come on baby-不妊治療→出産への道!-

不妊治療を経て、無事にかわいい赤ちゃんを授かるまでの、
パンダのハートフル(?)ストーリー。

いつも二人で。ずっと二人で。

2009-09-01 23:47:24 | 出産後
今回をもちましてこのブログを卒業させていただくパンダ、38歳です。



まったくどれだけ放置すればいいんでしょうねぇ。。。
温かいコメントをいただいていたのに、
お返事をすることもなく、更新することもなく、
本当に申し訳ございませんでした。

おかげさまで、母子ともに元気に暮らしております。

子パンダも1歳4ヶ月。
身長75㎝、体重8900グラムにまで成長しました。


歩いて公園で遊ぶことができるようになり、
いろいろなものに興味を示すようにもなりました。

以前、絵本は食べるもの?とばかりに、
口に入れ、むしゃむしゃ食べてましたが(笑、
今では、これ読んで~(としゃべることはできませんが)と、
絵本を持ってくるようにもなりました。

コトバはまだまだで、
「まんま」と「いないいない…」くらい。

「いないいない…」と言いながら、
いないいないばぁっ!とすること、
「ぐるぐる~どかーんっ!」ができること、
携帯電話を持って「もしもし」のポーズをとること、
「○○するヒト~?」と聞くと手をあげるなどの芸(?)くらいは
できるようになったかなぁ。

食欲はそれなりにあるようで、
手づかみでむしゃむしゃ食べてくれます。

心配していた心臓ですが、
おそらく心室の穴は現在でもふさがらず、
あくまで予想ですが、心雑音の大きさも変わらないので、
このまま穴はふさがらないのかなと思われます。

ただ今後、穴が開いていることが原因で、
心筋梗塞や心不全などの病気を発症することもないそうなので、
(リスクは他のヒト同様)
一生、経過観察しなくてはならないけど、
それはそれで仕方ないのかな、と。
(子パンダには申し訳ないんですけどね…)

気になるのは、穴の近くにある大動脈弁。
今後穴がふさがろうとした際に、
コレを巻き込んでしまうことになったら、
問答無用で手術となります。

心臓の手術をする赤ちゃんは少なくないですし、
欠損部分にパッチを貼る手術も数多く行われているので、
難しい手術ではありませんが、
症例の多い手術だからこそ、医療ミスだって起こりかねません。

だから、下手に大動脈弁を巻き込むくらいなら、
穴は開きっぱなしでいてくれたほうがいいなと思っています。

まぁ、穴と大動脈弁もヤバイくらい近いというわけでもないので、
心配もいらないとは思うんですけどね。


子パンダは心疾患であることをすっかり忘れさせてくれるくらい、
元気にスクスク成長してくれています。



ということで、話は本題に。



以前からお知らせしていましたが、
不妊治療にはじまり、高齢出産、
産後の様子などをようやく書き終えることができたので、
「come on baby-不妊治療→出産への道-」を
卒業させていただくことにいたしました。

このブログを始めて、ちょうど3年。

本当にたくさんの方に応援していただきした。

ここで皆さんに励ましていただかなかったら、
今、娘を抱いていなかったかもしれません。

子供を欲しいという強い思いはあったから、
頑張って取り組んでいたのは間違いないんですが、
このブログがあったからこそ、
いつでも前向きに、モチベーションを高く持って、
治療に向かうことができたのだと思っています。

オットも皆さんからのコメントで
元気をもらっていたんですよ。

今、ここまでの道のりを思い返してみると、
あっという間だったように思えますが、
それは娘を抱くことができたからそう思えるだけ。

妊娠すること、無事出産することを考えているときは、
道のりは果てしなく、ゴールのないレースをしているかのようでした。

そんなとき、沿道で大きな声で、
ガンバレ!!と応援してくれたのが皆さんだったのです。


本当に、本当にありがとうございました。




不妊カップルは10組に1組といわれています。

不妊治療が世間でも知られるようになり、
高度治療や新生児医療体制もはるかに充実したといわれる昨今ですが、
現実には、何度も何度も体外受精にチャレンジしながらも、
お子さんを授かることができない方もたくさんいらっしゃいますし、
授かった赤ちゃんを妊娠中に亡くされる方もいらっしゃいます。
ようやく赤ちゃんを抱くことができても、
何らかの病気や障害を抱えていることも少なくありません。

多くの方がさまざまな思いを抱えながら、
でも、なかなか理解されず、
辛い思いをされています。

これが現実。


でも、そんな辛い状況でも、
理解してもらえなくても、
みんな一生懸命がんばっていらっしゃいます。


落ち込むことだってある。

毒づきたいときだってある。

ひがみっぽくなるときだってある。

自分で自分がいやになることだってある中で、
それでも希望を持って、
前向きにがんばっていらっしゃいます。

ワタシはブログを通じて出会ったたくさんの方たちに、
そんな前向きにがんばるキモチをいただきました。


ワタシからは何か届けることはできただろうか…。


たくさんの方に応援していただきながら、
「ありがとう」というコトバを残すことくらいしか
できていませんね。


ワタシからみなさんへ、
お礼のキモチを込めたメッセージを何か残すとしたら…


どうぞご夫婦仲良くしてください。

ということかな??



不妊治療をしていて、よかったと思ったことは、
赤ちゃんを授かったときの喜びは格別だということ。

欲しくて欲しくて、
でもどうしてもできなくて、
泣いたり、人にあたったり、
痛い思いや辛い思いをしてようやく授かったのですから、
この喜びはコトバにできないほど!!

そしてその喜びを、それまで一緒にがんばってきたご主人と
共有することができること。

治療をしていようが、していまいが、
赤ちゃんを授かったときは、
たいていのご主人は感動し、喜んでくれるでしょう。

でも、自分も検査したり、
精子を提供したりしながら、
ナイーブになりがちな奥さんを支えて、
一緒にがんばってきたご主人の思いは、
きっと他のご主人の何倍、何十倍にも大きくなっているはず。


妊娠できず、落ち込むワタシに
オットが「ごめんな」と謝ったことがありますが、
そのときのオットの思いを思うと、
なんとしても赤ちゃんが欲しい!絶対妊娠したい!
と強く思ったものです。

だからでしょうか。

娘を授かって、
一番幸せを感じた瞬間は、
自分が娘を抱いたときではなく、
オットが娘をうれしそうに抱っこしているときだったんですよね。
(自分のときは安堵感でいっぱいだったかな?)

大きくなった今でも、
オットが娘と楽しそうに遊んでいるのを見ると、
「がんばってよかったなぁ」と思うことがよくあります。

あのときがあったから、
あの辛さを二人で乗り越えてきたから、
今の幸せがあるんだと、
素直にそう思えるんです。


それに、子供を授かったら、
夫婦で子育てしていかなくちゃいけませんよね?
(「ワタシ一人が子育てしてるわっ!」という方も少なくないとは思いますが)
二人で治療をがんばることで、
出産前から二人で協力することの大切さが学べたのでは??
と思うことがあります。


治療に取り組む上で、
夫婦がよく話し合い、仲良しでいることの大切さが
よく言われますが、
それは子育てする上でも同じ。

治療をプラスで考えるならば、
早くから夫婦の絆を深めることができる、
大切な過程なんだと言えるように思います。

治療を経て、現在お子さんを授かったみなさん、
そう思いませんか??

治療は決してデメリットなことばかりではないんだと思いますよ。


だから、治療にがんばっているみなさんも
ぜひご夫婦仲良くしていただきたいと思います。

いつも二人で。

そしてずっと二人で。


治療は二人三脚。

子育ても二人三脚。

たとえ子供を授かれなくても、
二人で仲良くやっていかなきゃ。

それに、授かったとしても、
いずれ二人だけの生活がまたやってくるのですから。


二人が基本、なんだと思います。

なんて書くと、オットになにやらぼやかれそうですが、
まぁそのことは気にせずに(笑



どうぞ、ご夫婦仲良く、
お二人のペースで歩いていってほしいと思います。






ということで、これをもちまして
当ブログを終了とさせていただきます。

本当に長い間、ありがとうございました!!



で、これからなんですが、
2000年からずっと続けているHPの中のブログで、
日々の暮らしのことを綴っていますので、
もしよろしければ、そちらへ遊びにきていただければと思います。

そちらは、幼稚園からの幼なじみや、高校の同級生、
そうそう、うちの妹も読んでるときがあるんですねぇ(笑
かなりのプライベートブログです。

ワタシが治療の末に子供を授かったことは、
簡単には書きましたが、
詳しい治療状況については一切ふれていません。
もちろん人工授精で授かったことも書いていません。

ですので、遊びにきていただける方は、
次の2つを必ずお守りください。

ご自身の治療についてのお話はしていただいて結構ですが、
うちの治療内容については一切コメントしないでください。

リンクおよびブックマークしていただいている方がコメントいただく場合は、
ご自身のブログのアドレスは決して書き込まないでください。


ブログは、コメントを管理者のみ閲覧できるようになっていますし、
メールフォームも設けていますので、
内緒の話がある場合は遠慮なくどうぞ♪


とはいえ、更新もコメント返しもなかなかできない状態でいます。

なんせ、子パンダがなかなか昼寝してくれないもので。
夜は9時すぎには寝るんですが、
ワタシも一緒に寝てしまったり、
(起きたら3時過ぎてることもありましたぁ)
いろいろ他にやりたいこともあったりして、
なかなか…。

のんびりペースでやっていますので、
上記の約束事を守っていただくなど、
ご理解のうえ、コチラへ遊びにきてください。



長くなりましたが、以上で終わらせていただきます。

赤ちゃんを望むすべての方に、
かわいい赤ちゃんがやってくることを、
授かった赤ちゃんが元気にすくすく育っていくことを、
がんばっていらっしゃるご夫婦がいつまでも仲良しでいることを、
兵庫県の空の下で祈っています。

本当にたくさんのご支援をありがとうございました。

どうする?二人目のこと2

2009-06-15 14:11:17 | 出産後
とうとう断乳に踏み切ってしまったパンダ、38歳です。



さみしーっ!!!!(号泣



さみしすぎます…

しくしく。




それなのに…



それなのに…


子パンダってば、おっぱいナシでミルクが出てくることに
何の疑問ももたないようす。


離乳食が3回食になって以来、
1日2度ほどしかおっぱいをあげてなかったので、
おっぱいが出てこなくても平気だろうとは思っていたけど、
もう少しグズグズ言ってくれよぉ~。


眠くて眠くて仕方ないときに、
なぜおっぱいが出ない!!
と思ってるフシはあるように思うのですが、
睡魔と格闘しながら、遊びたおしてはります。
(で、撃沈→お昼寝)



おっぱいはやめても、
哺乳びんでのミルクをやめてないので、
子パンダとしては問題ナッシングなんだろうなぁ。

でも、いずれ哺乳びんでのミルクもやめないとね。


ミルクは1日3回。


午前と午後のおやつタイムと寝る前に、
哺乳びんであげています。
ちゃんと抱っこして。

腕に抱っこして、授乳しているときは、
他のママたち同様、
本当に幸せで、大切な時間でした。

ついさっきまでイライラしてても、
スッとキモチが落ち着いて…。

それももう終わりなのかと思うと、
実に淋しいわけで。


不妊治療じゃなきゃ、
断乳せずに、排卵日狙って…ってできるのにな。
(妊娠したらやめればいいかな~?←甘い?)



と、いつまでも不妊治療をしなきゃいけないこと、
おっぱいをやめなきゃいけないことを
グチグチ言っててもはじまりません。

おっぱいを飲んでくれるようになってちょうど1年になる6月2日から、
断乳を決行いたしました。


断乳は、二人目を考えるうえで重要なことなのですが、
問題はそれだけではありません。


それは、子パンダの心臓のこと。

以前に、子パンダの心臓の状態についてお話しましたが、
未だ心室にあいた小さな穴はふさがっていません。

ふさがるとしたら、3歳くらいまで様子を見る必要があるので、
そんなにあせることはないのですが、
気になるのは、もしふさがらなかった場合、
手術が必要になるのかどうかということ。

生まれてからずっと、レントゲンや心電図、
エコーなどの検査を受けていますが、
薬の服用もなく、心配していた体重も増加してきて、
生後6ヶ月を過ぎたあたりになると、
うまくいけば、穴がふさがらなくても、
手術の必要がないかも?なんて言ってたのです。

7ヶ月のときに受けたエコーでは、
膜ができつつあるのがわかり、
「こりゃふさがるかも~♪」とテンション高くしてたんですが、
その後も心雑音の大きさは相変わらず。

見た目にはすごく元気だし、
カラダの大きさに応じた食欲もあるのに、
心肺の負担はそれなりにあるようで…。

自然に穴がふさがれば何の問題もないけれど、
これから歩き、走るようになってくるまでに、
心肺負担が減るかどうか。

そんな話を先生としていたときに、
手術について少し聞きました。

入院は10日~2週間ほど。
手術の前にカテーテル検査に5日間の入院が必要だそうで。

できれば手術は避けたい。

でも、必要となったとき、
二人目の赤ちゃんがいては困ります。

子パンダはまだまだ小さい。
ワタシがそばにずっとついていてあげなきゃいけないし、
ついていてあげたい。

授乳の必要な赤ちゃんがいては困るわけですよ。

二人目の赤ちゃんを考えるときに、
子パンダの手術が必要かどうかは、
非常に大きな問題となるわけです。

そんなことをずっと考えていたのですが、
1歳の誕生日のすぐあとに受けたエコー検査で、
肺への負担が軽減されていることがわかったのです。

穴はもちろんふさがってないし、
軽症レベルに下がっているわけではないけど、
確実に負担は軽くなっていると。


はぁ…よかったぁぁぁ。

2人目をどうするかという話の前に、
子パンダが少しでも楽になっているということが、
うれしくて。

ひとつ肩の荷がおりたような気がしました。


次は7月初旬に心電図とレントゲン検査があるので、
状態がよければ、いよいよ治療を本格始動しようかな、と。

そんなつもりでいます。



治療かぁ…。

まずは病院に行く前に、
基礎体温でもつけるか。

最近は、子パンダが5時半くらいから活動をしはじめており、
アラーム設定をしている携帯電話をさわりまくってるんです。

先日も、勝手に動画なんて撮ってたりして。
(寝室の天井が映ってました)

さわるだけならともかく、
子パンダは何でも口にしちゃうんですよ。

小さい子が何でも口に入れちゃうのは当然よ♪
との声が聞こえてきそうですが、
子パンダはひどいんです。

だから枕元に婦人体温計を置いておきたくないんだな。
口に入れて問題はないけど、
取り上げるとウギャー!!と朝っぱらから怒り出すし。

布団の下(ワタシは枕を使用してません)に入れると、
アラームが聞こえないだろうなぁ。

ま、なんとかするしかないですね。






治療かぁ…。(二度目)



一人目は、運よく授かることができました。
ホント、運よく…って感じ。

一時期は、顕微受精のことも考えてたんですが、
おかげさまで4度目の人工授精で授かりました。

治療は、まず現在のワタシのカラダ(ホルモンなど)をチェックして、
早い段階から人工授精にチャレンジするつもりですが、
前回のようにそんなにうまくいくのか不安です。

一人目ができにくくても、
二人目はすぐできたって言うよ♪
なんて話もありますが、
そういうのに期待したり、希望を持ったりできるほど、
ポジティブではありません。

一人目はすぐできたけど、二人目で不妊に…って話だって
山ほどあるわけで。


治療を続けてきて、
そんなに甘いものではないことがわかっているから、
ネガティブには考えないけど、
楽天的には考えられないんですよね。

年だって重ねるし、
前回よりいい卵子ができないかもしれない。

もし妊娠できても、流産だってするかもしれない。

子パンダのことを考えれば、
前回のように、毎月人工授精にチャレンジすることもできないだろうし。

とにかく前回より条件は悪くなってると思わなきゃ。

治療代にいくらかけられるのか。
それも問題。

前回は、納得がいくまでとことん頑張るつもりでした。
そのためにパートも始めていたし。

でも、今回は「とことん」はムリだなぁ。

人工授精は成功率からいって、
5~6回はチャレンジするでしょう。
子パンダだって4回目でできたんだし。
(6回で、排卵日チェックやお薬・注射代なども含めて12万円~)

その後は、オットと話し合って、
体外受精にステップアップするとしても、
そうだなぁ…
採卵は一度しかチャレンジできないだろうなぁ。

うぅ…
考えただけで若干ユウウツになってしまう。

今からこんなこと言ってちゃダメですね。
2年前の、やたらポジティブ思考で頑張ってた自分を思い出さなきゃ!!

前回と比べて、ひとつだけよかったなと思うのは、
タイミングで様子を見るというのを省けること。

1年間、排卵誘発剤を服用し、
毎月タマゴチェックに通って、
「今夜だ!」と意気込んで頑張ってきましたが、
結局毎回リセットしては泣くはめに。

あの時間を今度はすっとばして、
チャレンジできるのがうれしいです。

もしかしたら自然妊娠だってできるかもしれないけど、
自力で妊娠できる可能性が少ないことは重々承知。
そこは割り切って、早々に人工授精にトライするつもり。


と、二人目チャレンジへの思いを語ってみましたが、
オットとはまだきちんと話し合えていません。

子パンダの子育てにオロオロしているワタシを見てたら、
「さぁ、二人目を♪」とは思えないだろうな。

ワタシ自身、大丈夫か??と思うもん。

でも、いずれ二人目を授かりたいと思っているなら、
年齢を考えてもそろそろスタートせねばっ。


せっかく淋しい思いをしてまで、
卒乳を待たずに断乳を決行したのですから!!


あきらめるのはまだまだ早い。
妊娠できるのもきっとまだまだ遠い。

というわけで、
二人目チャレンジ宣言をさせていただきます!!

がんばるぞ!不妊治療!!
授かるぞ!二人目ベビー!!

どうぞ応援してやってください。

どうする?二人目のこと1

2009-05-15 17:50:32 | 出産後
子パンダに弟妹をつくってあげたいパンダ、38歳です。



めでたく子供を授かり、
その子も1歳の誕生日を迎えることができました。

子育ても少し慣れてきたかな?と言いたいけれど、
ペースがつかめてきたなと思った頃に、
また新たな悩みが出てきたりするもんだから、
いつまでたっても子育てビギナーです。

1人の娘にさえこんなにとまどい、
オロオロさせられ、
しんどいなぁと思ったりしているのに、
子供を3人も4人も育ててるヒトってのは
いったいどんなふうに、
そしてどんな心境で子育てしてるのか
不思議でなりません。

少子化時代と言われるけど、まわりには
3児の母ってのが結構いて、
なかには4人目を出産したばかりの友だちもいるんですが、
ただただ「すごいなぁ」と感心するばかり。

そして、うらやましいなぁというキモチでいっぱいです。


1人でもいい!
どうか子供を授けてください!!

そんなキモチで治療に励み、
ありがたいことにかわいい娘を授かることができたのですが、
贅沢にも、「もう1人…」なんて思ってしまいます。

オットと娘と3人で遊んでいると、
子パンダ1人でもいいやぁと思うこともあるけど、
こんなかわいい子がもう1人いたら、
もっともっと楽しいだろうなぁって。

それに、首さえすわらない頃の、
あの小さくてふにゃふにゃしてる赤ちゃんが
懐かしくって。

腕の中にすっぽりおさまって、
なんだかとってもいいニオイがして…

ついこの間のことなのに、
もうすでに赤ちゃんじゃなくなってしまった娘を見ていると、
またあの頃の赤ちゃんを抱っこしたいなぁって思えてくるんです。

夜に何度も起こされて、
大変だったことをすっかり忘れてね(笑

それに、何といっても、かわいいかわいい子パンダに、
弟妹を作ってあげたいんです。

いずれワタシたち夫婦は、子パンダをおいて、
この世を去ります。

子パンダをたった1人残して去るのは、
かわいそうでならない。

ワタシには弟妹が、オットにも弟がいます。
日頃一緒にいなくても、家族がいるというのはどこか心強いもの。

それに今のままでは、子パンダは確実にお姫様気質になっちゃいます(笑



何としても、子パンダに弟妹を!と思うのですが、
そうとなれば、のんびりしてはいられません。


だって、ワタシ…

38歳ですもーーーーんっ!!!

急がなきゃ!!デス。



急がなきゃ!とは言ってみたものの、
クリアにしていかなきゃいけない問題がいっぱい。

あっさり妊娠できてしまえば、
悩んでいるヒマなんてないんですが、
そんなに簡単に妊娠できていれば、
このブログだって始めちゃいないっつーのっ!!


二人目を授かるために、ワタシがクリアにしなきゃいけないこと。


それはまず…

子宮筋腫をどうするか?


妊娠中、ワタシのお腹の中には5センチと8センチの筋腫がありました。
出産して、小さくはなりましたが、今でも健在ですよ。

サイズこそ大きくなりましたが、
妊娠にも、経膣分娩にも問題のない筋腫で、
不妊治療の先生からも、
「そんなことを気にするより先に妊娠を!」と言われていました。
産婦人科の先生からも、全く問題視されず。
「変性(細胞や組織が壊死してしまうこと)は滅多に起こらない」
と、数名の先生に言われてたのに、
見事に変性を起こし、切迫早産で入院することになったのです。

出産後、担当医から、
「今後、妊娠される場合は、
筋腫をどうするかご主人と相談したほうがいい」って。

今度妊娠したときも、必ずではないが、変性を起こす可能性はある。
切迫早産の危険を回避するためには、
筋腫を摘出しておく方がいいが、
その場合は、摘出手術から1年間は子宮を休める方がいい。
また次の出産は帝王切開となる。

というのが、先生の見解だそうで。

筋腫をとってから妊娠すべきか、
筋腫を無視して妊娠すべきか。

そりゃ切迫早産になる危険性を考えりゃ、
とっておくのがいいに決まってます。

前回は、幸い痛みと強い張りだけで、
子宮口が開いたり、頚管が短くなることもなかったので、
17日間で退院することができましたが、
次はどうなるか…。
出産まで退院できないかもしれません。

それはヒジョーにまずい。

だって、今度は子パンダがいるんだから、
ゆっくり入院してることなんてできませんっ!!



でも、切迫早産の可能性があるってだけで、
カラダにメスを入れるのはどうかと思うし、
(うちに来ていただいていた助産師さんとも話していたけど、
特別な場合でなければ、切るのは避けた方がいいよと言われました)
何より、妊娠する時期を先延ばしにするのがイヤなんです。

経膣分娩を経験したワタシとしては、
できれば次も下から産みたいし。

とはいえ、自分の希望ばかりもいってられない。

もし摘出手術を受けるとしたら、
2週間近く、子パンダを誰かにみてもらわなきゃいけないけど、
これについては出産時にだってみてもらわなきゃいけないから、
今からきちんと考えておくべきことですが。

オットとも相談してみたけど、
切迫早産は避けたいとのこと。

まぁ、そうだろうな。


手術を受けるとしたら、病院探しや子パンダのお世話のことなど、
そろそろ動き始めなきゃいけないと思い、
不妊治療でお世話になった先生に相談することにしたのです。


2月上旬。
オットに子パンダをまかせて、病院へ。

先生に、女の子を授かったことのお礼を述べ、
妊娠中転院したこと、娘が心疾患があるが元気であることなどを報告し、
久しぶりに内診台に乗ってきました。

いやぁ、やっぱりイヤなもんですね。

モニターに映し出された筋腫は、
妊娠時に比べ、すっかり小さくなっていました。
数値は忘れちゃいましたけど。

「このくらいで切ろうという先生はまずおらんよ~」と先生。

たしかに一度変性を起こしているから、
また起こす可能性はあるけど、
絶対じゃないし、このサイズのものをわざわざ切ることをすすめないって。

そして、それよりまず妊娠しましょ♪って。

先生にそう言われちゃ、
筋腫は気にせずまずは妊娠!するしかないでしょ。
オットにも報告しましたが、
「先生がそう言うなら…」と同意してくれました。


ただ、それでも再び筋腫が変性を起こして、
妊娠後期に入院することは避けられないだろうなぁという、予感はあります。

そのことを覚悟の上、妊娠しなきゃいけないし、
準備もしておかなきゃ。


まず妊娠する時期。

何度も言いますが、簡単には妊娠できないので、
時期を選ぶなんてえらそうなことは言えませんが、
できることなら、夏頃に出産したいのです。

理由は、妊娠後期に入院することを考えたとき、
オットの仕事が繁忙期であっては困ります。

春~夏は比較的に残業も少ないので、
子パンダのことを任せられます。

任せるといっても、料理は作れないし、
子パンダのめんどうをすべて任せることはできません。

そうなるとお義母さんに助けていただかなくてはならないので、
できれば移動が楽な時期がベスト。


まぁ、そんな希望どおりになるわけないと思っていますが、
となると、ぼちぼち基礎体温を再開して、
検査などを受けはじめないといけませんが、
まだ卒乳してないんですよ。

1日2、3回くらいしか、
(午前中のミルクのとき、寝る前のミルクのとき、
プラス昼寝のための寝かしつけのときですかね)
おっぱいをあげてないんですけどね。

なかなか直接母乳ができなかったこと、
微量のおっぱいしかあげてこられなかったこと、
栄養補給のためでなく、
おしゃぶりがわりとして、
コミュニケーションのためにあげてきたようなもので、
未練いっぱい!!

それにもし妊娠できなかった場合、
おっぱいあげられるのはこれが最後になってしまいかもしれないわけで。

そう思うと淋しくて、なかなか卒乳ができません。

子パンダ自身は、おっぱいを必要としてないんでしょうけどね。
今は眠くてグズグズ言ったときに
飲んですぐに寝るので、
一応必要と思ってくれてはいるんでしょうけど、
発熱で辛かったとき、2日ほどおっぱいを完全拒否してたくらいですから(泣


それでも、治療を再開させるためには、
卒乳していることが病院から出されている条件ですから。


ちょっと真剣に考えてみます…。



あとは、保育園を探しておかなきゃいけないですね。
ワタシが入院した場合に一時保育をお願いできるところ。

うちは車を所有していないので、
近所でないと困るのですが、
なかなかないんですね~。

保育料が高すぎるのも困るし。


そうそう!保育園といえば、
治療に通う際に預けるところを探しておかないと…。


ワタシの通っている病院はキッズルームがないんです。
時々、小さなお子さん連れで来られている方もいらっしゃいますが、
内診程度ならともなく、
人工授精に付き合わせるわけにはいきません。

それに、まだ妊娠されていない方のお気持ちを考えたら、
連れて行かないのがいいでしょうし。

そうとなったら、保育ルームを探しておかなくちゃ。

ありがたいことに、うちの病院は待ち時間が短いんですよ。
受付を済ませて帰るまでに1時間以上かかったことがないんです。

人工授精のときはもう少しだけかかりますが、
早いでしょ~??

だから2時間ほど預けるだけで済むので、
駅近の保育ルームがいいかな。

料金と評判をチェックして、
一度お試しで預けてみた方がいいですね。



ひとまず、筋腫、妊娠時期、卒乳、保育園についてお話しました。



子パンダは熱が下がったものの、
服用している抗生物質のおかげで下痢しているし、
足の発疹がまだ治らないので、
何かと気がかりだし、甘えっぷりもなかなかで、
子パンダにかかりっきり…。

こんな状態で二人目のことを考えようとしても、うまく頭がまわりませんが、
自分に課せられている問題をしっかり整理・準備しておかないとね。


続きはまた次回…



珍しく更新はやいでしょ?(笑

甘えたっていいじゃない

2009-05-13 16:17:11 | 出産後
GWは子パンダの発熱に翻弄されていたパンダ、38歳です。



これまでにも2度ほど、
39度の発熱に見舞われたことはあったのですが、
いずれも2時間ほどで37度台に下がっていたので、
本格的(?)な発熱はこれが初めて。

日頃ぐずることが少ない(らしいんですね)子パンダですが、
さすがに辛かったのでしょう。
夜中に何度も起きては、抱っこをせがみ、
寝付いたころを見計らって布団に寝かすと泣き出す…
というのを何度も繰り返していました。

夜泣きか?と思っていたのですが、
熱がどんどんあがっていってたんですね。
朝には熱が39度になっていました。
早く気づいてあげればよかった…。

本当にかわいそうなことをしてしまいました。


少し熱が落ちつき、病院へ行って薬をもらったのですが、
再び熱が39度台に。

どんどん食欲がなくなり、
ワタシにくっついてばかり。

早く解熱剤を使えばよかったのですが、
「できるだけ使用を控えて」と看護師さんに言われてたので、
おでことワキの下、股関節に冷却シートを貼って冷やすことに。

様子を見ていましたが、一向に下がる気配がありません。

途中、薬が効いてきたのか、夜もすんなり寝付いてくれたので、
もう大丈夫かな?なんて安心してたら、
明け方からグズグズが始まり…。

それでも解熱剤を使わずにいたら、
グズグズもピークになり、
熱がついには40度を超えてしまいました。

あわてて座薬を入れてあげ、
休日夜間診療所で診てもらったたのです。

先生に、もう少し早く座薬を使ってあげたらよかったのにと言われました。
たしかに使いすぎはよくないけど、
使わなさすぎもね…。

子パンダには、ホント辛い思いをさせてしまいました。


ちなみに現在は、食欲旺盛で、夜もぐっすり寝てくれるし、
元気いっぱい!発熱以来味をしめたのか、
やたらと甘えん坊になって困ってますが(笑

でも、夜になると熱が38度を超えちゃうんですね~。

で、今日かかりつけ医に受診し、血液検査をしてもらったら、
やたらと白血球等の数値が高くって。

すぐさま近所の総合病院を紹介され、受診することに。
どうやら、風邪とともに、
手足口病にもかかってるんじゃないかと言われました。

発熱初日に手のひらと足に湿疹が出ていたので、
手足口病を疑ってみたのですが、
それらしい雰囲気でなかったし、
先生からも「夏風邪で湿疹の出るウィルスに感染したのかなぁ」と
言われてたので、気にしてなかったんですけどね。

手足口病とは言われても、多分そうだろうって感じで。
夏風邪で湿疹ということも考えられるとも言われました。

って、どっちやねーんっ!!

まぁ、夜の発熱が気になるだけで、
湿疹をかゆがることもないし、
機嫌もいいので、早くよくなってくれることを祈るばかりですが。

ホントとんだGWになってしまいました。
来年は家族でピクニックにでも出かけたいなぁ…。




と、相変わらず前フリが長いんですが~(笑


前回、話しておきたいことがあと1つと書きましたが、
もう1つ見つかっちゃいました。


それは、育児のサポートについて。


産後、体調が戻らない状態での赤ちゃんのお世話は
ホント大変。

高齢出産となれば、そりゃもう(笑

まぁ、若けりゃ楽かっつーと、
若くして産んだ経験がないので、
わかんないんですけど。

30歳を迎える少し前くらいから、
徹夜ができなくなったことを思えば、
37歳で連日の睡眠不足はこたえるわけで。

肉体的にキツイところへ、
わが子が小さく産まれたりして
精神的にもナイーブになったり、
そうでなくても母乳の出が悪いとか、
抱っこしていないと泣くとか、
出産年齢に関係なく、さまざまなトラブルがあるわけで。

せめてキモチが元気でいれば、
乗り越えていけるのですけどね。

わが子の寝顔やかわいい笑顔を見ていると、
辛いこともふっとぶけれど、
それだけではどうにもならないことはあります。

そういうときは強がらず、我慢せず、遠慮せず、
何らかのサポートを受けるべきだと思います。


サポートといってもいろいろ。

オットや両親、兄弟などの家族からのサポート。
甘えられる環境なら、どんどん甘えていいんじゃないでしょうか。
育児を放棄してるわけじゃない。
育児に真正面から取り組むためのサポートなんだから。

または、市町村の制度を利用する。
子育てを応援してくれるサポートがあります。
ワタシも1年間育児支援制度を利用しました。
さらに、NICUに入院した子パンダの入院費用を助成してくれる制度も。

ワタシには頼れる家族もいないし、
市町村の制度じゃ、いまいちニーズにあってない…
そういうヒトもいるかもしれませんが、
それなら友人にグチを聞いてもらうのもいいんじゃないんでしょうか。
ものすごーくキモチが楽になりますよ。

ワタシのまわりにはすでに2、3人のお子さんを育ててる
先輩ママがいっぱいですから。




子育てにはガマンはつきもので、
母親の自己犠牲のもとになりたっていると思います。

自己犠牲って言うとよくないなぁ。
自分のすべてをかけてでもへっちゃら♪になるものだから、
決して犠牲ではないけれど、
(それに望んで望んで授かった大切な命ですから)
時として自分を抑えて向かわなくてはならないときがありますよね?

そんなときに自分のキャパ以上にムリをして、
母親自身がダメになっちゃぁ意味がない。

甘えていいんですよ。

誰かに助けてもらったらいいんですよ。

年齢を重ねてるからといって、
子育てが若い人より上手なんてことはないんだし。

これから妊娠・出産される方は、
自分が子育てする際に、まわりからどんなサポートが受けられるのか
しっかりチェックしておきましょうね。

もちろん産まれてみないと分からないこともあるので、
チェックしようがないこともあるけれど。

ワタシが受けた育児支援制度についても、
出産後、保健師さんの訪問のときに紹介されたし、
入院費用の助成については、入院中、病院で教えてもらいました。


今日はそのお話を少し。

ワタシの住んでる尼崎市では、
子育てに不安を抱えるママさんの育児をサポートする制度として、
助産師さんや看護師さん、保健師さんなどの専門員が
2週に一度、訪問してくださり、
育児のアドバイスをしてくれるというものがあります。

アドバイスというと漠然としていますが、
うちの場合は、子パンダが直接母乳を飲めなかったことを
ものすごく悩んでいたので、
助産師さんが来てくださり、母乳マッサージをしてくれたり、
母乳を飲んでくれるように指導してくれたりしてもらいました。

母乳は最初が肝心なので、
うちは週に一度来てもらってました。

まぁ、申請してようやく訪問してもらえる日になって、
突然母乳が飲めるようになっちゃったんですけど(笑

それだけじゃありません。

通いたくても通えなかったベビーマッサージをしてくださったり、
ちょっとした疑問や不安を聞いてくださったり、
こんなふうにしたら楽よ♪とアドバイスしてくださったり。

制度自体は専門員の派遣は半年間なんですが、
希望によりもう半年延長ができるので、
うちも延長していただきました。
(延長後は月に1度になりました)

うちに来ていただいていた助産師さんは、
偶然にもマタニティヨガに通っていたとき、
レッスン前の心拍確認などをしていただいてた方だったんです。

子パンダがお腹にいるときからのお付き合いなんですね~。


育児の相談窓口は、市町村やベビー用品のメーカー、
ミルクのメーカー、ドラッグストアなど、
そりゃもうたくさんあって、
気軽に電話をすればいいんですが、
わざわざ聞くほどのことじゃないってこと、ありますよね?
それにお決まりのアドバイス、
あるいは「そりゃそうした方がいいだろうけど、できないから聞いてんじゃん」
といいたくなるようなアドバイスをされてもねぇ。

そんなときに、2人のお子さんを育てた助産師さんが
(中学生と小学生の女の子だそうです)
定期的に来てくれ、ちょっとした質問に答えてくれるのって、
すごくありがたかったです。

この方は、産婦人科で働きながら、
育児支援専門員としての活動もされているので、
出産の現場の話や、他のママさんの話も聞けるので
とても興味深かったですねぇ。

うち以外では、17歳のママ(若すぎてママ友ができないらしいです)や
双子ちゃんのママところに行ってるようで、
健診につきそってあげたりしていたみたいですね。


この制度に申し込むためには、
主治医に申請書を書いてもうらう必要があります。

この人はこういう状況だから、
育児支援をしてあげてくださいねっていう書類。

うちの場合は、健診の際に書いてもらおうと思っていたら、
病院側から尼崎市の方へ郵送してくださったようで。

NICUの担当看護師さんが
「直接母乳が確立されていないので悩んでいる」など
書いてくれてました。

あとは出産後に異常があったことや、先天性心疾患であることなどで、
ママさんが不安に思うことも多いだろうからって。

おかげで申請手続きが早期に行われ、
子パンダの退院後、3週間で訪問が始まったのです。

まぁ、この制度は無事に出産され、
順調に赤ちゃんが成長されている方や、
単胎児の場合には、なかなか利用できないかもしれません。

でも、無料でなくても家事を手伝ってくれるものや、
育児のサポートをしてくれる制度が各市町村で設けられていることがるので、
一度試してみてもいいと思います。
あわなきゃやめればいいだけの話。


入院費用の助成も助かりましたね。

赤ちゃんだと治療費用や入院費用もタダじゃないの?
と思われるかもしれませんが、そうはいかないんです。

まぁ、治療については保険が効くのでタダみたいなものですが、
大人と同様、食事代は保険が効きません。

食事=ミルク代は、1日500円。
退院直前でも一日に500~600ミリしか飲まないのに、
500円って高くないですか??
母乳だって少しは飲んでるのにぃ~。

あとパジャマをレンタルするとお金がかかりますよね?
赤ちゃんの場合、これがおむつ代になります。

これは1日780円。
高いでしょー!!!

産まれてから27日間の入院となるので、
ミルク&おむつ代だけで、34560円となるのですよ。

これに、保険適用外のモロモロが加わるわけですから、
なかなかの金額になります。

これを助けてくれるのが、養育医療。
一般に2000グラム以下で産まれるとこの制度が利用できます。
でも、子パンダの場合は2300グラムあったので、
対象外となってしまいます。
他にもいろいろな基準がありますが、
案外あてはまらないんです。

子パンダはかなりの低血糖で大変だったのですが、
これは対象外。
たまたまチアノーゼを起こしたので給付対象となったんですけどね。

出生後すぐに手術が必要だとしても、
給付の対象にならないこともあるんです。

数値だけで対象になるのかどうかを決めるのってどうなんでしょうね~。

まぁ、そんな制度があるんですが、
うちは17000円ほどですみました。

ちなみに保険が効かなかった場合…。
130万円ほどになるようで。
手術を必要としなかったとはいえ、
こんな高額の医療を受けていたのかと思うとビックリ!!
保険制度に感謝しちゃいまいした。


今回もなかなか長文となってしまいましたが、
要は、誰かに、何かに甘えたっていいってことです。

高齢出産は、ただでさえ若い人に比べて
頑張らなきゃいけないことが多いんですよっ。

世の中のママさんたちが甘えて、頼っていることを
同じように甘えて、頼ればいいんです。


親にはなかなか甘えられませんでしたが、
オットをはじめ、助産師さん、看護師さん、
友人たちなどなど、いっぱい頼ってきました。

おかげで子パンダも無事に1歳に。

これからもたくさんのヒトに支えられながら、
子育てを頑張っていきたいと思います。



はぁ…

自己最多の文章量(笑
いつも最後まで読んでくださって
本当にありがとうございます。

子供が1歳に。ママも1歳に。

2009-04-24 14:34:51 | 出産後
4月15日に子パンダが1歳の誕生日を迎えた母親のパンダ、38歳です。



いろいろな思いを抱えて出産に臨み、
待望のわが子を抱いてから、もう1年も経つんですね。

おかげさまで、元気に誕生日を迎えてくれました。



ついでに…

ワタシの誕生日は子パンダの翌日なので、
気づけばワタシも38歳。
アラフォーでゴザイマス★
(あまりめでたくもないけれど)

てなわけで、冒頭のおきまり文句も「38歳」とさせていただきました。


子パンダが生まれてから、
自分の誕生日についても、
少し考え方が変わったかもしれません。

38年前の4月16日は、
母が痛い思いをして(母は帝王切開で3人産みました)
ワタシを産んでくれた日。

母もワタシが子パンダを抱いたときのようなキモチを
抱いたのだろうか…。

聞いても適当に受け流してしまう女なので(笑
どんなキモチだったかは知る由もないのですが。

それでも初めての出産、初めての育児で、
さまざまな思いをめぐらせていたことだろうと思います。


子パンダもいつか子供を授かったとき、
自分の誕生したときのことを知りたくなってくれるかしらん?

うちの母のように受け流さないためにも、
しっかり記録&記憶していきたいと思っています。



さて、わが子の初めての誕生日。

いろいろな方のブログ等を拝見していると、
頑張って楽しく演出されていらっしゃるようで、
ワタシも「よーし!いっちょ頑張ったるか!」と
以前から計画していました。

でも、どんなふうにしようかなと。

みんなみたいに子供の喜ぶかわいいメニューなんて作れるだろうか、
お部屋を楽しく飾り付けられるだろうかと、
あれこれ考えていましたが、
ヒトと比べても仕方ないし、
とにかく子パンダが「お♪」と喜んでくれるものにしようと
まずはこんな感じのものを…




子パンダの席の後ろに、色画用紙で
「HAPPY BIRTHDAY ○○(名前)」と飾り付けを。
子パンダの顔写真もつけちゃいました。

桃の節句で飾りつけたピンクの梅柄をチョキチョキ切って、
葉っぱもつけて桜柄に。
(再利用という名の手抜き?)

ピンクのリボンに白い小花の造花を飾り付けました。

これで、産まれてから今までの写真を何点か飾り付け、
ちょっとしたギャラリー風にすればよかったなぁと、
若干反省。


誕生日の前日に飾りつけ、
実は未だにそのまんまにしているのですが、
「なになに~??♪」って感じで
しょっちゅう振り返ってみてますね、子パンダってば。

ひとまず成功ってことで(笑


続いてお祝いメニュー。



子パンダのダイスキなクマさん(パンダも好きですよ♪)を
豆腐ハンバーグで作ってみました。

人参のお花にアスパラの葉っぱ&茎。

手前のパンは、ほうれん草をホワイトソースで和えて、
サンドイッチ用のパンで巻いたもの。

子パンダが手づかみで好きなように食べられるようにと
考えたもの。


そして忘れちゃいけない誕生日ケーキ。



卵アレルギー予備群かもしれない子パンダのために、
卵抜きでパンケーキを焼き、
一晩水切りをしたプレーンヨーグルトでコーティング。
パンケーキの間にはイチゴをはさんでいます。

2匹のハムスターは、ケーキ屋さんで買ったマジパン。
偶然にもお皿が「HAPPY BIRTHDAY」ですね。


このたいして力の入ってないメニューですが、
子パンダの反応は…



乗り出して大喜び♪
あ~ぁ、作ってよかったぁぁ(泣
(後ろにたてかけてあるコタツがみっともないですねぇ)




得意芸の拍手を何度も繰り返し、
わけわかんない喜びらしき奇声を発しながら
食べてくれましたよ。

↑は誕生日当日。

週末には、子パンダのおじいちゃん&おばあちゃん、
おじさん&おばさんを招いて、
あらためてお祝いしました。

また一からメニューを考えるのは大変だったので…




かぼちゃでクマさんを作り、
黒米で炊いたご飯を柔らかくしておにぎりに。
あと同じで(笑

ケーキ用のパンケーキ、人参&アスパラは
冷凍しておいたので楽チン♪




ワタシたち両親からのプレゼントは、
アンパンマンのキーボード


以前に、誕生日には木のおもちゃをあげたいなと思っていたのですが、
少し前におばあちゃんに買っていただいたので(→コレ
音の出るおもちゃで、立って遊べるものがいいなぁと探していたのです。

アンパンマンは避けたかったのですが(個人的趣味です)、
子パンダは大喜び!
オットが箱から出す時からワクワク、ソワソワ(笑
ノリノリで鍵盤を叩いて遊んでくれました。

おじいちゃんとおばあちゃんからのプレゼントは、
森の遊び箱2
これもかなりのお気に入り。

パズルやままごとセットのパーツがあちこちにばらまかれ、
あやうく踏んでしまいそうになるのが悩みのタネではありますけど、
子パンダが喜んで遊んでくれるので、
親としてはうれしい限りデス。


1歳のお誕生日といえば、
一升餅を背負わせるというのがありますが…
「一升分でなくてもいいんでない?」
ということになり、紅白のお餅を3つずつ背負わせました。



小さなカラダの子パンダでも軽々と背負えちゃう♪
短い足で仁王立ちなんてしてますね~(笑





そうそう。

プレゼントがもう一つ。


麻しん・風しんの予防接種を
誕生日当日の午前中にプレゼントしてあげました♪
相変わらず派手に泣いてましたよ。



そんなこんなでささやかではありましたが、
無事に1歳の誕生日を迎えられたことを
心からうれしく思います。


出産から1年。
もっとちゃんと更新していきたいと思っていましたが、
なかなかできず。
最近じゃ、子パンダがマウスを奪いにくるので、
パソコンにも向かいにくい状態でして。

それでも、ひととおり書いておきたいことは書きとめられたかな。

あと一つだけ最後に書いて、
ぼちぼちブログを卒業したいと思っています。

一つだけといっても、これが結構長い話だったりして。

そして、いつ更新されるのかは、本人もわかりませんが(←こらっ!)
最後までお付き合いください。


それではまた。



追記。

更新がないにもかかわらず、
いつも読んでいただいてありがとうございます。

産後は痛いことだらけ。

2009-03-20 17:26:37 | 出産後
チョロQのごとくすばしっこい子パンダに振り回されてるパンダ、37歳です。



体が小さいせいか、ちょこまかよく動くんですよ、子パンダは。

ハイハイも高バイって言うんでしたっけ?
ひざをつかずに、ハイハイするのって。
あのスパイダーマンのような動きで、
ワタシの足元をチョロチョロするもんだから危ないったらありゃしない。

これで歩くようになったらどうなるんだろうと、
先が思いやられるんですが、
元気でいてくれることに感謝しなくちゃね。


さて、「産後は痛いことだらけ」なんていう
これから出産をされる方を脅すようなタイトルになってしまいましたが、
ホントに痛いことだらけだったんですよ。

これもすべて子パンダのため~♪と乗り切ってきたんですけど、
痛いもんは痛い。


妊娠中も、ひどい便秘とドケルバン病(腱鞘炎みたいのです)、
吹き出物などのマイナートラブルに悩まされていましたが、
まさか産後もいろいろ痛い思いをするだなんて、
思ってもみませんでした。

というか、想像してなかっただけなんですけど。



いったい何が痛いのか。


★会陰が痛い

子パンダが猛スピードで産まれてきてしまったため、
(頭が出るのを押さえて分娩室に移動しました。
お医者さんの立会いが間に合わず…)
会陰がバリバリッと裂けたのです。

裂傷度は1度となっていますが、
縫合するのに結構な時間がかかりました。
麻酔をしても、かなり敏感になっているので、
痛みを感じやすいと先生は言ってましたが、
感じやすいどころか、「いったーーーーー!!!」と叫びまくりです。

腕に子パンダを抱かせてもらい、
幸せの絶頂のはずだったのに、
痛みも絶頂で。
オットの感動の涙をひっこませてしまうくらいの、
絶叫っぷりでした。


陣痛ももちろん辛かったけど、
無事に産まれてきてもらいたい一心で頑張ってたし、
「出る~!!」と叫んでいたときには
すでに痛みを忘れてしまっていたので、
ワタシにとって、出産の痛みといえば、
陣痛より縫合なんですよ。

痛みは縫うときだけじゃなく、
座るとき、トイレに行くとき、
退院前に内診のときなど、
常につきまとってました。

「傷はキレイですよ~」と先生はおっしゃってましたけど、
「絶対ウソだ!ひどい状態なはずだ!」と
疑念の視線を送りまくりでした(笑

痛みは2週間たった頃から楽になったかな。



★おっぱいが痛い

おっぱいに関する痛みは、たくさんの方が経験されてますよね。
ワタシも同様。

なかなか母乳が出にくかったこともあって、
入院中に看護師さんや助産師さんに、
乳首をギューッ!!!!とマッサージをされてたんですが、
これがホント痛い。
母乳の出てくる出口を開栓するため、
グリグリ、ゴリゴリ、ギューッ!!なわけですよ。

NICUにいるわが子のために、
とにかく1滴でも多く母乳を出そうと、ひたすらガマン!

なんとか少しずつ出るようになり、
搾乳器を使えるようになったのですが、
乳首の先に白い水ぶくれのようなものができました。
白斑といって、母乳が詰まった状態のようですが、
搾乳器で先っちょだけを絞っていたのが悪かったようですね。

この白斑がまた痛いんだな。

母乳をようやく飲んでくれるようになってからも、
乳首が切れたり、乳腺が詰まっているのか、あちこちキンキン痛いし、
飲んでくれなくても悩んだけど、
飲んでくれたら飲んでくれたでまたまた悩んで…。

乳腺炎で悩んでいる人に比べたら随分マシなんだと思いますけどね。



★腰が痛い

子パンダが出てくるときに、
骨盤がメリメリ、バキバキ、ゴリゴリと
こじ開けられたような感じがしました。
それからもう痛くて痛くて。

妊娠中は10ヶ月に入る頃にようやく「腰が痛いかな?」と時折思うくらいで、
腰についてはトラブルなしだったんですけどね。

腰の痛みは退院しても治まらず、
退院翌日からの病院通いは本当に辛かった…。

妊婦のときは席を譲ってもらったりしたこともあったんですけどね。
おなかがぺったんこになった状態じゃ、
誰も譲ってくれないし。

妊婦のときより座りたかったのにー。

子パンダが退院後、2回ほど接骨院に通って、
鍼で治療をしてもらい、少しは回復したのですが、
しばらくするとまた痛くなる…。

子パンダが4ヶ月になった頃、実家に帰省していましたが、
そのとき10日間ほど続けて接骨院で治療を受け、
ようやく落ち着いたかな、と思ってたのですが、すぐ再発。

子パンダが大きくなるにつれ、負担も大きくなるんですね。
おむつをかえるのに座り、立ち上がろうとすると、
座ったときの姿勢のまま、腰が固まってしまうんです。
腰を曲げたまま、「いたたたた!」と。
お風呂に入れてるときにも何度かヤバイ!と感じたことがあり、
オットに早めに帰ってきてもらったこともありました。

結局、ベビーカーのまま診察室に入れる近所の整形外科を見つけて、
診てもらったんですけどね。

それが去年の暮れのこと。
今は落ち着いてます。

ストレッチするなど、自分の体のメンテナンスもしていかなきゃダメですね。


産後は、痛いおっぱいマッサージをしたり、
肩に力が入った状態で必死に搾乳したりで、
肩や首、腰に背中と、全身が凝っていました。

しょっちゅう「いたたたた!!」と唸っていたように思います。

もしも、子パンダ3ヶ月で8キロもある赤ちゃんだったら…。
考えただけでゾッとします。

子パンダの小ささに感謝しないとダメですね。



★手が荒れて痛い

最初に気づいたのは、子パンダに会いに、病院へ行く途中。
駅のホームで、妙に手の甲が痛いなと思って見ると、
両手の甲が真っ赤になって、荒れていました。

子育てが始まると、しょっちゅう手を洗いますよね。
キッチンでの水仕事も増えるし。
特にうちは搾乳もして、哺乳瓶を使ってましたから、
洗い物はたくさんあるし、手を洗っても、
ジェル状のアルコールで必ず消毒をしてたもんだから、
あっという間に荒れてしまったんです。

クリームを塗ったところで、またすぐ水を触るので効果なし。

子パンダが退院してからも、マメにアルコール消毒してたので、
治る気配がありませんでした。

肌は丈夫な方だったんですけどね。
手が荒れるなんてこと、なかったし。

それがあかぎれのようになり、
しょっちゅうパカッとキレちゃうなんて。

手荒れはちっとも改善せず、
最近、とうとう親指の付け根あたりが
ゾウの肌のようになってしまい、
皮膚科で診てもらうことにしたのです。

ちょうど子パンダのほっぺもひどい乾燥からか、
やたらと赤くなっていたので、そろって受診。

親子でワセリンを処方してもらいました。

ワセリンは持っていたのですが、
あまりにベタベタするし、のびが悪く使い勝手がよくないので、
のびのいい、ゆるめのワセリンを
さらに、ゾウの肌になった部分にはステロイド軟膏を処方してもらいました。

ステロイド軟膏は1日1度だけなので、
夜にワセリンとともに塗りこみ、
手袋をして寝ています。

日々の水仕事はすべてゴム手袋使用で。
手洗いにはハンドソープを使っていましたが、
固形石けんにかえました(固形の方が肌にはやさしいようです)。

ゾウの肌は改善され、ツルツルに。
黒いシミのようにはなっていますが、
治ってくれるはず。

手のガサガサも少し落ち着きました。


子パンダは1日3回はうんちをするのですが、
どうも腸が弱いらしく、風邪気味になると、
1日10回ほど下痢便をするんです。

おかげで手洗いも頻繁になってしまうので、
肌があれあれ、傷口パックリになってましたが、
お腹の調子がよくなるとともに、
ワタシの肌も落ち着いて…ホッ。

年齢とともに手指の潤いもなくなってしまうだろうし、
水仕事が頻繁では、
つるつるお肌なんて縁遠くなるのも当然なんでしょうが、
手の甲は年齢がズバリ出るというし、
少しでもキレイにいられるよう、お手入れを頑張りたいと思います。

第一、ザラザラガサガサの手で
子パンダの肌に触れるのはかわいそうですもんね。



★最後に…


痛い話ではないんですが、
出産後、腎臓内科に通っていました。

妊娠後期になると、尿検査で蛋白がおりるようになってしまい、
何度も塩分に気をつけるように言われていました。

お醤油は日頃から減塩醤油を使っているし、
その頃はお味噌も減塩味噌を使ってたんです。

できるだけ塩分を控えていたつもりですが、
どうしても蛋白がでてしまう。

血圧は最高でも120以下だったので、
問題はなかったんですけどね。

急きょ出産前に入院することになったとき、
食事が高血圧の方用のものにされてしまいました。

高血圧用ってのはホント淋しいですよ。
味付けはさほど変化はないんですが
(病院食なんてもともと減塩だしね)
点数が減らされてるんですよ。

廊下に食事のこんだて表が張ってあるんですが、
あきらかに足らない。
ショックでした(笑

妊娠して、腎臓に負担でもかかったのかなということで
話は終わってたんですが、
産後の健診で受けた尿検査でも、やっぱり蛋白が…。

で、腎臓内科へとまわされました。


NICUにいる子パンダの退院より先に
産後の健診を終えてしまおうってことだったのに、
(産後3週間で受けました)
腎臓内科に通わなくちゃならないなんて、どうしたらいいのよ~。

しかも1回じゃ済まないし。

結局、血液検査などして、
その後の変化も見て、
「問題なし」となったんですが、
ホント困りましたよ。

たまにいるんですって。
蛋白がずっと降りてて、
膠原病とかに気づかずにほったかしになってる人って。

産後じゃなかなか病院通いもできないですもんね。




そんなこんなで、産後は痛いことがいっぱいありましたが、
子パンダを育てなきゃ!!の一心で乗り越えてきました。

乗り越えた…といっても、子パンダ以上にグズグズ言ってましたけど(笑


お母さんは体が辛くても休めない。
でも、お母さんが辛いと家族が困る。

産後は何かと大変かと思いますが、
(高齢だと顕著にあらわれるんだなぁ)
赤ちゃんの笑顔を励みに頑張っていきましょね。



今回もながーくなりましたが、
読んでいただいたお礼にサービスショットを♪


前回の記事の、うららサンへのコメント返し中、
子パンダに邪魔されてると書きましたが、
その模様を…


パソコンの隣りのラックに、
使わなくなったライスキーパー(桐素材の米びつです)をおいています。

中には毛糸などの手芸道具類を入れています。



そのフタに手を伸ばし…



毛糸を引き出し…



体に巻きつけてくれてました。


「ちょっとー!!」とワタシが叫んだことは言うまでもなく…。


その犯人は…


11ヶ月で体重が7800グラムになった子パンダです。
チャームポイントはビューラー要らずのまつ毛です♪


では…また。


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大きくなるのも大変だ!

2009-03-03 15:35:35 | 出産後
このまま娘の成長が止まればいいのにと思うことがあるパンダ、37歳です。




って、止まられちゃ困るんですけどね。
ただでさえ、成長については、
先生からの指摘が多くて大変なんですから。

でも、今のまま止まってくれてもいいよ~と思うくらい、
かわいくて、おもしろいんですよ、子パンダとの生活が。

あ、言っておきますけど、
かわいいだけじゃないですよ。
他の方同様、「こ~の~やろぉぉぉ!!」と思うことも、
ありますよ、もちろん!!


と、フツーに書き出しましたけど、
ご挨拶が遅れました。

長らく放置してまして、申し訳ございませんっ!!
3ヶ月もほったらかしだったんですね。
本当にごめんなさい。

更新しないまま随分とたつのに、
いつもいつも訪問してくださって、
本当にありがとうございます。

気負わずに、少しずつでも更新すればいいんですけど、
書き出すと止まらなくなるし、
(で、ついつい4000字を超えちゃう…)
書く以上、何かしら皆さんの参考になるようなことを書きたいと思うと、
それでまた手が止まってしまうんです。

と、更新しない言い訳を少ししたところで、本題へ。
(前フリ、ながっ!!)



成長について、先生からのご指摘があると書きましたが、
以前から申し上げているように、
子パンダは小さく生まれ、
NICUのお世話になったために、
現在も生まれた病院の発達外来で、
定期的に発達の様子を見てもらっています。

現在、子パンダは10ヶ月半になるのですが、
1ヶ月前の健診で、
ようやく「今の調子でいいよ~」と言ってもらえるようになりました。


ここまで長かったぁぁ!!(感涙)



子パンダは先天性の心疾患のために、
体重が増えにくいのです。

自分のペースで母乳及びミルクを飲み、
成長曲線に沿って、
少しずつ体重を増やしてきたのですが、
なかなか全体の94%を占めると言われる
標準ラインの帯の中に、ギリギリ入ることができませんでした。

特に生後3ヶ月くらいまでは、
通常1ヶ月に800グラム増くらいのペースで増えてほしいのに、
700グラムしか増えない…。

直接母乳を飲めるようになり、
なんとしてもしっかり母乳を飲んでもらわなきゃと、
母子ともに頑張っていた時期だから、
この事実はさすがに凹みました。

頑張っていたことをわかってくれていた心臓の担当医は、
「少し楽に飲める機会を増やしてあげてみてもいいかも」
と、やんわりミルクを増やしたらどうかしら発言。

中には、「ミルクを飲ませなさい!」とハッキリ言う小児科医が
いることを思えば、心遣いに感謝したいところですが、
やっぱり凹んじゃいましたよ。

完全母乳にこだわるつもりは全然なかったんですが、
(出も悪かったし、混合でもいいや♪くらいには思ってました)
母乳がしっかり出て、たっぷり飲んでもらうためには、
母乳の後にミルクをたっぷりあげちゃいけないんですよね。

足らないのは困る。
だからといって、母乳を飲まなくなるのもイヤだ。

そりゃもう葛藤の日々でした。


でも、子パンダがお腹がいっぱいになることが一番大事だから、
母乳第一!を念頭に、
ミルクの量を増やしたり、調整はしていきました。

おかげで、成長曲線に沿って体重も増えてたし、
何より子パンダがご機嫌で、元気いっぱいだったので、
気にせずに過ごしていたのですが、
問題は生まれた病院の担当医…。


すごくいい先生なんですよ。


明るい女性で、とても丁寧だし
でも、丁寧なあまり、細かいんですね。

何でも気にしすぎてオロオロしてしまうママがいますが、
そういうママを「しっかりしなさい!」「気にしすぎよ」と
たしなめる先生は多いと思いますが、
この先生は逆に、「お母さん、様子見すぎよ」と指摘されるんです。

ワタシは、口ではあまり気にしてなさそうに言ってても、
内心、「どうしよう…おろおろ」ってな感じになってるので、
「心配いらないわよ~。大丈夫よ~」と
言って欲しかったりするんですけどね。



成長曲線のグラフは、平均身長と体重の変化をあらわすものですが、
その平均値からどれくらい離れているかをあらわすSD(標準偏差)が、
+2SD~-2SDの範囲内にあれば正常、
-2.5SDを下回ると、成長ホルモンの投与が必要となるそうで。


子パンダはずっとマイナス2.0SD。
(お腹にいるときだって-2.3SDだったっけ)

ギリギリ範囲内とされているけど、
いつ-2.5SDに落ち込んでもおかしくない状態で、
先生いわく「何としても-1.5SDくらいまでは頑張りたい」とのこと。



成長ホルモンの投与となると、かなり大変らしいんですね。

乳児医療で治療費が0円のうちはいいですよ。
場合によっては、大人同様3割負担となっても、
投与し続けなければならないので、金額的に大変。

それに、毎日または週に何回か注射を打つらしく、
心身ともに大変。

それを見守る親も大変です。

ワタシとしても、成長ホルモンの投与はさけたいけれど、
そう簡単に体重が(身長なども)増えるわけじゃない。

子パンダだって一生懸命飲んでるけど、
ミルクだけ飲んでも、120ミリほど。
多くても140ミリが精一杯
(同じ月齢の赤ちゃんなら200ミリは飲めるはず)

先生も、「ミルクをどんどん飲ませろ」というヒトではなかったし、
できるだけワタシの負担がないように、
かつ効率よく子パンダがミルクを飲めるようにと考えてくれ、
今の授乳ペースにプラスして、
ワタシが寝る12時ごろに、子パンダを起こし、
ミルクを飲ませてはどうだろうと提案してくれました。

夜中にミルクを作るのは大変だから、
ママが寝る前にしっかり飲ませて、
夜中に起きたときはおっぱいで対応したら?って。


でも、12時ごろって、一番熟睡している時間なんですよ。
それなのに、ぐっすり寝ている子パンダをわざわざ起こして、
ミルクを飲ませるって…。

最初は言われたとおり、やってみましたが、
かわいそうで…。

それに起こしてもたいして飲まなかったり、
飲んだからといってその後なかなか寝てくれなかったり。
なんだかワタシの方が疲れちゃって、
結局やめちゃいました、わざわざ起こすの。

それが生後3ヶ月後半のこと。


4ヶ月に入ってすぐ、1ヶ月ほど帰省することにしたんですが、
「帰省中も体重が増えているか心配だから、
半月ほどたったところで、地元の保健師さんに訪問してもらって、
体重を量ってもらいましょう。手配はこちらがしておくわ」と、先生。

まぁ!ご丁寧に!!

と思いましたが、正直、「そこまで…??」と不安になり、
帰宅後、いつもお世話になっている保健師のKサンに相談しました。


すると…
「はぁ??そんなのいいよ~。
子パンダちゃんは小さくても順調に大きくなってきているし、
ここまで頑張ってきたんだから、帰省しているときくらい、何にも考えず、
ご両親と子パンダちゃんとゆっくり休んできたらいいのよっ」と。

帰省して、半月後。

NICUの担当看護師さんから、実家に電話がありました。
まぁ、ご丁寧に(笑

「子パンダちゃんはどうですか?保健師さんはこられました?」と聞かれたので、
「来られてないですよ~」と言うと、
「すぐに連絡しておきますね!」と、ホントご丁寧に。

その後、看護師さんはKサンに、
地元の保健師さんを派遣するよう依頼がしたようですが、
Kサンに、「派遣なんてそんなに簡単にできませんよっ。
第一、体重が増えてなかったら実家から呼び戻すつもりですか?
派遣はできませんっ!!」と言われたようです。

そのことを後日、Kさんから聞きました。
「もうね、言ってやったわよ~。」って。


おかげで、いい帰省になりました。



そんなこんなで体重チェックが厳しかったのですが、
7ヶ月ごろから少しずつ体重が増えてきました。

相変わらず、肺への出血量が多く、
なかなかの負担がかかっているようですが、
ミルクの量も増え(母乳量はかわらず)てきたし。

それでも、同じ月齢の赤ちゃんが
一日1000ミリリットルは飲むであろうミルクを、
子パンダは550~650くらいしか飲んでませんでしたけどね。


そして、先月はじめの健診で、
身長・体重ともに、-1.5SDになったと言われました。

それに、首や腰のすわりが遅めだったけど、
おすわりやハイハイ、つかまりだちなど、
10ヶ月相当の発育もできてるとのこと。

9ヵ月半で7255グラム。

現在飲んでいる育児用ミルクを、
フォローアップミルクに切り替えるのは、
体重が8キロを超えてからになるけど、
(多分1歳すぎないとムリだろうなぁ)
それ以外は、今の調子でいきましょうと言ってもらえました。


はぁぁぁぁ!!!!

ようやく解放されたぁぁぁ!!!(感涙)



よく頑張った子パンダ!!

子パンダくらい肺に負担のかかってる子供は、
なかなか体重が増えないのに、
心臓の症状だってちっとも軽症化しないのに、
離乳食も好き嫌いなくよく食べ、
ミルクも一日500~600ミリは飲み、
(通常よりは少ないけど)
ホント頑張って大きくなってくれましたよ。


まだまだ小さな子パンダですが、
今日も隣りでやんちゃし放題です(笑



個人差だから、大きい子もいれば、小さい子もいる。
成長曲線に沿って成長していれば、何の問題もないのに、
どうしてだろう。
気にしていないはずなのに、
大きい赤ちゃんのママが誇らしげに見えたりします。
「何ヶ月?」と聞かれ、
「○ヶ月です。あ、うちはだいぶ小さいですけど」なんて、
毎回言い訳しちゃったりもします。


でも、いいことだってあるんですよ。

まず抱っこが楽チン!(笑

抱っこヒモだって辛くはないし、
抱っこしたままベイーカーと荷物担いでも余裕♪
(最近は余裕がないけど)

おむつも現在Sサイズ!
なんて経済的!(笑
次買うときはいよいよMにしますけどね。

ハイハイやたっち、伝い歩きも早かったりします。
(これは体重でなく、あくまで個人差ですけど)


だから、小さい赤ちゃんを育ててるママさんは、
自信を持って!!




さぁて、数日がかりで書いた文章もようやくおわり。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。



また近いうちに更新したいと思いますので。
(ホント?)



ぼちぼち春の足音が聞こえはじめました。
みなさんのところにも、素敵な春はきていることを願って。



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小さな命の現場で。

2008-12-09 18:32:10 | 出産後
子パンダの体重がようやく増えてきてホッとしているパンダ、37歳です。



7ヵ月11日で6615グラムですからね~。
随分と軽いでしょ?
ちなみに身長は64センチ。

3ヶ月の赤ちゃんだってそれくらいあるのに。
週数を満たして産まれてるのに、
こんなに小さいのは心疾患のせい。

まぁ、仕方ありませんね。


でも、めっちゃ元気なんですよ。
寝返りを駆使して、
リビングと寝室を縦横無尽に転げまくってるくらいですから。

最近じゃ、方向転換もスムーズにできるようになり、
前にも少しずつ進めるようになりました。

さらに得意のキックも力が増してきて、
とうとう押入れのふすまをやぶられちゃいました。
で、やぶれたふすま紙を手でビリビリと…(汗

まぁ、それだけ元気っつーことでヨシとしましょう。


肺には血液がバンバン逆流しちゃってて、
体重が横ばい状態になってもおかしくないはずなのに、
ちゃんと体重が増えてるなんて、エライもんです。


生まれて間もない頃は、本当に小さくて、
保育器の中でいつもぐったり疲れた感じだったのに。

それが今じゃぁ…(笑



そういえば、最近自宅で早産した低体重出生児の受け入れが拒否され、
死亡してしまったというニュースがありましたね。

産婦人科医が少なく、受け入れ拒否が問題となっている昨今ですが、
小児科医療だって現状は同じ。

NICUでお世話になった娘を持つ母としては、
とても他人事ではありません。



子パンダの生まれた病院には、
NICU(新生児集中治療室)が12床あり、
(回復経過をみる継続保育室のGCUも12床ありました)
この地域の新生児救急医療システムの基幹病院となっています。

問題となった市立札幌病院の9床に比べれば
余裕がありそうに思えますが、うちも常に満床でした。


ワタシが出産してから退院までの6日間で、
NICUは満床だけど、
新生児室には赤ちゃんが1人だけって日が何日あったかな~ってくらいですから。

次から次へとNICUに運ばれてました。

そりゃ大学病院ですから、
NICU目的で入院しているヒトがたくさんいるわけで。

つーか、出産前から入院してて、
この分じゃぁ、産まれる子どもはNICU行きか?ってヒトが
いっぱいいるわけですよ。

実際に、ワタシが切迫早産で入院した際の同室だった3人のうち、2人が、
出産の際に同室だった3人のうち、3人ともが、
(つまりワタシを含めた全員が)
NICUのお世話になりましたし。


お世話になった赤ちゃんの症状はさまざまでした。

1000グラム以下で生まれた赤ちゃん。
臓器が未完成ですぐに手術が必要だった赤ちゃん。
うちのようにひどい低血糖だった赤ちゃん。

初めてNICUに入室したときは、
たくさんの、小さな赤ちゃんに
正直、動揺してしまいました。

想像はしていたものの、
驚くほど小さな赤ちゃんが、
カラダにいっぱい管をつけられ、
保育器の中にいるのですから。

テレビで見たことのある光景を目の当たりにすると、
ショックを受けずにはいられませんでした。


でも、そこには本当に小さな赤ちゃんのカラダを
優しくなでてあげるお母さんやお父さんがいて、
小さな命を慈しむ姿があり、
胸が熱くなったのです。

そんなワタシも時折涙しながら、
子パンダの体をさすり、
その日の体温や保育器の温度、
血糖値の状態などを看護師さんに聞いたりしていたんですけどね。


他のママさんやパパさんたちに聞いても、
最初に入室したときはショックを隠せなかったようですね。
そして、すぐに一生懸命生きようとしている赤ちゃんと、
その両親に勇気付けられていくのですけど。


病院の同室サンから、NICUのお仲間サン(?)となったママさんたちとは、
互いの赤ちゃんの心配をしあい、励ましあい、
NICUがあってよかったなぁとホッとしたものです。

他の赤ちゃんに対しても、
まるで親戚の子供を見ているかのような気持ちになったりしました。

保育器から出ると一緒に喜び、
授乳室で直母ができるようになると、
頑張ろうね~と励ましあい…。

顔をクシャクシャにして泣いてる赤ちゃんを見ると、
「めっちゃ元気やなぁ♪」と看護師さんと笑ったり。

そうそう!

退院していく赤ちゃんとご両親の晴れ晴れとした表情を見たときは、
本当にうれしくなったものです。



ただね…。

そこでは幸せなことばかりではありませんでした。


たしかに、外の世界に出ても大丈夫なくらい成長したり、
回復したりして、退院していくのですが、
みんながみんな、100%大丈夫な状態で退院できるわけではありません。

うちの子パンダだってそうです。
退院後はあらたに別の病院への通院が始まってるし。

友だちの1人は、超低体重出生児のために、
網膜がきちんとつながるかどうか瀬戸際の状態だったし、
(ムリならレーザー手術を受けることになりますが、結果無事でした)
別の友だちは、3つ子ちゃんのうち、2人が脳性まひだったため、
退院後は施設でのリハビリが始まります。

退院していった赤ちゃんのお母さんと主治医の会話からは、
「施設でリハビリ…」とか「脳に…」とか聞こえてくるし、
まだまだ小さいのに一つ大きな手術終えた赤ちゃんにも、
脳に何らかの障害が出る可能性があるという話が…。

もう随分と大きい(見た目10ヶ月以上)のに、
未だNICUから出ることができないでいる赤ちゃんだっています。



小さく産まれても元気な赤ちゃんはいっぱいいるとか、
大きな病気を抱えているけど、赤ちゃんも両親も一生懸命頑張ってるとか、
たしかにそうだけど、
やはりきれいごとばかりではないのが現実です。


それでも、NICUやGCUは、
リスクを抱えて産まれてきたわが子を救ってくれ、
たくさんの勇気と元気を与えてくれた
場所だったと思います。


少しの間、お世話になっている間に、
夫婦でこれからのことをじっくり話された方もいました。

小さなわが子の頑張る姿に、
大切に育てていこうというキモチを
より強くされた方もいました。



いわゆる「無事に出産」とならなかったけれど、
それ以上に手に入れたものは大きかったように思います。


今後、ワタシのように高齢出産される方はますます増え、
医療技術の発達で助かる命も増えることでしょう。
そうすれば、新生児の救急医療の必要性も増してくるはず。

それなのに、受け入れ拒否という事件が起こってしまう現実…。
スタッフの皆さんは本当に頑張っていらっしゃるのに。

また、こんな事件がクローズアップされることで、
「もしも」のために、
妊婦がNICUのある病院ばかりを選ぶようになるのも、
どうかなぁと思うし。



さて、退院からまもなく7ヵ月。
NICU卒業後は、
他の赤ちゃんのように1ヵ月健診というのはありません。
まず、生後1ヶ月以上過ぎている場合がほとんどですしね(笑

それに、1ヵ月健診の内容より、
はるかに細かい発育チェックや検査が行われてますから。


うちの病院の場合、NICU出身(?)の子供は、
小児科の一般外来ではなく、発達外来を受診することになります。
入院中主治医だった先生に、
今後しばらく診ていただくことになるのですが、
期間については個人差があります。

少なくとも2歳くらいまでは
診てもらうことになるんないんじゃないかな。
うちなんかは、成長曲線に沿って成長しているとはいえ、
なかなかの発育不良ですので、
厳しい体重チェックにあっております(汗


まぁ、受診のたびに気になることを聞くこともできるし、
お出かけ気分で出かけてるので、
いい気分転換になってますけど。


今年も残すところあとわずか。

来年もたくさんの命が誕生してくれるはずですが、
赤ちゃんを望むすべてのヒトが安心して出産でき、
授かった赤ちゃんが無事に成長できる環境になってくれるといいですね。


さぁ、今回も長々と書いちゃいましたが、
ぼちぼち子パンダをお風呂に入れてきますよ~。


では、また。






★ふと振り返ると、メリーを破壊するがごとく遊んでいる子パンダが…(笑
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そういうふうにできている 2

2008-10-17 23:08:09 | 出産後
子パンダの寝起きのブサイクさは母親似だと思うパンダ、37歳です。






「赤ちゃんは親を選んでやってくる」


なんていいますよね。


ワタシがはじめてこのコトバと出会ったとき、
なんて素敵!と単純に思ったものです。

妊娠する前も、妊娠した後も、
赤ちゃんは、こんなワタシがいいと思って、
ワタシのもとへとやってきてくれるのだと、
そう信じていました。


でも、お腹の赤ちゃんに異常があるかもしれないと言われたとき、
このコトバを全否定したいキモチでいっぱいでした。

そのときのワタシの不安定な状態は、
みなさんもご承知のとおり。


ワタシが異常のある赤ちゃんなんてイヤだと思えば、
生まれる子に異常はなくなるのか!

どんな赤ちゃんでもワタシの赤ちゃんだ。
大切に育てるぞと思えば、
神様は異常のある赤ちゃんをワタシに贈るのか!

虐待死してしまった子供たちも
死ぬ覚悟でそんな親のもとへやってきたというのか!


そんなふうに思っていました、あの頃は。



でも、子パンダを産んで、そして半年子育てをしてみて、
ワタシと子パンダには何か強いご縁があるのだと思うようになりました。

選んでくるかどうかは定かじゃないけど、
自分に見合った…いや、自分という人間の性格やペース、タイミングを
よく知った赤ちゃんがここにいるという感じ。

そんなふうに思わせてくれることがたくさんありました。




子パンダは、お腹にいるときに子宮内胎児発育遅延と診断され、
染色体異常か、はたまた身体的な欠陥か、
何らかの異常の可能性があると言われました。

どうにか無事産まれてきたけれど、
ひどい低血糖&低体温でNICUに入院。

退院の翌日から、家事をこなしながら、
搾乳し、毎日病院へ通うことになりました。
産後、ひどい腰痛に悩まされ、
それ以外にも体中痛くて、
毎日がしんどさと痛みとの闘い。

病院も、当初午後から出かけ、
夕方には帰宅するペースで通っていましたが、
直接母乳(以下:直母)してもいいという許可が出てからは、
午後1~8時の面会時間の間、ずっと病院にいるようになりました。

それは子パンダが直母を嫌がったから。

直母の練習をするためには、
授乳時間の14時と18時に必ず病院にいなくちゃならない。
14時にできなければ、18時に再チャレンジとなるのです。
決して病院側から強制されたわけじゃないけど、
できないまま退院させるのが怖かったから。

それからというもの、12時には家を出て、
帰宅するのは21時すぎという、
産後にはなかなかハードな日々。

もちろん帰宅後も、食事の準備&片付けもあるし、
寝る前には搾乳も。
直母のためには搾乳器を頼らず、
手絞りがいいというから、必死に頑張ってたけど
時間もかかるし、なにより痛い。
肩も背中もパンパンに凝るし。


カラダを休めたいのにゆっくり横になるヒマもない。

他の小さな赤ちゃんだって直母できているのに、
何度やっても子パンダにはできない。

しかも母乳量はどんどん減ってくる。

退院が近づいてうれしいはずなのに、
ストレスはたまっていく一方でした。


めでたく退院はできたけど、
先天性の心疾患があることがわかり、
しかも決して軽症ではないと告げられ、
頭をガツンをやられた気分。


退院後も、練習しても直母はできない。
顔を真っ赤にしておっぱいを拒否する子パンダと、
泣きながらおっぱいをあげようとするワタシ。
何度も母乳をあきらめようと思っていました。




「しんどいな」「辛いな」と思うことが
次から次へと出てきましたが、
過ぎてみれば、いつも子パンダに助けられていたことがわかったのです。



妊娠中、とことん落ち込んだワタシでしたが、
出産前には「きっと大丈夫!生きて産まれてくる!」という予感があり、
おかげですごく前向きなキモチで出産に臨めました。

あれは子パンダからのメッセージだったのだと信じて疑いません。



子パンダは300人に1人という先天性の心疾患ではありましたが、
染色体異常では?脳性まひになってしまうのでは?
と心配していたワタシたちにとっては、
言い方がよくないかもしれませんが、「そのくらい…」と。


これも心疾患である子パンダが、
親の気持ちを少しでも楽にさせようと、
「この程度…なによ」と思えるように、
あえて過剰な心配をさせていたのでは?と思ってしまいました。


出産後、病院に通うのは大変でしたが、
NICUに入院してくれていたおかげ(?)で、
6時間くらいは連続して眠ることができました。

普通は、退院してすぐに、
2時間おきの授乳がはじまるわけですから、
随分楽をさせてもらったことになります。


直母ができるようになったのは、生後1か月半くらい。

子パンダが退院してから3週間後のことですが、
それまで毎日大泣きで特訓…

それでも、その間は冷凍母乳やミルクに頼ることができたので、
2時間おきの授乳はもう少しおあずけに。

で、授乳以外のお世話に少しずつ慣れてきた頃、
おっぱいが吸えるようになりました。

まるで、ワタシの様子を伺っていたかのようでした。

今では、おっぱいがないと寝れない子に。
よくても2、30ミリリットルくらいしか出てないはずなんだけどね。



また、バスや電車を乗り継いで、子パンダを病院へ連れていったときも、
診察時や検査時にも、ぐずることなく、泣くことなく、
先生に愛想をふりまいて、ワタシを助けてくれました。

おかげで月に数回ある通院を苦痛に思うことはなかったですね。
いい気分転換になったくらいだし。

出産後の腰痛も、子パンダが小さいおかげでホント助かりましたからね~。
(4ヶ月を過ぎて、ようやく5キロに手が届くくらいでした)


そうそう。
ミルクを吐くということも一度もありませんでした。
ミルクを飲んだ後すぐに寝かせてしまっても。

そのかわりに、授乳中にうんちをすることはしょっちゅうで、
一度はソファに、カーペットに、そしてワタシの服に、
ベッタリとうんちをつけられたことがありますが。


ほんの些細なことばかりだけど、
子パンダに悩まされていると思っていたことが、
実は助けられていたことばかり。

うまいことできてるなぁと思うのです。


今、寝相が悪いのも、きっと何か意味があるのかな?

…いや、ないな(笑




長々と書いたわりに、言いたいことがまとまらず、
ご理解いただきにくいかと思いますが、
単刀直入にいえば、「この親にしてこの子あり」??


いや、ちがーうっ!!!


やっぱり、タイトルにしているように、
「そういうふうにできている」んだなって感じでしょうか。
母親と赤ちゃんの関係、相性ってやつは。



今、出産の日を心待ちにされている方の中には、
ワタシと同じように不安でいっぱいの方がいるかもしれません。

ヒトの優しいコトバにも耳を傾けられないくらい、
辛くて、切なくて、悲しい日々を過ごしている方がいるかもしれません。


ワタシがその方にガンバレとは言いません。
乗り越えろとか、強くなれとか。
赤ちゃんが産まれる前に突きつけられた現実に、
そう簡単に立ち向かえるほど、ヒトは強くないもの。

でも、ひとつだけ。

誰の声も耳に入れなくてもいい。
ただ、あなたのお腹の中にいる赤ちゃんの声に耳を傾けて。

赤ちゃんはきっと、あなたにメッセージを送ってるはずだから。


その声が聞こえたとき、きっとあなたは強くなれる。
そう思います。



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そういうふうにできている 1

2008-10-17 23:07:50 | 出産後
子パンダの寝相の悪さに悩まされてるパンダ、37歳です。



またまたご無沙汰しております。


9/14に実家から戻ってきてはいたのですが、
もとの生活(片付けや生活リズムなど)に戻すのになんだかバタバタしたり、
病院通いや予防接種に行ったり、オットの弟クンの結婚式に出席したりなど、
気忙しくしていたら、ブログがおろそかになってしまいました。



そうそう。

先月末から離乳食を始めたんですよ。
何とかおいしく食べてほしいなと思い、
おかゆや野菜をすりつぶしたり、
だしや野菜スープをじっくり煮出したりと、頑張ってはいましたが、
何をあげても、べーっと吐き出されていました。


ま、いつか食べてくれるだろう。


「子パンダは何をするにも、ヒトより1ヶ月は遅いと考えよう」
と、オットといつも話していたので、
平均より遅くても、平気。

お腹にいるときから、カラダは1か月分以上小さかったし、
直接母乳が飲めるようになったのも、
生後1ヵ月半過ぎたころだったから。

「他の子はできるのにー!」なんて思うこともありません。
そもそも比べること自体おかしいんですけど、
つい比べたりしちゃうでしょ??


うちは他の赤ちゃんと比べてカラダがダントツ小さかったりするので、
比べだすとキリがないんです。

てなわけで、いつも「そのうちできる」精神で
子育てに臨んでいます。


吐き出してばかりだった離乳食も
10日くらいすると食べるようになるもんですね。

昨日は小松菜がゆを、
今日はかぼちゃペーストをミルクでといたものと、
キャベツすりつぶしたのを野菜スープでといたものを
食べてくれました。


いやぁ、「そのうちできる」精神って大事ですね。


でも、うちの子は何をするのも遅い…なんて思っていたら、
どういうわけか寝返りだけは早くできてしまいまして。

首が座ったなぁと思えるようになったのも
4ヶ月を過ぎてからだったのに、
寝返りは3か月のうちに2度ほどしちゃまして。

知能の発達については平均的だと思うのですが、
身体的発達がちょいと遅い気がしていたのでビックリ!


ただ、これは現場を目撃したわけじゃないし、
偶然できただけにすぎないので、
「寝返り記念日」とはしませんでした。

結局、現場を目撃しての寝返りは4ヶ月なかば。
体重が軽いおかげでしょうね。

当初は「う、う~~~~ん」と、えらくいきんで、
勢いつけてひっくりかえってた感じだったし、
寝返ってみたものの、体勢が苦しくて、
「うっ!…うーっ!」と、うなってワタシを呼ぶもんだから
ややこしやぁ~と思っていたんです。
特に、ワタシが頭洗ってるときに、脱衣場で寝返りなんかされた日にゃ…。


今は、もとに戻るワザも覚えてくれたので、
放っておいても大丈夫…
かと思ったけど、それはそれで、ややこしやぁ~(笑


寝返りするときや戻るときに、少しずつ向きを変えてるようで、
寝返りを繰り返しながら、行動範囲どんどん拡げているのです。
先日はソファのカバーをめくってソファ下へ頭を突っ込んでました。
(カラダから下が出ていて、びっくりですわ~)

それはリビングだけでなく、寝室の布団の上でも同じで、
(寝ている間の方がよりアクティブかも)
ベビー布団からはみ出し、ワタシたちの布団へと移動してきます。
どんどん進出してくるため、ワタシは横へ横へと移動し、
結果、オットの寝場所は??てな状態に。

それだけならまだしも、90度向きをかえたときなんかは、
寝ているワタシの顔を蹴飛ばしたり、
ワタシの足元に顔を寄せ、あやうくワタシが蹴飛ばしそうになったり。

またあるときは、布団と壁との隙間に頭が落ち、
抜けることができずに、う~んとごねてワタシを起こしたり。

夜間の授乳回数は減って、随分楽になりましたが、
目覚める回数は以前より増えたかも。。。(泣



それでも、子パンダが順調に成長してくれてるのはうれしいですね。
順調じゃないことを指摘されることがしばしばあるため、
こうして順調なことがあると、ことさらうれしくって。


実は、実家に帰る前に、生まれた病院(発達外来)で、
体重の増えについて厳しいチェックが入っていたんです。
帰省中も担当看護師さんから様子伺いの電話をいただいたりして。

この話については、別の機会にしたいと思いますが(いつ??)、
体重の増えにくい小さなわが子を、
彼女なりにすくすく育ってくれればいいと思って子育てしてるのに、
病院から「ちょっとお母さん…」てな感じで言われて、
若干凹んでたんですよ。

そんななかでの、予想外の寝返りは、
ワタシたち夫婦の小さな自信になりました。
(とはいえ、その後も「ちょっとお母さん…」は続くのですが)




子パンダのことで何か心配になったり、
落ち込んだりしたときは、
必ずそのあとでうれしくなることがあったりします。

または、そのときはすごく辛いことでも、
後に、「結果的にはこれでよかったんだ」と思えることもたくさん。

それは偶然なのか、
それとも子パンダがそう仕向けているのかわかりませんが、
この半年近くの間に、いやお腹にいる間から
そういうことがたくさんあったように思います。



たとえば…



おっと!!
長くなったので、続きは「そういうふうにできている 2」で。





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