今朝の日経朝刊に、外国人を大量に採用する企業の
名前が列記してあった。
イオン、ソフトバンク、ローソン、楽天などの、イオンを
除いて、株式市場で上場後、株式分割と新たな増資で
資本金を急増させた新興企業が名を連ねている。
イオンに至っては、日本本社の正社員を、現在の
外人比率10%から、20年度には50%に高める予定
だとある。ミンスの岡田の実家は、日本人の雇用機会を
ますます狭くしたい様である。
これらの企業は、押しなべてグローバル時代に備えての
人材確保だと言うが、その分だけ、また日本人の雇用機会
が減る事になり、失業者が増えて、社会保障が増大の一途
となる事には、思いを馳せないのであろうか。
ボクなら、グローバルよりも、先ずは国内の雇用機会の
増大を真っ先に考えるがな。
今年の4月から、人件費が増えた額の一割が、法人税から
差し引かれるが、多くの外人を雇って、法人税を免れる企業
が混じってはいないだろうな。
官が一部負担をしないと、銀行がカネを出さない。
それでいて、リーマンにも騙されるし、外債や
外国の株式を買っては損をしている。
メガバンクも、安倍政権で株価が騰がり、少しは楽に
なったようだが、三菱も三井住友も、株価は何分の一
かまで下落している。
村上ファンドみたいな、頭脳の優れた官僚に、ファンドを
立ち上げさせる資金を出してやる方が、虎の門に軒を
連ねる特殊法人に、老いて精力が衰えた天下り官僚を
大勢作るよりも、効果が上がるように思うが如何。
後ひとつ、安倍政策で分からない事がある。
何度か書いたが、竹中平蔵は、或はその政策は、必要か。
経団連と連合の話し合いは、儀式みたいなもの。
安倍政策を支援する立場なら、たとえ内部留保を
取り崩しても、社員の給与を上げて、景気快復の
気分を高めるべきと思う。
ボクの会社は、資本金こそ一億を越えるが、ボクが
病に倒れたこともあり、ここ数年は黒字が出ていない。
社員たちにも、僅かな昇給で我慢してもらって来たが、
安倍総理をささやかながら支援する気持ちから、二月
から各自二万円の昇給を行い、夏のボーナスも可能な
限り、はずむ心算で居る。
経営者は(ボクは違うが)、二世が多く、家産は有る。
こんな国家の緊急時には、たとえ個人資産を会社に
貸し付けてでも、社員の給料を上げて、働く気分を
高めるべく努めよう。
社員たちも、会社がまだ苦しいことを知っている。
なかば諦めていた、昇給やボーナスで、買い物や外食
に使うことで、先ずカネの循環が始まるのだ。
原子力規制委員会は、敦賀2号機の安全審査をしないと
決めた。
関西電力の抵抗を押し切った形で、民主党では不可能な
安全第一主義を実現する。
選挙中に民主党の「原発ゼロ」に加担したマスコミの反応を
早く見たい。
朝日・NHKを筆頭に、マスコミ各社は、まだ安倍にケチを
付ける構えが鮮明で、世の中には、特に高齢者には、
いまだに朝日とNHKの言う事が正しいとの思い込みがある。
高齢者もネット・テレビを見る、勉強をしようと呼びかけたい。
リーダーが代わると、ここまで企業の評価に影響する。
その典型的な姿を、28日現在の日韓の株価に見る。
トヨタvs現代自、新日鉄住金vsポスコ、三菱重工vs現代重工。
いずれも、日本側が昨年来の高値を付けて、韓国側は逆に
昨年来の安値を更新した。
本来あるべき姿に戻ったと言って差し支えなかろう。
しかし、家電業界だけは、韓国が圧倒的に強い。
サムスンの時価総額は19兆円だが、ソニー・シャープと
パナソニックの三社合計で、3兆円と少し。
55型の大型テレビでも、有機ELを採用したLG電子が
日本勢に先んじて、米韓で発売開始。
日本の家電大手は、国内の小売を、自動車業界に見習い
自分の手で売る方向を検討するべきだと思う。
今のような、ヤマダ等による「叩き売り」が続いて、利益が減るのは
至極当然の事だ。公正取引委員会も、国内メーカー保護に動く時が
来ていると自覚して欲しい。
二十年から三十年前に、自ら起した仕事の為に
頻繁に九州へ行っていた時期があった。
もちろん、九州だけじゃなく、東京から長野・甲府・沼津
名古屋・岐阜、時には福島・秋田・仙台・札幌と、全国に
およそ130軒程も代理店を作ったからだ。
その時代に、特に九州の人に語ったことがある。
九州はオランダと極似していると。
人口・面積・GDPなどが、本当に似た数字だった。
そのオランダが、農産物の輸出高が、日本の30倍だと言う。
日本では、とかく農家を労わり過ぎている。
民主党が行なった、個別所得保障などは、農家を蔑んだ
政策だろう。
一例を挙げると、オランダの単位面積当りのトマトの生産は
日本の3倍である。
いつも言う事だが、日本ほど農大や農学部が多い国はない。
あらゆる農産物には、品種改良の余地が有るはず。
農協と言う組織は、農家を守るに見せて、その実は農家から
活力を削いでいる。