“喜羊羊与灰太狼”
“喜羊羊与灰太狼(シーヤンヤンとフイタイラン)”、というアニメに西安へ来てからはまってしまいました。
現在、中国で知らぬ人はいないほど一番人気の国産アニメで、街中でもよく子供が喜羊羊のバルーンを持っていたり、キャラクター入りの服を着ていたりするのを見かけます。年明けに公開された映画版は“赤壁”を抜いて大ヒットを果たしました。また漫画版は200万部超えのベストセラー、中国小学生のバイブルとなるほどの人気振りです。
左から、懶羊羊、美羊羊、沸羊羊、喜羊羊、慢羊羊、灰太狼、紅太狼。
内容は、羊たちとそれを狙うオオカミをコミカルに描いたアニメ。
時は羊歴3513年(西暦2231年)、草原の悪者灰太狼はいつも羊たちを食べようとして騒動を引き起こします。丸焼きにしようか串焼きにしようかそれとも羊鍋にしようか、常によだれを垂らして羊の村を襲う灰太狼はあの手この手で(銃撃戦をしたり、宇宙人を味方につけたり..)喜羊羊たちを捕まえようと奮闘します。が、その一方で賢く、また超強運に恵まれた喜羊羊と羊の仲間たち。最後に必ず灰太狼を退治してしまいます。そしてラストシーン。灰太狼が“我一定会回来的!(また来るぞ!)”と捨て台詞を叫びながらふっ飛んでいく、という所で毎回終了。
基本的にはアンパンマンのような子供向けアニメなのですが、たまに過激な内容や突飛な展開になることがありそれが面白いのです。
懶羊羊と灰太狼
中国の流行語にこんな言葉があります。
≪做人要做"懶羊羊",嫁人要嫁"灰太狼"(誰かになるなら懶羊羊、誰かに嫁ぐなら灰太狼)≫
懶羊羊はいつも食べるか寝てばかり。運動も勉強も嫌いの怠け者。いつもダダをこねて、それでもみんなに助けてもらえる草原の勝ち組。とにかく愛くるしいキャラクターです。
灰太狼はいつも鬼嫁・紅太狼にフライパンで叩かれる典型的な妻管厳(恐妻家)。クローン製造機なども作ってしまう天才発明家なのですが、運だけが悪く常にあと一歩というところで喜羊羊たちにやられてしまいます。そんな灰太狼も愛する紅太狼のためには、まめに家事手伝いや労働することを惜しみません。
わがままを通せる懶羊羊と紅太狼は、現代中国人の眼にはまさにあこがれの存在と映るのです。私も懶羊羊が可愛くて大好きです。
偶然で入ってちゃた~
私もわがままで愛くるしい懶羊羊が大好きです。