶岩を噴射できたり、水を噴射できたり、あるいは先端が怪物の口みたいになって突き進めるスーツだったり。色々とあります。



■== partygameの評価 ==■ … 88点(100点満点)
遊び手の心理をよく分かっている作品です


=良かった点
=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

||== ステージ構成がGOOD ==||
尽きることのない様々な仕掛けも良いですし、プレイヤーの心理を突いたトラップも憎いです。
いわゆるマリオのアクションと同じで、単体ではわりとたいしたことのないものも、配置や状況や他の仕掛けとの組み合わせによって、凶悪になったりします。

||== 物理演算による不思議な感覚 ==||
動きがなんとも”なまめかしい”という感じです。
固体・液体・気体による仕掛けも、物理演算によって理にかなった演出を見せてくれます。

||== ちょっと歯応えありな難易度 ==||
何度死んでも大丈夫…とはいえ、難易度はわりと高いです。
道が分からない時は、とにかく色々と試してみたり、玉砕覚悟で進んでみたりしましょう。新たな道が見つかるかもしれません。
個人的には、いい感じの難易度でした。

||== △ 自分を見失うことがある ==||
1人プレイだと、だいたいは画面の中心にいるので問題ないんですが、2人プレイの場合だとそうではありません。煙やエフェクトに惑わされて自分の機体を見失うことが、わりとありました。で、いつの間にか墜落するという…。
まあ、ここも含めてゲームのバランスとしているのかもしれませんが、機体は、もう少し目立つ色とか印が欲しかったです。

||== △ 1ステージがちょっと長いかな ==||
30分前後かかります。ステージ構成が良いとはいえ、さすがに長い気がします。
途中で中断することはできるので、気にするほどのことではないんですが、人によってはモチベーションが保ちづらいかも?とは思いました。

||== △ ダイヤ集めについて ==||
ステージの各所にはダイヤモンドが隠されているんですが…やり込み要素ではなく、獲得がほぼ”必須”になります。
というのも、ボスと戦うには一定以上のダイヤモンドを手に入れていないといけないからです。


別にこれくらい…と思うんですが、私としては、こういったシンプルなアクションで2つの違った目的があるというのが、ちょっとまどろっこしく感じるタイプなんですよね。『スーパープリンセスピーチ』で、クリアだけでなくキノピオの救出が必須でした、というのと同じように。それは”やり込み要素”でいいでしょう!って話です。
まあ、ダイヤモンドも一緒に探してあげてください。

◆== まとめ ==◆
独特の世界観と、多彩なギミック。遊ぶ人の”楽しませかた”を良く分かっているアクションゲームでした。
難易度が高いのでコアユーザー向けではありますが、多少は”死んで覚えるゲーム”という傾向もあるので、根気のあるライトユーザーも、他の人と協力してなどで楽しんでみては、いかがでしょうか?

ちなみに、クリアした後に前作を遊ぼうかどうか?を友人と協議しましたが、どうせ同じような仕掛けが多そうだったので…見送りました。
まあ、仮に3が配信されたとしたら、買うと思います。

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   万人向け ← ○○○○○○●○○○ → 熟練者向け
 操作はそこまで複雑ではないですが、難易度が高いです。
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    手軽に ← ○○○○●○○○○○ → じっくり
 どこでも中断はできますが、クリアまでプレイしたいなら30~40分ほど。
|========================================================|
  思考タイプ ← ○○○○○●○○○○ → 感覚タイプ
 腕前が問われる場面もあり。謎解きが問われる場面もあり。
|========================================================|
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視
 全クリアだけでもそれなりに大変。余裕があればダイヤのコンプリートを!
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その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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