『瞬間ジャンプ検定』
対応ハード : DS
開発・配信元 : ジースタイル
配信開始日 : 2010/07/14
配信価格 : 200DSiポイント(=200円)
ジャンル : 瞬間ジャンプアクション
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
参考データ--------------------------
実績:全ステージクリア&メダルコンプリート
プレイ時間:約2時間
ミス回数:200回くらい?
-----------------------------------
●あなたのジャンプ能力、検定します
今作は、シンプルな2Dスクロールアクションゲームです。
以前に紹介した『10秒走』と似ている部分が多いため、ちょっと比較の意味もこめて紹介・評価していきます。
●ルールと操作
内容は、ベーシックな2Dスクロールアクションゲームです。
制限時間は10秒!ステージ内にある赤いスイッチを踏んで押すと、ステージクリアとなります。
タイムアップになったり、トゲに当たると失敗となります。
失敗しても、何度でも繰り返し挑戦することができます。
◆操作説明
十字ボタン…移動
Aボタン…ジャンプ
以上です。
ジャンプ中もある程度の制御はできますが、全体的には『10秒走』のようにキビキビ動かす、良くも悪くも人間らしくちょっともっさりとした動作になっています。
◆ギミックについて
ステージ上にある様々なギミックの一例を紹介します。
・特殊なブロック…ツルツル滑る青いブロック・一定時間ごとに消えたり現れたりする緑ブロック・乗ると消える黒ブロックなどがあります。
・ベルトコンベア…中には、一定時間ごとに回る方向が変わることもあります。
・ジャンプ台…上に乗って、Aボタンを押す長さでジャンプ力を調整しましょう。
●モード紹介
◆検定モード
10級からスタートします。
1つの級には10のステージが用意されており、全てのステージをクリアすると、次の級のステージに挑戦できます。
最後は1級のステージが待ち構えており、全100ステージとなります。
◆フリーモード
「検定モード」でクリアした級のステージを、自由にプレイできます。
こちらでプレイすると、「検定モード」の時にはなかった3枚の「Gコイン」というものがステージ内に配置されています。是非、コンプリートを目指しましょう。
ちなみに、今作ではクリアタイムは記録されません。
また「フリーモード」で全コインをコンプリートしても、特に特典はありませんので、あしからず。
◆partygameの評価◆…76点(100点満点)
わりとギミックが多くて、やりがいがあります
個人的には、『10秒走』より心持ちこちらのほうが楽しめた気がします。
その大きな要因としては、まず根本的に用意されているステージが倍であること。(全100ステージ)そしてさらに「フリーモード」ではGコインを獲得するという条件も入ってくるので、同じステージでも2度楽しめる作りになっています。
また、炎・ウニ・消えるブロックしかなかった『10秒走』と比べると、ジャンプ台や様々な特殊ブロック・風・ベルトコンベアなど多くのギミックがあり、攻略する楽しみがあります。
一方で操作感覚は、『10秒走』の融通が利きやすいアクションに比べると、良くも悪くも若干もっさりした動作です。あくまで、比較すると違いが分かるというレベルで、普通にプレイするには気にならないと思います。
プレイの流れも『10秒走』より快適です。無駄なカウントダウンもなく、スタート→クリア→次のステージへという流れのテンポがスムーズです。
唯一残念なのは、メニュー画面からの「リトライ」ができないこと。死ねない状態で詰んでしまったら、タイムオーバーまで待つしかありません。
あと、タイムの測定は行われませんので、Gコインをコンプリートしてしまえば、それでおしまいって感じです。『10秒走』はタイム測定があるので、やる気がある人ならタイムを極めるという遊び方ができるため、その点ではこのゲームは弱いかもしれません。
ただ、コインのコンプリートとタイムの測定を共用するのは、ハイスコアを記録するという点でなかなか難しいところではあるんですよね。だって、前回のハイスコアよりコインは多く取ったけどタイムは遅かった場合、もしくは前回のハイスコアよりタイムは早かったけど取ったコインは少ない場合、どう記録するのか?何をもってハイスコアとするか?というのが難しくなります。タイムをとるか、コインをとるか?そこでこのゲームは、コインをとったということでしょう。
シンプル イズ ベストなアクションゲームとして、『10秒走』と同様で充分に遊べる内容になっています。難易度も、コインのコンプリートを目指そうと思うとけっこうな難易度になっており、価格相応には楽しめるかと思います。
ステージ数の実質的なボリュームを求めるなら今作を。とことんまでタイムを極めたいという人は『10秒走』を購入されるといいかな?という感じでした。
関連記事:
DSiウェア『10秒走』 インプレッション(2010/05/11)
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ