労働者民衆の「憲法」をつくろう!

現行憲法の思想と決別し、労働者の自立した思想を勝ち取ろう。タイトルを変更しました。

日銀は、「異次元緩和」の失敗を認め、黒田は責任をとれ。安倍も同罪

2016年07月30日 | 政治社会

安倍と日銀の黒田は、異次元の金融緩和策で2年間で2%のインフレを実現する、と公言していたが、すでに宣言から4年目に突入しているが、その気配はない。アベノミクスは完全に失敗している。アベノミクスは円安と株高を実現したので、その恩恵を受けた企業や個人投資家はいるだろう。恩恵を受けた企業は、その利益を内部留保にし、設備投資に回さなかった。だから、内部量穂が300兆円以上もある。国家予算が100兆未満だから、内部留保は国家予算の3倍以上もある。企業がなぜ設備投資をしないのか。それは、日本の経済の先行きに期待ができないからである。期待できないのは日本だけでない。世界的に期待できない。いま世界で。経済をけん引する国があるだろうか?世界経済全体を活性化させ引っ張いく産業分野や技術革新があるだろうか?ないのが現実である。先行き期待できないのがリアリティーである。期待できないというより不安のほうが大きい。つまり、企業は今後成長するというより倒産せず、生き残ることができるかどうかを考えているのではないか。だから、内部留保を増やすことによって、危機に対処しようとしている。賃金のアップを安倍は企業に強く要請しているが、やはり企業の腰は重い。政府は最賃をあげようとしているが、いまだ、800円台で1000円でも生活は苦しい。最低でも1500円ないと年間300万円にならないし、これでやっと生活が保障されるのである。現在の最賃の2倍近く必要となる。ワーキングプアという言葉をあまり聞かなくなったが、なくなったわけではない。依然として多くの人がワーキングプア状態にある。アベノミクスは大企業と個人投資家に利益をもたらしたが、一般の労働者には利益を何ももたらしていない。社会福祉関連予算の削られ、年金生活も少しずつ苦しくなっている。

安倍は自らの経済政策が失敗したことを認め、政治の舞台から退場すべき。今回の経済対策費が28兆円という。財源はないので、全部赤字国債の発行である。この国債も日銀が買うだろう。国の謝金は膨大な数字になっている。財政規律という言葉は、安倍にとっては留意する言葉ではないらしい。2%のインフレ実現が至上命題と化している。資本主義の経済システムをよく理解していない経済学者の意見を信じて進めてきたのだろうが、現在世界的に経済のダイナミックな成長は望めない状態なのである。政策のせいではない。だから、成長を追求したり、インフレを実現しようとしない方が弊害が少ない。アベノミクスが破たんした時の状態は恐ろしい結果が予想できる。早くやめるべきである。どうせ責任をとらないのだから。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相模原の障害者施設殺人は危... | トップ | 都知事選の結果の政治的意味 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治社会」カテゴリの最新記事