作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

歴史・エッセイ・小説・時事ニュース・・・なんでもござれのブログです。どうぞよろしく。

【 派閥の権力争いと、ジェラシーのぶつかり合い 】

2007-10-27 16:54:00 | 04 時事ニュース


今の国会を見ていると、小沢民主党は、かつての
自民党の中の、ひとつの派閥に過ぎないと見えて
くる。

国家に出席するよりも、選挙運動を重視する
小沢一郎は、長い間政権から離れた男が、
ジェラシーのあまりに、国家の大事もなにもかも
政局に結び付けようとする、身勝手な男にしか
見えない。

ジェラシーとは女の世界のことと看做すのは、
大間違いで、男の集う場所こそがジェラシー
渦巻く世界なのだ。

会社もまた然り。親分が子分たちを集めて
派閥を作る。派閥の親分同士が、権力をめぐって
闘争する。

外のことは、どうでもよくなり、内なる敵との
闘争に全エネルギーを使うことになる。

誰かが抜きんでると、後塵を排した者は
ジェラシーの塊となり、なんとか勝者の足を
引っ張ろうと必死にあがく。

ボクはそんな会社の実相を、世に問うべく
二つの作品を出版した。 

                     パパゲーノ

ブログランキング・にほんブログ村へ    Banner_04_3 ←クリックお願いします。

                      「時事ニュース」目次へ≫

                         総目次へ≫


【 廃県置藩? 】

2007-10-27 16:53:00 | 04 時事ニュース


江口氏が語る「地域主権型道州制」の講演の
後の、
質疑応答の時間に、大阪で出版業を営む
と言う人が立ち、今こそ明治維新に倣って、
都道府県を廃止し、藩を新たに作ればと述べて、
さかんに水戸学と水戸藩の礼賛を行った。
その中で「日本の歴史をまとめたのも、なんと
水戸なんですよ」と、あたかも新発見かのごとき
説明をしてくれたが、
「大日本史」という、その
歴史書の名前も出ないし、おそらくその書物が
表す日本の歴史の内容が、南北朝の統一までの
ものとは、ご存じなく、お話になったように感じられた
のは、ボクだけじゃあるまい。

後小松天皇までの歴史じゃ、応仁の乱に至る
足利幕府の凋落も、それに続く戦国時代も、
その中から台頭した織田信長・豊臣秀吉。
さらに徳川幕府の成立に至ることも、なにも
分らない。

水戸学とは、煎じつめると、南北朝の争いは、
南朝をもって正統とすると断じたことにあり、
それが故に御三家の立場ながらも、天皇を
日本の統治者として支える立場を貫いた。

不幸にして、水戸藩は幕末の動きに、僅かに
早く動き過ぎたためにまだ力が残っていた幕府の
大老・井伊直弼の弾圧を食らう。浪士とは
名ばかり、その前日までは堂々の藩士だった
者たちが、桜田門で井伊直弼を打ち取り、その
わずか七年後に徳川家は瓦解するのだ。

七年あれば、世の中は一変することができる。
統制価格で天下り後も高給をエンジョイする
国家公務員を、全員失職に追いやることだって
出来ないことはない。  

                パパゲーノ

ブログランキング・にほんブログ村へ    Banner_04_3 ←クリックお願いします。

                      「時事ニュース」目次へ≫

                          総目次へ≫


【 大臣が来ると 】

2007-10-27 11:51:00 | 04 時事ニュース


25日(木)に、大阪中の島にあるロイヤルホテルで、
堺屋太一氏が主宰する堺屋塾が開かれた。
神戸からの湾岸線が、大阪市内に入ってから、
意外と渋滞し、定刻の6時半に対して、ボクは6時
15分に着いたのだが、ホテルの宴会場の入り口
辺りから、ものものしい警戒態勢が取られていた。
誰か大物が来るんだろうと、思っていたら、ボクと
相前後する形で、渡辺喜美大臣が到着した。

堺屋塾の場所が、いつもより奥まったところに
変更されていた。最近使いだした歩行器を
頼って歩むボクを、渡辺大臣が通り越した。
なんと堺屋塾に、特別講師で参加するための
來阪だった。

このことを事前に知ったらしい人々が集まって、
大きな菊の間が満席に近くなっていた。
これを付けてくださいと、歩む途中でバッジを
付けさせられた。セキュリティーのためらしい。

行革担当の大臣だから、テーマは多い。
だから話題も広範囲に及ぶがこれはという決め手
になるような発言はなかった。公務員の跋扈に
メスを加えるには、あれじゃ物足りない。
公務員とそのOBの給与体系が、統制価格
だと指摘するまではいいが、民間の市場価格に
合させるための施策が無いと何にもならない。

それでも、帰京する時間を、秘書官に命じて
一時間半ほど遅らせ、一時間余をしゃべり、
質問にも応じたのには好感が持てた。

大臣が退席した後、内閣の道州制懇話会の
座長である江口克彦氏が、「地域主権型道州制」
について講演したが、歯に衣きせぬ語り口で、
ボクが兼ねてから主張していたことと重なる部分が
多く、こちらの講演は、大いに意義深いものが
あった。

帰りは阪神高速・神戸線を利用したが、中の島の
入り口で、飲酒運転のチェックを受けさせられた。
堺屋塾では、コーヒーと水しか出ないから、呼気の
中にアルコール分があるわけもない。

江口氏の説く、地域主権型道州制については、
稿を改めて書くことにする。

                      パパゲーノ

ブログランキング・にほんブログ村へ    Banner_04_3 ←クリックお願いします。

                      「時事ニュース」目次へ≫

                         総目次へ≫


【 ハンガリー動乱 】

2007-10-27 11:50:00 | 04 時事ニュース


昨日の日経紙「春秋」からの引用ですが、1956年
秋に起きた、ハンガリー動乱を描いた映画が、
ハンガリーと英国との共同で制作され、11月
封切りになるという。題して「君の涙ドナウに流れ」。

動乱と呼ぶのは、当時の東欧圏を支配下に
置いていたソ連からの見方であって、当事者の
ハンガリーから見れば、あれは対ソ戦争だった。

ボクがハンガリーに盛んに出入りしたのは、
1975年から78年にかけてだったが、ハンガリー人
が異句同音に唱える、「この前の戦争」とは、まさしく
世界が動乱の言葉で片付ける、あの1956年の
対ソ戦争のことだった。

1968年に起きた「プラハの春」。こちらはチェコの
自由化運動をソ連軍が踏みにじったものだったが、
それに先駆ける1956年に、いち早くハンガリーが
ソ連の圧政から脱して、自由な国になろうとしていた
のだ。

ボクは大学4年だった。「スペインの牛」と
呼ばれていた。赤旗を見ると狂うという意味で、
敗戦後の満州で、小学生5年ながら、暴行
・略奪・凌辱をほしいままにしたソ連の軍隊を、
この目で見ているから、日本に共産党が居ること
自体が許せなく、「赤い大学」とまで呼ばれていた
のを、共産党関係の部室のすべてを開放し、
党籍を誇る教授三人を辞めさせるまで
頑張ったのだった。

そんな時に起きたハンガリー動乱だったが、首相の
ナジが、逮捕されたあげく、見せしめにと両足を
くくられて木の枝にぶら下げられて、嬲り殺しに
あった写真報道があったが、共産党は「あれは
西側のスタディオで制作された、為にする
インチキ写真だ」とまで言っていた。

民族大移動の時期に、あの地に残された
アジアの民が作った国が、ハンガリーだ。
すごく親日的な国でもある。
赤ん坊には、蒙古斑点が、そのまま出るし、言葉の
体系も日本語とそっくり。ただし単語は難しい。
シーズンになると、エンドウ豆を入れて塩味をつけた
ご飯を炊く国、ハンガリーをボクはこよなく愛する。

こんな映画ができるほどに、ハンガリーは
自由国家になった。
おめでとう。    

                  パパゲーノ

ブログランキング・にほんブログ村へ    Banner_04_3 ←クリックお願いします。

                      「時事ニュース」目次へ≫

                         総目次へ≫


【 小説・第二作「はぐれ狼が奔る」が登場 】

2007-10-27 11:48:00 | 02 華麗な生活

Photo

「炎の商社マン」に続いて、「はぐれ狼が奔る」
出版されました。

有名書店に行きわたるのは、来週いっぱいかかる
でしょうが、前作の「炎の商社マン」が880ページ、
上下ニ巻の大作で、二冊購入に税込3000円を必要と
したのに対し、こちらは約300ページの単行本で、
税込1400円と、お求めやすくなっています。

「炎」は男のロマンを書き、「狼」は男のファンタジー
を描いたつもりです。

紀伊國屋、旭屋書店、ジュンク堂、文教堂、
福家書店、丸善などの、有力店舗、約150店で、
かなり目立つ平積みで展示されています。

ハッキリ言って、相当に面白い本であります。
どうぞ、よろしく。

                    パパゲーノ

ブログランキング・にほんブログ村へ    Banner_04_3 ←クリックお願いします。



                「華麗な生活」目次へ≫


                          総目次≫


【 タイガース打線再構築案 】

2007-10-27 10:44:00 | 10 我ら猛虎党


先週、来期の投手陣はJFKを壊してでも、
先発投手陣を再構築と提案したところ、「とにかく
点が取れる打線にしなきゃ」との、ご意見を
いただいた。まさにおっしゃる通り。

岡田監督が、早稲田の後輩、鳥谷をショートに固定
し、競争原理から外して特待生にしたことから、
ばらばら打線が始まったというのが、ボクの意見で、
鳥谷も関本や藤本と同様に他の内野手と競わせ
ないといけない。
まして、鳥谷の一番となれば、相手投手に安心感
こそ与え、何も脅威は感じない。沖原を残しておいて、
競争相手が居ると認識させておけば、鳥谷も少しは
変わっただろうに。

金本も含めて、赤星、矢野、桧山それに投手の
下柳と、みんな盛りを過ぎたのが、主力扱いじゃ
打線の復活は無理でしょう。

シーツの再契約はないだろうし、いつまでも広島
からのFA頼みもミットモないが、金本を支える意味
からも新井は欲しい。

今岡がどこまで身体を直しているのか?それが
分らないから、これという案がでてこない。今岡
抜きで考えて、今岡が本当に復活したら、それは
望外の喜びとでも考えてよいのでは。

ともかく鳥谷は、守備範囲も狭いし、最大の欠陥は
ゲッツーが取れない。タイガースのゲッツーの
ほとんどは、関本がセカンドに入ったケース。鳥谷
がキイマンの時は、ぎりぎりセーフとなる。
スローイングに難があるんでしょう。

一二番をフレッシュメンバーに変えることが第一。
関本が二番をうまくこなしていたのに、なぜやめた
のかが分らない。一番には赤松を抜擢したら、今の
赤星よりも、はるかに足が生きてくる。

林は三番一塁で固定するべきだろう。ライトも桜井を
固定する。捕手も思い切って狩野を主戦とする。

問題はショートだが、新入団選手も含めて、一から
人材を発掘しよう。

で、さし当たりの打撃陣は、こうなる。

赤松・関本・林・金本・新井・桜井・狩野・
ショート・ピッチャー。

キイポイントは、鳥谷の特待生扱いをやめること。

もうひとつは、金本もいい加減に、フルイニング
記録の意識を捨てて、からだの調子がある時は、
ベンチに下がる柔軟な姿勢に変わって欲しい。
穴埋めには、赤星も葛城もおる。

                    パパゲーノ

ブログランキング・にほんブログ村へ    Banner_04_3 ←クリックお願いします。

                      「我ら猛虎党」目次へ≫

                          総目次へ≫