昨日の新聞に憲法審査会が、国民投票で投票率導入に関して議論を始めるようだ、と報じた。
国民投票法には、投票率については何も書かれていない。このことがそもそもおかしい。これでは、投票率が低くても成立してしまう。憲法が国民主権を建前にしていることを前提にするなら、憲法改正案に関する国民の意思を最大限尊重するという姿勢が必要である。これが民主主義のあるべき姿だろう。建前としてもこのような姿勢を示さない、自公は建前としての民主主義すら否定している。野党はこの自公の姿勢を厳しく追及することができていない。だから、民衆から支持が得られない。
国民投票において、国民意思は投票率ではなく、賛成票が有権者の過半数の場合に改正案は成立する、とすべきである。また、一条毎の投票にすべき。一括投票は絶対やめるべき。この条件が満たされない投票は、欺瞞的というべきものである。
自民党の中には、「ボイコット運動」を警戒している人がいるようだが、こんな及び腰で憲法を変えようというのはふざけた話である。しかし、このふざけた自民党の対応を追求しきれない野党が、アシストしている。
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