作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 崇徳上皇は日本の怨霊界のドン(歴史エッセイ119) 】

2012-07-31 18:40:52 | 05 歴史エッセイ
日本人は多くの神々を持つ。多神教の国家である。
天然自然に神の存在を感じ、大氏族の長も神として崇めた。

天孫族が日本列島を支配する過程で、多くの氏族が争いに敗れ
その軍門に下ったことであろう。
天孫族は、降参した氏族を許し、それらの氏族が敬う神の存在をも
許したのであろう。その結果が、八百万の神のまします日本国に
なったのだと思う。地方に行けば、その地の独特の祭りがある。
これもまた、多くの氏族が統一された過去を示している。

中でこの世を去るにあたり、恨みを抱いて他界した人物は祟りをなすと
怖れられ、その鎮魂のためにも神社が出来た。

平将門は神田明神と成り、江戸の三大祭の頂点に立つ。
菅原道真は、藤原四兄弟を呪い殺し、怖れた平安朝は天神様として
鎮魂にこれ努めた。

怨霊の世界のドンが、崇徳院である。太平記は途中から文体が変わる。
明らかに他人が付け足した巻が付け足されている。
おどろおどろしい場面が画かれている。怨霊の世界である。
中心に居る人物こそが、崇徳上皇である。

京都に戻してくれとの懇願を否定され、血書を書いたと伝えられている。



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【 米中西部の旱ばつで穀物相場続伸 】

2012-07-31 18:05:42 | 02 華麗な生活
小麦・大豆・とうもろこしに主力穀物三品が軒並み大幅に
高値をつけている。

十年ほど前は、穀物の相場といえば2ドル周辺での値動きだった。
それが今では8ドルを越える。

特にとうもろこしは、充分に人間の主食足りえるのに、家畜の飼料に
廻され、しかも最近はエタノール原料として、ガソリン不足に対応する
ことにもなった。

かつては、穀物を主食としていた人間が、牛・豚・鶏に飼料として穀物を
与え、生育を待って食するようになったから、穀物が平均して7倍も必要に
なったのである。

牛は13倍の穀物を食べて生育する。それを人間が食べる。
豚は7倍で、鶏は4倍。そして鶏卵も3倍の穀物使用となる。

後進国と呼ばれた国々の経済力が豊かになり、肉食が増えた結果である。

一方では鯨が保護されて、大量に増えて、鯨が食べる魚の量が膨大に
増えている。中国人に鯨肉は美味いと教えてやれば、中国が捕鯨に力を
入れだすだろう。南太平洋に大海軍を持って行こうとする中国には、
シーシェパードも歯が立つまい。

鯨一種を保護し、多くの魚類が餌になるのが良いのか、鯨も間引きして
魚類を育てる方が得策なのか、国連で取上げても良いテーマじゃないか。





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【 松本薫さんを称える 】

2012-07-31 17:42:31 | 02 華麗な生活

オリンピックの話題は誰もが書くだろうと触れないでおこうと、
思っていたのだが、金メダル確定と前評判が高かった選手が
次々と敗退する中で、従来から日本柔道の鬼門とされていた
女子の57キロ級と、男子の73キロ級で、それぞれ金銀を得た
ことは、大いに賞賛されて良いことと思う。

松本さんの事は、実際に試合が始まるまで知らなかった。
ボクの高校時代は、戦後間もなく、柔剣道ともにマッカーサーに
気を配ってのことか、共に部活も無かった時代。

戦いに挑む、松本さんの眼光の鋭さは、並みのものじゃないと
大いに驚いた。準備体操なのか、大きく高く跳ぶ姿にも圧倒された。
日本人が戦後失った、大和魂を彼女の闘争心に見た想いがする。

女子の57キロといえば、世界の柔道界えも、最も選手層が厚いだろう。
それだけに、金メダルの値打ちは、今は小沢の子分に納まっている、
軽量級の誰かとは、まるで違った物に思える。

男子の73キロ級も、また同じく選手層が厚い部門だろう。
それを日本で初めてのメダルを得た、中矢選手も立派だ。
後で知ったことだが、右ひじを痛めていて、相手にそこを狙われての
敗退だとのこと。銀メダルは金並みの値打ちがある。

今の世界柔道は、少しでも動きが無いと、審判が腕をぐるぐる廻して
教育的指導とやらのポイントを取られる。だから目を離す余裕が無い。
普段なら柔道の試合なんか見ようともしない。それを見るのはオリンピック
だからであろう。

男女サッカーをはじめ、オリンピックはまだこれからが忙しい。
政治の世界では三流国に成り下がった。
せめての鬱憤晴らしに、スポーツ界の選手諸君の一層の健闘を祈る。


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【 意味のない言葉の羅列だ 】

2012-07-31 11:31:00 | 02 華麗な生活

民主党が国家戦略として、相も変らず医療や農業に
再生の主力を置くと発表したが、中味に乏しいことに驚く。

肝心のエネルギー戦略が欠けている。経団連の会長が、
その点を指摘しても、官僚に言い含められた内容だけを
持ち寄ったメンバーには、その重要ポイントが分からない。

若者と女性の就農者を増やすというが、今の日本のどこに
若者や女性が就農しているのか。

農業の工場化すら話題になっていない。ビニールハウスの
中は炎熱地獄だ。就農者を集めるには、労働環境の整備が
先決で、夏場は特にクーラーの設置が不可欠となる。

エネルギー源の確保なしに、国家の再生を論じても、所詮は
知識に欠けるバカモンの集まりに過ぎず、ロクな答えは出ない。

今の日本に活力を取戻すには、先ず民主党政権の追放が第一
である。自民・公明は速やかに、五減ゼロ増案を通し、解散に
追いやるのが、国家再生の近道である。


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