パリ15区の窓から

南青山6丁目のアードヴィーヴル・フランス家庭料理&菓子教室「パリ15区」主宰 森由美子の日記

お休みの日には

2009-06-16 | ひとりごと







この土日はとても忙しかった。
教室が3回転、おまけにソワレ会もあったのでわたしは朝から夜遅くまで
キッチンに立ちっぱなし。

土曜は朝5時~夜中0時まで、日曜は朝7時~22時まで立ちっぱなしの果ては、
頑丈なわたしの足さんたちもさすがにクタクタに。
痛くてちゃんと歩けないほどになってしまったの(涙)
日曜の夜、寝る前に反省、足さんや体に懺悔。。。
「また酷使しちゃったごめんね、ちゃんと休もうね」って。

そして今日はOFF.
なのに朝5時に起きて数時間かけ部屋のお掃除に励んでしまった。
まあ、おかげで空間はすっきりだが
体はこのわたしにまた酷使されゆっくりできていない(ゴメンね)

今朝、起きる前にふと「休」という文字が浮かんだ。
よくよく見るとこの字は、人&木ですよね??
う~ん、言い当てている!
布団の上で思わずにんまり。
人は木のそばでこそ癒され、疲れもとれるのだ!(きっと)

木がたくさんあるところ、そう、森!!!
森に行くとす~っといい気分になるのは人にとってそれが必要で
自然なことだからでしょう。

お休みの日には森に行き、海を見て、畑で育てた野菜で
シンプルな料理を楽しみ、そして馬に乗る。
そんな生活が将来したい。
(PS*森のなかにツリーハウスを建てるのもわたしの夢の一つなのです)

イギリスとフランスに住んでいた頃、ひとつひとつの漢字には
それぞれ特別な意味があると知っているあちらの人たちに
私の名前はどういう意味なのかとしばしば聞かれた。
「森の中に住む、自由で美しい女の子なんです」と恥ずかし気もなく説明していた私。
日本に戻ってくると自分の名なんてそう意識しなくなったが、
この名の通りになってみたいものだ、今朝ふとそう思った。


今のわたしは、お休みの日は「休み」とは言っても生徒さんや仕事関係の
方々がここへ来ないというだけで朝から掃除、洗濯、新料理の試作、
レシピ書き、経理関係の整理などなど まあ いろいろやっている。
これじゃ休みではな~い!と思いつつもここにいる限りいつも
ちょこちょこ動いて止まれないのだ。
なのでカフェへいったり外出したり、小田原の畑へいったりと
極力ここにいないようにする。

今日は天気がいまいち。
なので畑行きはあきらめた。
本当は行きたかったけど一人で行って雨になり灰色の相模湾を眺めると
淋しい気分になるのでやめた。
もう少しここで仕事したら午後からは青山の街へ出て行こう。

ちゃんと休んで、思い切り遊ぶ。
これぞよい仕事への掛け橋と思う。
いまの私の課題は「休みをちゃんととる」なのであります。
「ヴァカンス命、お休み大大大好き」のフランス人たちを見習おうっと♪


<写真:イチゴ・プラム・ナッツのぱりぱりロール・
果物の甘さのみで楽しむ白砂糖不使用のカンタンデザートです Par Yumiko>

Moi,je travaille un peu trop,alors je ne reste pas ici et vais
au cafe a Aoyama!!
Ciao,ciao

Yumiko




赤紫蘇の季節

2009-06-10 | ひとりごと
青山通りにあるナチュラルハウスは私の大好きな店の一つ。
新鮮な旬野菜や楽しい食材がいつも元気に並んでいる。
赤坂に暮らすHK人の友人(去年帰国)もわざわざここへ買い物に来ていた。
それだけいいものが確かにある。

先日、ナチュラルハウスに寄ったらイキイキした赤紫蘇が1束たったの180円!
もちろん農薬不使用の安心なもの。
即買い求め昨日の朝ゼリーを作った。白砂糖不使用で。
紫陽花の花をよーく洗い、ゼリーに浮かせて遊んでみた(写真)

大好きな友人が来たのでの早速出してみた。
「ん、美味しい~」笑顔で食べてくれる友人。

日本は四季のはっきりした国だけあり、本当にたくさんの種類の食材を
堪能できる。
これを当たり前とみんな思ってるけど、一説によるとフランスより、
中国よりどこよりも多くの味をわが国は味わえるそうだ。
くいしんぼうの私としてはこんな素敵な国に生まれる事ができ
幸せ~って思う♪


めぐりめぐる季節がもたらしてくれる旬=自然の恵みを
美味しい料理やお菓子に変え、みんなの笑顔をこれからも見ていきたい。
昨日友人の喜んでくれた姿を見て、そんな思いになったのでした。

2回目の乗馬

2009-06-06 | ひとりごと


<私が乗ったアジャ・20歳>


昨日は朝から小雨。
でも鶴川(町田市)まで乗馬しに行きました。
鶴川は緑も多く、道に紫陽花が咲き乱れ、しばし足をとめ眺めました。

今年も梅雨がやって来る。
そんな時の流れを感じながら乗馬クラブまでゆっくり静かに歩きました。

この日はアジャという写真の馬に乗せてもらい幸せな時間を過ごしました。
アジャは20歳、人間だと80歳くらいのおばあちゃん馬。
アジャの髪型をよ~く見て。
おかっぱなんです!
なんだか思わずなでたくなります。

髪型は可愛いのですが、アジャは初心者の私を小ばかにし、途中止まるし、
けっこう怠けるのです。
でもまあ暴走されるよりいいわ、と思い、のんびり乗ったのでした。


小さい頃からわたしは足が人一倍強い。
妊婦だった母が湯船につかると、足の形が見えるほどわたしは
彼女のおなかを蹴って、「わー、おなかが破ける!!」と母は
叫んだほどだそう。


足の強さと乗馬の向き不向きが関係するかはわからないけど、
普通は足が筋肉痛になるってみな言うのにわたしは全く無い。
だからまたすぐ乗ってみたい、っていう気になるの。

動物と一体になれるってこんなにも気持ち良い、こころ穏やかになれること
だったなんて!
これを知れて本当にハッピー♪

駈けあしまでできるようになったら、野原や海辺を走ってみたいなぁ(^^)
そしていつかは田舎に住んで、車ではなく、馬とともに移動する生活が
したい(ははは)
さぁ、それを実現するため今日も青山で頑張っていきましょう。

あなたも良い週末をね。

Bonne weekend☆


薔薇で女らしさを

2009-06-04 | 簡単レシピ


<新作・薔薇とフォアグラのデュオ Par Yumiko>



フットネスに通い始めて2ヶ月半。
今まで見たことないくらいたくさんのそして幅広い年齢層の女性たちの
裸をみる機会が増えました。
プールの後、必ずお風呂に入るからです。

服や水着を着てると結構若く見えた人が、裸になると意外に老けてたり。
私の年齢判断の決め手は「肌の張り方」。
とくにお尻の垂れ方は胸のそれより年齢があらわに出るような気がする。

あるおばあちゃんのお尻を見たあと思わず鏡で自分のをまじまじと見た。
うん、まだあの域に達するにはかなり時間があるようだ、、、ほっ。
なんてね。

この「裸を見る」っていうことはいままで私の日常にはなかったことだ。
結構わたしのなかの女性性を目覚めさせてくれた気がする。
若い女性のピンと張った肌はほんとうに美しいけど、実は中年女性のほうが色っぽい♪
多くの女性の裸体を目の当たりにしてそんなこともわかってきた~。

だんだんとしわがより、あ~あと思うほど老化しちゃったおばあちゃん達の裸は
またこれはこれでたくましくここまで生きてきた歴史を感じさせてくれ
一種いとおしくなるのだから不思議。
でも時々おじいちゃんにも見えちゃう。。。
人はきっとだんだん中性になるのね??!!わーお。

自分の姿を見てみると、まだ中性化はしていなく
一目瞭然「女性」ってわかる(笑)
あー、いま気がついてよかった!


1ヶ月前からサルサも始めた。
女性は男性にリードされてなされるがままでOKなのでわからないながらも
結構楽しんで踊ってる。このダンスも女性であることの喜びを
感じさせてくれてる!

女だからこそできることをめいいっぱいして、女性であること自体を
毎日楽しもうって思う。

フランスでは30代後半から女性は美しさを放ち始めるって言います。
それまではひよっこで女としての面白みに欠けるって。
確かにフランス人の女友達は、女性らしさとゆとりが満ち溢れ素敵な人が多い。

加齢=老化、ではなく 加齢=熟成 を目指したいものだ。


写真は新作の「薔薇とフォアグラのデュオ」

薔薇も食し、女性らしさを増しましょう。










馬の恋(初の乗馬体験)

2009-06-01 | ひとりごと


<馬のつむじ>


数日前、生まれて初めて世田谷の馬事公苑で乗馬を習いました。
JRA主催の乗馬教室に運良く当選したのです!

写真は私の乗ったヒコーキグモという名の馬のつむじ。
額につむじがあるのがとてもかわいくて一枚パチリ。
前髪もまるで人間のようで、かわいく三つ編みしてあげたらキュートキュート!
でも即座に厩務員のかたにほどかれてしまいましたぁぁぁ(ごめんなさい)。

この日はあいにくの雨で薄着だった私はぶるぶる震えどおし。
あまりに寒いのでずっとヒコーキグモに抱きついてました。
馬の毛ってみごとつややかで、体はあたたかく、とてもゆったりした
いい気分になりました。

ヒコーキグモは穏やかで優しい子でしたが、ひとつ欠点が。
鞍をのせるとなんと寝始める癖があるのです!
教室中にも、指導員の方が鞍を付けていると目がとろ~っとなってきて
前脚がガクッとなったのです。
「危ない!起きろ!」と指導員さんが声をかけてもダメ。
とうとうボン!と指導員さんに蹴られようやく目が開いてました。
もう私は乗ってる間いつ居眠りしだすかヒヤヒヤでした(涙)


厩舎も見学し、えさやりも体験。
厩務員の方のお話を聞いていて、ひつとせつなくなったことが。
それはほとんどのJRAの競争馬は「おかまちゃん」だってこと。
理由は男の子、女の子のままでいると異性に気がいってしまい練習に集中
できなくなるから、だそうです。
自然体でいられない、そして恋もできないのってなんだかかわいそう。。。
そう思ってキュンとなった私でした。

ちなみに馬の毛がつやつやな理由はえさの亜麻仁にあるのか?と質問したら、
「そうですね、それもあります」との答え。
亜麻仁は別名フラックスシード。
オメガ3系・αーリノレン酸の素晴らしい脂質で、
悪玉コレステロールを減らし、善玉を増やす、
体内の悪い脂肪を溶かして流しだす、DHAを体内で
産み出す、美肌・美髪効果もあるという◎なものなので
実はわたしも毎日欠かさず摂ってます!

肝心な乗馬のほうは。。。
なみあし、はやあし、軽はやあしと習い、意外にも簡単に乗れるように☆
指導員さんにもおだてていただき軽快に満喫!!

母の小さい頃は家で馬を飼っていて、農耕につかっていたそうです。
人と馬が共存し、よくお世話もしたとのこと。
そう言えば私が幼い頃母の田舎へいったら、母屋のすぐ脇に馬小屋があったあった!!
親子ふたりで「馬ってほんとうに可愛いね」としばし会話が弾みました♪


人は自然や動物と触れあい、仲良くすることで心も穏やかになれますね。
近いうちチャンスを見つけ再度楽しもうと思います。