come on baby-不妊治療→出産への道!-

不妊治療を経て、無事にかわいい赤ちゃんを授かるまでの、
パンダのハートフル(?)ストーリー。

子パンダの試練

2008-08-13 21:18:01 | 出産後
心臓に穴があいている娘を持つパンダ、37歳です。




主治医に告げられたのは、忘れもしない5月4日。
オットがはじめて沐浴実習をしていたときのことでした。

緊張しながらも一生懸命子パンダのカラダを洗うオットと、
その姿を写真に撮ろうとはしゃぐワタシのそばに
主治医の先生が様子を伺いにやってきて、
満面の笑みを浮かべながら、
「そういえば、この子、心臓に穴があいてるって言ったっけ?」と。

生まれてすぐには分からなかったが、
少しずつ元気が出てきて、
活気が出てきだしたら、雑音が聞こえ出したと。
調べてみたら、心臓の心室部分に穴があいてるのだというのです。

そして、うちの病院では小児循環器科がないから、
他の病院の専門医を紹介するから、
手術が必要なのか、経過観察でいいのか、
診てもらってくださいと。


そりゃもう、「ひょえーーーーーーー!!」ですよ。


心臓に穴??

手術が必要か??

なんですってー???


驚きましたが、先生が普通に笑って、
「あ、そうそう…」てなノリで話すもんだから、
そんなに考えなくてもいいのかな、と。

本当に大変な状態だったら、退院なんてする前に手術でしょ。

それに、心臓に穴があいてるから経過観察って言われたって話は聞いたことがあるし、
たいてい自然にふさがるとも聞いてたから、
あまり難しく考えなくてもいいんじゃない?って。


だから心配はしてたけど、
専門の先生に診てもらわなくちゃわからないし、
まずは退院してからの話だったので、
あまり気にしないようにしていました。


そういえば、子宮内胎児発育遅延と診断されたとき、
心臓に欠陥があった場合、
この病院では治療できないって言われたことを思い出しました。

そして、子宮内胎児発育遅延となる原因には、
染色体異常、奇形などがあると言われたことも。

子パンダの発育が悪かったのは、
心臓に穴があいていたからだったのです。
(このことは専門の先生にも言われました)



子パンダは、左心室と右心室の間に穴があいている「心室中隔欠損」。

簡単に説明すると、通常、肺から戻ってきた血液が心室を通り、
大動脈へ送られるのですが、
心室に穴があいてるために、再び肺へと戻してしまうんです。
そのため、肺に負担がかかってしまうという病気です。
(詳しくはこちら

とにかくまずは診てもらおうと、
退院後すぐに、オットと二人で専門の先生を訪ねました。

ありがたいことに、病院はすぐ近く。
とはいえ、バスと電車での通院になりますが、
兵庫県下のあちこちから通院されていることを思えば、
楽なものです。


検査は、心エコー、心電図、レントゲンの3つ。
心エコーは泣くとできないらしく、
その場合薬を飲んで寝てから検査となるようですが、
元来のんびり屋でよく寝る子パンダは、
3つの検査とも寝っぱなし(笑
助かりました~。


で、検査結果をもとに、先生にお話を聞きました。



まずは、心室中隔欠損という疾患についての説明がありました。

生まれつき心臓に疾患を持って生まれる赤ちゃんは、
重症も軽症もすべて含めて、100人に1人。

心室中隔欠損については、比較的多く、
300人に1人の割合で生まれるそうです。

自然に穴がふさがる確率は4割で、
そのほとんどが2~3歳までにふさがり、
それ以降でふさがることはまれなのだとか。

4割のうち、1歳までにふさがる確率は3割。
(10人中4人がふさがり、そのうち1.3人が1歳までにふさがる計算)


気になるのは、穴がふさがらない場合、
どうなってしまうのかということ。

穴がかなり大きい場合や、
肺への負担が大きい場合は手術となるが、
負担が軽い場合は、ふさがらなくても
運動の制限など一切なし。
ちなみに女性の場合、出産もできるそうです。

これを聞いて、ココロからホッとしました。

ただ、穴がふさがらない以上、
一生、経過観察となるわけで。
もちろん、これまた一生、健康診断には
「要精密検査」となるわけで。



で、子パンダの状態はというと…

穴の大きさは5ミリで、
肺にもそれなりの血液が流れており、
負担がかかっているらしく、
症状の度合いを、「重症」「中等」「軽症」の3段階で表現すると、
軽症以上中等以下だそうで。


生後3ヶ月まで様子を見て、状態がよくないようなら、
肺への負担を下げるために、
利尿剤を服用しなければならないと言われました。
カラダの水分量を減らすことで、
血液の流れを緩くするようですね。



そう診断されてから、3ヶ月。

昨日、診察に行ってきましたが、
おかげさまで最初に見たときに比べ、
肺への負担が少しマシになっているようでした。
(穴が小さくなったというわけではありませんが)

で、薬の服用は必要ないだろうと言ってもらえました!!

薬を服用する場合、やはり手術となることが多いみたいですね。
できれば手術は避けたかったので、
ひとまずホッとしました。


基本的に日常生活に制限はありません。
ギャン泣きもOK!
うつぶせによる寝返りの練習もOK!
おっぱいを飲むときに、何度も何度も休みながらになるけど、
ちゃんと休むことがわかっているから、
好きなだけ飲ませてもOK!なんだそうです。

今後は、当分毎月レントゲン検査をして、
肺に負担がかかってないかを見ていきます。

それと、乳幼児期によくみられる
RSウイルスによる呼吸器感染症にかかった場合、
重症化する恐れがあるため、
「シナジス」という痛いらしい注射を
毎月投与してもらわなくてはいけません。

生まれた病院でも、2歳くらいまで
発達外来に通院し、
順調に発達しているかどうかみてもらわなきゃいけないし、
今のとこ、2つの病院を行き来してるわけですが、
子パンダ自身はいたって元気で、
暑いなかの通院も、いつもご機嫌♪

いつまでたってもいわゆる成長曲線の標準ラインには届かないものの、
(心疾患のために体重が増えにくいのです)
彼女なりのペースでおっぱいとミルクを飲み、
人並みの発達をしてくれてるので、
心臓に穴があいてるなんて微塵も感じさせないんですけどね。

ヒトにそのことを話すと、
「えっ!!」とかなり動揺されちゃいますけど、
ワタシたち夫婦にとっちゃ、
この程度で済んでよかったというのが正直なところ。

そりゃかわいそうですよ。
元気に産んであげられなかったのですから。
申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
生きてうまれるかどうかも分からないといわれてたことや、
脳性まひになるかもしれなかったことを思えば、これくらい。。。


子宮内胎児発育遅延と診断されたヒトのほとんどが
何の問題もない、元気な赤ちゃんを産んでいます。
だからビクビクしないでいいですよ、と
これから出産される方を励ましてあげたいけど、
子パンダは先生の診断どおり、
身体に奇形を持ってうまれてきました。

ほとんどのヒトが大丈夫!という場合、
そのほとんどに当てはまらないんだな、うちって(笑


でも、生まれつき病気を持って産まれてきたけど、
ワタシたち夫婦を選んでこの子は来てくれたんだと思うことがたくさん。
それくらい親孝行な娘なんですよ。

その話はまた今度…。



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子パンダの意地

2008-08-13 14:28:36 | 出産
最近流行りのポニョにそっくりな娘を持つパンダ、37歳です。



母親似のまんまるほっぺがね。
両親似のふさふさ髪の毛がね。

似てるのですよ、ポニョに。

バケツの中で仰向けに寝てるシーンがありますが、
あれ、特に似てます。

あ、クラゲの下から覗き込んでる顔なんてのも似てます。


てなわけで、オットからの電話の着信は、
「崖の上のポニョ」だったりします(笑

子パンダとの時間も、パンダ母さんてば
「ポ~ニョ、ポニョポニョ、さかなのこぉぉ~♪」と熱唱しております。



そんなわが家のポニョ、子パンダですが、
ご存知のとおり、産まれて間もなく、
NICU(新生児集中治療室)のお世話になりました。

出生体重が2324グラムあり、
元気な声をあげてうまれてきたので、
ホッとしていたんですけどね。

感動のご対面のすぐあとの血液検査で
血糖値が異常に低いことが判明し、
すぐにミルクを飲ませることになりました。

ほんの40ミリほどだったんですが、
いきおいよく飲んでたし、
(母さんのおっぱいは完全拒否で泣いたくせに!)
これで安心♪と思っていたのですが、
そんな単純な話じゃなかったんです。

出産後、一時陣痛室へ戻り、朝食をとったあと、病室へ。
同室の方たちからおめでとうのコトバをいただき、オットは一旦帰宅。
ワタシも全身の痛みに耐えながらも、
すがすがしいキモチでベッドで休んでいると、
お医者さんや看護師さんなど、6、7人ぐらいの方がやってきて、
赤ちゃんをNICUでお預かりすることになったと言われました。

子パンダは、血糖値が低く、
ミルクを与えたが一時的な回復にすぎず、
状態がよくないので、点滴の処置をしたとのこと。
本当は両親の許可を得てから行うものだけど、
それでは間に合わないため、先に処置をしたというのです。

さらに、新生児室でもミルクを与えたが、
飲んでる途中で顔色が悪くなり、
チアノーゼを起こすなど、哺乳力も弱く、
体温も低いため、集中治療および管理が必要だということで、
NICU行きとなったのだそうです。


お医者さんたちがぞろぞろやってきたので、
一瞬ビビッてしまいましたが、
「そうかぁ、血糖値が低いのかぁ」と、
そのときはものすごく簡単に考えていました。
血糖値が低いことが、実は怖いことだってわからなかったから。


オットに、夕方あらためて主治医の先生から説明があるから、
予定より早めに来て欲しいと連絡をいれ、
ワタシは少し休むことに。


午後、ひと足早く、
ワタシ1人でNICUにいる子パンダに会いに行きました。

NICUの一番奥の保育器の中にいる子パンダを見たとき、
現実を知らされた感じがして、
ものすごくショックを受けたのを覚えています。

子パンダは鼻に管を入れられ、
カラダのあちこちにもいろいろな線がつながってて、
元気な声をあげて泣いてたのがウソのように、
すごく疲れた感じで寝ていたんです。

それを見ただけで、胸がいっぱいになり、
涙をこらえながら、小さな体をさすってあげました。




夕方、オットとともに主治医の先生から、
子パンダの状態について説明を受けました。

ひどい低血糖の場合、
脳障害を起こす恐れがあるため、
急きょ、心臓までの静脈にカテーテルを挿入し、
点滴を投与したとのこと。

レントゲンでも小さなカラダに
カテーテルが通っているのがわかりました。



低血糖については徐々に落ち着きを見せ、
ワタシが入院中にNICUを出て、
新生児室に戻れるかも!?との話もあったくらい
状態が回復してきました。

CTで能の状態を確認しても、
何の損傷も受けていなかったとのことで
全身のチカラが抜けるくらいホッとしました。


点滴は生後5日目ではずされたのですが、
NICUに行って、入室前に手を洗っていると、
看護師さんが「子パンダちゃん、点滴が外れましたよ!」と
飛んで出てきてくれたときは、うれしかったなぁ。


そうそう、NICUには、
重症で集中管理の必要のある新生児のためのNICUと
急性的な治療を終え、回復傾向にある新生児のためのGCUがあり、
子パンダは入院した翌日の夕方には
GCUに移動していました。

次から次へとNICUに入ってくるので、
状態が落ち着けばすぐに移されるんです。


でも、ワタシの退院の日になっても、
GCUを出て新生児室に移ることはありませんでした。

退院の手続き後、オットと二人、
子パンダに会いに行ったのですが、
1人おいて帰ってしまうことが悲しくて、
保育器の前で泣いてしまいました。

自宅に帰って、ひと息ついた後にも、
声をあげて泣いてしまいました。

病院でしっかり診てもらってるのだから安心なんですけどね。
なんだか切なくて…。



血糖値については早々に落ち着いたものの、
なかなか状態がよくならなかったのが体温。

当初、保育器の温度は35度以上。
湿度も60%と、亜熱帯状態にしてやっと
体温が維持できるといった感じでした。

小さく産まれてしまった赤ちゃんの場合、
亜熱帯のような温度の保育器は普通のことですが、
うちのように週数も十分満たし、2300グラム以上もある赤ちゃんが
こんな暑いムシムシした状態にいるのは、
そんなにあることではないらしいんですが…。



体温が低いからミルクを飲む気力がない。
ミルクを飲まないから体温も上がらない。
悪循環な状態でした。


体温が安定しない原因として、
先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)が疑われました。

生まれてすぐに、他の赤ちゃん同様、
新生児マススクリーニングという検査をしてもらいましたが、
異常は見られず。

生後7日目に保育器を出してもらうことになったのですが、
規定のミルク量を飲むのに、
通常の倍くらい時間はかかるし、
泣いて「お腹がすいた!」と要求することが
他の赤ちゃんに比べて極端に少なかったんです。

「子パンダちゃんはのんびりさんだからね~」と
看護師さんに言ってもらってましたが、
人一倍よく寝てたし、あまり活発なようには見えませんでした。

いや、元気は元気なんですけどね。


主治医の先生に、
「子パンダちゃんは生まれてくるときに本当にしんどかったみたい。
いろいろ検査したけど、しんどかったことがわかるから」と言われたときは、
涙が止まりませんでした。

低血糖だったこと以外にも、
脳性まひになる可能性が高かったんですね。
それくらい子パンダは決死の覚悟で産まれてきてくれたのです。

陣痛のたびに元気に心臓を動かしていたけれど、
本当はしんどくてしんどくて、
だから心臓がバクバクしていたんだな。

猛スピードで生まれてきたのは、
早く生まれなきゃカラダが持たなかったんだろうな。




過酷な出産を経て、
なかなかカラダの機能のスイッチが入らなかった子パンダですが、
少しずつ活気が出はじめ、
5月11日に無事退院することができました。

退院直前に、すべての検査データを前に説明を受けましたが、
元気であることがわかり、安心して退院できたのです。

ただ一つの問題を除いては…。


その話はまた今度。



入院中、実家から母と妹夫婦、甥っ子が
お見舞いに来てくれました。

残念ながら、ガラス越しの、
しかも部屋の向こう側にある保育器の中にいる子パンダしか
見せてあげられませんでした。

退院してからも、すぐに通院が始まったので、
帰省することもできませんでしたが、
このたび、ようやく帰ることとなりました。

お盆休みから、約1か月間。

実家にも生後7ヶ月の赤ちゃんがいるので、
たいしてゆっくりもできませんが、
子パンダに会えるのを楽しみにしている
両親に、親戚に、友人に会いたいと思います。


こっちより少しは涼しいと思うんだけどなぁ。



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子パンダに会えるまで

2008-07-23 14:42:48 | 出産
子パンダの寝顔に幸せを感じるパンダ、37歳です。



お久しぶりです。
いやぁ、ホントご無沙汰もいいところですね。

出産の際には、たくさんのお祝いメッセージをありがとうございました。
随分と遅くなりましたが、お1人ずつお礼コメントをしましたので、
読んでやってくださいね。



子パンダとの感動の対面から、はや3ヶ月。
月日の流れるのはホントはやいですねぇ。

1日があっという間に過ぎちゃって、
1週間も驚くほど早く過ぎちゃって、
気づけば1ヶ月も軽く過ぎちゃって。

時間のたつのってこんなに早かったっけ?と思う毎日です。
あぁ、こうして年をとっていくんだなんて思ったり(笑



さて、今後の話ですが、
ワタシはこのブログを卒業するつもりでいます。

タイトルにもあるように、
不妊治療を経て出産するまでの話を
ここで書いていくつもりでしたので。

それに、これまでのように(といっても随分長い間放置していましたが)
更新することもできませんし、
育児を特別なこととして扱うのではなく、
ワタシの生活の一部として考えたいので、
ずっと続けているブログで、ひとつのカテゴリーとして
書き留めていきたいなと思っているからです。

とはいえ、「出産しました、おわり!」ではなく、
子宮内胎児発育遅延と診断された赤ちゃんがどのように産まれたのか、
状態はどうだったのか、今後どのように成長していくのかなど、
きちんとお伝えしておかなくちゃいけないなと思いますので、
時間はかかりますが、その旨を書き綴っていくつもりでいます。

そこまで書いて初めて、
「不妊治療→出産への道」が完結するのかな、と。



ということで、今回は出産時の様子をお伝えしますね。

長くなりますので、ご覚悟を!(笑





4月14日。


いつ帝王切開になるかわからないので、
朝から絶飲食命令。

でも、経膣分娩するかもしれないのに、
いったいいつまで飲まず食わず?体力は持つの??と不安に。

とりあえず水分補給することが許可され、陣痛室でスタンバイする。



午前8時。

妊娠監視装置で赤ちゃんの心拍およびお腹の張りをチェックしはじめる。

ともに良好。

続いて内診。
子宮口は2センチ程度。
促進剤を使っても分娩には時間がかかりそう。



午前9時。

いよいよ促進剤を点滴で投与しはじめる。

陣痛というより、張りを感じる程度の量からはじめ、赤ちゃんの心拍を確認するが変化ナシ。

30分おきに増量するも、赤ちゃんの状態は安定したまま。



午後1時。

いたたた…。

下腹部に強い痛みが出てきた。
でも間隔はバラバラで一定じゃないし、
痛みの強さもまちまち。
合間に寝る余裕もある。



午後2時半。

うとうとしていたら、
オリモノより水っぽいものが流れる感覚が。

ワタシの「出た!」の声に、
そばでうたた寝していたオットもとび起きる。

内診のために処置室へ移動中も、
何かが流れる感じ。

診てもらったら破水してることがわかった。

内診後、かなりの量が出た気がする。

まさかこのまま帝王切開?と思ったが、
抗生物質を投与しながら様子を見ようということに。

破水をきっかけにお産が進むかもと言われるが、
子宮口は2センチのまま。


午後3時。

痛みが激しくなった。
助産師さんに痛みがあるときだけゆっくり呼吸するように指示される。

痛みがひいた時は普通の呼吸をしないと過喚起になり、手足がしびれるらしい。
徐々に痛みが強くなり、
カラダを丸め、息をはくが、
点滴をさしてるとこが痛くて、痛みに集中できず。

あっちもこっちも痛くてたまらんっ(泣)



午後4時半。

陣痛があるものの、その間隔がまちまち。
進行している様子がない。
内診をしても、子宮口は2センチのままで。

長期戦が予想されるが、破水後の感染も心配されるし、
朝から絶食しているため、このまま継続しても体力が持たないだろうということで、
分娩の中止が決定。


中止って…。

また一から痛いことを始めるワケ??

明日からだと産まれるのはいつ??


翌朝、血液検査をして何らかの感染が予想される炎症反応が見られたら、
帝王切開決定。
問題なければ、再び促進剤を投与し、
経膣分娩にチャレンジ!となる。



午後6時。

薬がまだ効いているため、
痛みをともないながらの夕食。
明日に備えてしっかりとエネルギーを補給するが、
あぁ…痛い(泣)

病室へ戻ると、出産に至らずに戻ってきたワタシを
同室の仲間が励ましてくれた。


午後8時。

陣痛の強い痛みはひいたが、
時折ゆるい痛みが…。
自然陣痛かな?と思うが、よくわからん。

前日はドキドキしながらも、
どこかワクワクしたキモチもあったが、
今夜はキモチが落ち着かない。
眠れるか心配。


午後9時。

出産にどれだけの時間がかかるか分からないので、
消灯前だが寝ることにする。

助産師さんから、もし痛みがひどくなるようなら、
すぐに分娩室に移動しましょうと言われる。
時折痛みはあるが、陣痛とは思えない。


たぶん午後11時すぎ。

痛みがきつくなってきた。
あいたたた!と声を出さずにいられなくなったので、
同室のヒトに迷惑がかかるだろうから、
ひとまず陣痛室で休ませてもらおうと、
いったんトイレで用をすませ、タオルやペットボトルなどの
手回りの荷物をまとめ、ナースコール。
陣痛室へ移動することになった。

陣痛室で妊娠監視装置をつけると、
どうやら本格的な陣痛が始まったようす。

促進剤を使ったことで、時間はかかったが、
お腹の赤ちゃんが「そろそろ出るべき?」と気づき、
陣痛を起こしたみたい。
一気に緊張してきた!!

助産師さんがオットに連絡するが、
なかなか携帯電話がつながらず、焦る。



4月15日。

12時ごろ?

オットに連絡がつく。

担当してくれていた助産師さんと看護師さんが
交替するらしい。
今日の当直助産師さんは…

なんと!看護師長!!??

どっしりと構えた様子で手際よく今後の説明をされた。

その後、オット到着。


午前1時。

陣痛の間隔は10分おきくらい。
赤ちゃんの心拍も問題なし。
子宮口は未だ2センチ程度しかあいてなく、
長期戦がなりそうな気配…。


午前2時。

お腹がめちゃくちゃ痛い!!
とにかく痛い!!

助産師さんに、「ヒッ、ヒッ、フー」の呼吸法をとるように指示され、
必死で、ヒッ、ヒッ、フー!!
コツは一語ずつ、はっきりと発声することらしい。
お腹をさすりながら、ヒッ、ヒッ、フーで痛みを逃がす。

ものすごい痛いとき、思わず「いたたたた!」と声に出すと、
「体力が消耗するから、声は出さない!」と助産師さん。

痛くて思わず、ベッドサイドの手すりをつかむと、
「余計な力が入るから、手すりは持たない!」と助産師さん。

ビシビシ指導されながら、痛みとの戦いが続く。

ただただ、ヒッ、ヒッ、フーの繰り返し。


午前3時。

助産師さんに「今、3時よ」と教えてもらう。
まだそんな時間なのかと愕然とする。

妊娠監視装置で赤ちゃんの心拍を見ると、
陣痛時に心拍が弱まるどころか、
ググッと心拍数をあげている。
赤ちゃんは産まれる気マンマンのようす。
赤ちゃんも必死に頑張っているのだと思うと、
へこたれてなんかいられないと勇気づけられる。

が、痛いもんは痛い!!

陣痛の間隔は少しずつ狭まりつつあるが、どうも一定しない。
いったん妊娠監視装置を外される。


午前4時。

このあたりで一度トイレに行っておきましょうと言われ、
助産師さんに支えられながら、トイレに。
行って帰ってくるまでに2度痛みに襲われ、動けなくなる。

分娩室に戻ると、アクティブチェアーを使ってみる?と勧められる。
ゆらゆら揺れながら痛みを逃がすというものらしいが、
胸をあてて体重をあずけると、
胸が圧迫され、気分が悪くなってきて、即中止。

ベッドに横になると、気分の悪さがさらに増し、吐いてしまう。
どうやら過喚起症候群の症状が出てしまったみたい。

結局、ベッドで横になって、
ヒッ、ヒッ、フーが一番楽なのかも。
楽っつったって、痛みは例えようがないほど辛いんだけど。

出産の痛みは、「鼻からスイカが出るような」と例えられることがあるが、
そんな意味不明な例えより、
お腹をつきやぶって、
中から何かが飛び出してくる感じといった方がピッタリだ。

ヒッ、ヒッ、フーを繰り返していると、
とにかくノドが乾いて仕方ない。
たびたび水を口にする。

オットも一緒になってヒッ、ヒッ、フーと言いながら、
お腹をさすってくれるが、
どうもチカラが入りすぎてる気がして、手を払いのけてしまう。
触れるか触れないかくらいのチカラ加減で
さすってもらうのが楽。

時折、ワタシの手を握ってくれ、励ましてもくれるが、
手を握るとチカラが入ってしまうため、
これまた邪険に手を払いのけてしまうワタシ。

陣痛の間隔は、まだ一定しない。

3回連続きたかと思うと、
少し間があいたりと、バラバラ。

助産師さんに時間がかかるかも…と言われ、愕然とする。

痛みのたびにお腹をさすると、
赤ちゃんが頑張って下に下りようとしている感じがした。
さするのは痛みを逃すためでもあるが、
赤ちゃんが少しでも楽に出られるように
サポートしてるかのような気分。

ヒッ、ヒッ、フーは、赤ちゃんへのガンバレのメッセージ。



ここからは時間が不明…。

突然、お尻のあたりを何かが突きつけてる感じする。

なんか出る…、なんか出そう…。

いきみたくなったことを助産師さんに告げると、
子宮口を確認され、8センチまで開いていることがわかる。

「さぁ、ここからよ~。まだまだ時間がかかるからね~」と助産師さん。

まだまだ…って。
でも出そうなんだけど。めちゃくちゃ出そうなんだけどー!!

ひとまず分娩着に着替えて、再び妊娠監視装置をつけることに。
が、お腹の痛みは最高潮だし、今にも何か出そうで、
とてもじゃないけど、着替える余裕なんかない。
もがくワタシに必死に服を着せようとするたくましい助産師さん。

服はなんとか着替えさせてもらったが、
妊娠監視装置は、赤ちゃんの心拍をとらえることができない。
ワタシもじっとしてられないし、
赤ちゃんが随分下がってきていたので、
心拍がはかれる状態にない。

「出る!出る!」ともがくワタシ。
このときすでに下がメリメリと避け、
赤ちゃんの頭がそこまで出ている感じがする。

その様子を見て、「分娩室へ移動しましょう!」と助産師さん。


助産師さんとオットに支えられながら、
陣痛室を出て、隣の分娩室に移動するが、
足を一歩前へ出すたび、赤ちゃんが下がって、
今にも出そう。
後で聞いた話では、助産師さんは赤ちゃんがツルンと出てこないように、
下を押さえながら支えてくれてたらしい。

すでに夜があけ、朝日でまぶしい分娩室の真ん中には、
どんと構えたピンクの分娩台があり、
オットに押し上げられる。
分娩台に横たわり、足をセットされるとき、
オットは赤ちゃんの頭が見えたらしい。

すると先ほどまでのいきみたい感じが急にトーンダウン。
少し楽になった気もするし。
分娩室にかけつけた二人の看護師さんも、
「あれ?ひっこんだ??」なんて言ってたら、

キ、キター!!!!
で、出ますぅ~~~!!



午前5時50分。

「いきんでいいよ~。」の合図をもらい、
待ってました!とばかりに、めいっぱいいきむと、
ズルンと何かが出たような…。

すると、「は~い、出たよ~。もういきんじゃダメよ。普通に呼吸して~」
と言われる。

えぇ????産まれたの??

えー!!泣いてないー!!





と、いうことで、ここからは前回お話したとおり。
吸引され、無事元気な泣き声を聞いたというわけです。


分娩時間6時間7分。

前日からの誘発はあったものの、
結果的には、なかなかのスピード出産となりました。


子宮口8センチからの展開が早かったため、
医師の立会いが間に合わず、
大学病院でありながら、助産師さんにとりあげてもらうという、
ワタシがずっと憧れてた自然なお産となりました。

畳の上でフリースタイルで、というわけにはいかなかったけど、
オットと二人、自分の一番楽な姿勢で
(ワタシは横になってるのが楽でした)
助産師さんの介助を受けながら産むことができたんですもの。
すごくラッキーだったなぁと思います。

妊娠監視装置は最後はつけずにすんだし、
大学病院にありがちな医療行為もなかったし。
まぁ、点滴はされてたけど。


あ…余計な医療行為がなかったおかげというかですね、
そのせいでというか。

ワタシ、会陰切開をしなかったんです。
先生が間に合わなかったから。
で、子宮口8センチから、
ものすごいいきおいで赤ちゃんが出てきちゃったものだから、
会陰がバリバリッ!!と派手に避けちゃったんです。

実際には裂傷度は1度で、軽症らしいんですが、
痛いもんは痛い(笑
麻酔したって効かないし、何度も針でチクチクされるんですから、
たまりませんよ。

愛しいわが子を左腕で抱えながら、
何度も「いったーい!!」と叫んでしまいました。


こうして、子パンダは元気に、
猛スピードで産まれてきてくれたのですが、
実は子パンダにとってはかなりのストレスがあったそうで、
急いで生まれなければ、相当なダメージをうけるところだったことが、
後々の検査結果でわかることに。


その話はまたいずれ…。




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こんにちは、赤ちゃん。

2008-04-16 11:02:22 | 出産
4月15日に2324グラムの女の子を出産したパンダ、37歳です。



36歳最後の日に、
元気な声をあげて産まれてきてくれました。


ワタシたち夫婦にとって、
それはそれは、かわいく愛おしい娘です。



生まれてすぐの所見では「あくまで見た目ですが、特に問題はなさそうです」とのことと、
体重も入院後に少し増えてくれたおかげで、
新生児室行きというハッピーなサプライズとなったのですが、
諸事情でNICUに入ることになりました。

詳しくは、出産の経過とともにあらためてご紹介しますね。


もともとNICU行きの赤ちゃんとして、すでに準備がなされていたし、
ワタシたちも一緒に退院できるとは思ってなかったので、
覚悟はできていましたが、
後で「実は…」と言われると、やはりちょっとね…

でも、「死んじゃうかもしれない」と言われてたことを思うと、何てことないんですけどね。



あ、こんな書き方をすると、
エライ大変な病気じゃないかと思われるかもしれませんが、
低体重児にはよくあるケースで、
回復状況および検査結果次第で、数日後には新生児室に戻れるかもしれないのでご安心を。




赤ちゃんを授かった瞬間の第一声は、
赤ちゃんの泣き声がすぐに聞こえなかったので、
「赤ちゃんが泣いてない~!!」と泣きわめいたことですかね。

まだ吸引も終わってなかったからなんですけど。

泣き声が聞こえると、
「よかったぁ!!」と号泣。
それまでも大声で叫んでて、かなりのハイテンションだったため、
何か一つ言うのも大騒ぎ(笑)


赤ちゃんはすぐに別室に連れて行かれてしまいましたが、
再びワタシのところに来て、顔を見たときには、
「父さんも母さんもずっと待っとったよ~」と声をかけたかな??

あとは「元気に産まれてきてくれてありがとう」。

他にも「父さんと母さんの声、覚える??」
とか、産まれたばかりの赤ちゃんにやたらと話しかけてました。

だってめちゃコーフンしてましたもん(笑)



と、今思い出しても涙が出てきちゃいます。



母になった喜びの瞬間って、
人それぞれだと思いますが、
ワタシの場合は…

この世で一番愛おしいものを見つめ、
本当に幸せそうなオットと、
目をパッチリと開け、オットの顔をジッと見ながら抱かれている小さな赤ちゃんの姿を見た時かな。

なんて幸せなんだろうって。


朝日に眩しく照らされた分娩室で見たあの光景は、
一生忘れることはないでしょう。



4月15日5時50分。

415(ヨイコ)の日に産まれたわが家の良い子ちゃんのために、
今日から頑張っておっぱい出すぞー!!


てなわけで、今から搾乳に行ってきます♪




たくさんの応援コメント、本当にありがとうございました。

これが私の「出産への道」

2008-04-11 20:19:43 | 出産
月曜に陣痛促進剤を投与して出産に挑むパンダ、36歳です。



てなわけで、まだ産んでません(笑)


毎日赤ちゃんの成長を気にしつつ、
どんなふうに出産に至るのかドキドキしつつ、
大葉ナナコさんの「怖くない育児」を読んだりして、
(妊娠したいヒトから育児中のヒトまで、ぜひ読んでほしい一冊!)
元気に、のんきに、入院生活を送ってます。


あ、入院は個室になってしまう!!と言ってましたが、
当日空きが出て、4人部屋に入れました。

まぁ、いびきや寝言、輸液ポンプをはずす音など盛んですが(笑)、
いいヒトばかりなので、
リラックスした状態で過ごせています。



さて、今回入院して、
赤ちゃんが陣痛に耐えられるかどうかの検査をすると伝えましたが、
正しくは「OCT」、
オキシトシンなんとかテストと言うそうです。
(なんとか…て。忘れちゃいました。えへ。)


自然陣痛の際に分泌されるホルモン「オキシトシン」を
人工的に合成した薬剤を微量ずつ投与し、
赤ちゃんの心臓の状態を妊娠監視装置で観察し、
問題がないようであれば投与量を増やして、
経膣分娩へと誘発するんだそうで。

もし赤ちゃんの状態がよくなければ、帝王切開に切り替えるとのこと。


このテストから出産までの一連の行程を、
4月14日月曜に行うことになりました。


当日の予定としては…

午前8時。
陣痛室へ移動し、妊娠監視装置をつけ、
安静時の赤ちゃんの心拍をモニタリングする。

午前9時。
陣痛促進剤の投与を開始。
正午。
問題なければ、心拍を確認しながら投与量を増量し、
本格的に陣痛を誘発していく。



となっています。



どこまで陣痛に耐えられるかは赤ちゃん次第…。

産むワタシにしても、
陣痛を人工的におこし、それが試験的に微量から始まるわけですから、
分娩時間も相当かかることが予想されます。

産みの苦しみに耐えられるかはワタシ次第。


感激のご対面のために、
親子で頑張らねば!!っつーワケです。



ここで疑問がひとつ。

分娩のストレスで死ぬ可能性もあると言われている発育遅延の赤ちゃんに、
わざわざストレスをかけるテストをして、
経膣分娩にチャレンジしようとするのはナゼ??
と思いませんか?

ワタシもそう思いました。もちろんオットも。


成長を止めた赤ちゃんにわざわざストレスをかけるなんて、
ムチャやないかと。

それなら帝王切開で、ストレスなく産んであげるべきだろうって。

リスクの少ない方を選択したいのが
親心っちゅーもんでしょ??



そこで、今回の主治医にその旨を伝えたのです。


すると…

帝王切開の方が母子ともにリスクが少ないとは言い切れないと言われました。


例えば…

赤ちゃんがわざわざ狭い産道を、
大変な思いをしながら出ようとするかと言うと、
産道で体に圧力をかけ、
出たときにその圧力が解けることで、
肺に空気が入り、肺が活動を始めるから。

帝王切開ではそうはいきません。
事前準備なく、いきなり外の世界に出るのですから。
もちろん元気な赤ちゃんならいいんです。
でも、うちの赤ちゃんのように、
内臓に欠陥の恐れのあるかもしれない発育遅延の子にそうすると、
予期せぬトラブルを引き起こしかねないと言うのです。


あくまで一例ですけどね。

どちらが安全という100%の確証はありません。

ただ先生たちの見解では、
優先順位として考えられるのは、
やはりまず経膣分娩にチャレンジして、
無理なら取り出すことなんですって。



なるほど。



そうなると任せるしかないでしょ。



いずれにせよ、赤ちゃんが無事に産まれればそれでいーんですからね。


今は、お腹の赤ちゃんに

「父さんと母さんがお迎えに行くから、
元気に待ってるんやで。
お迎えに行ったら出ておいでって言うから、
そしたらツルンと出ておいでな♪」
と話しかけてます。

誘発分娩ですからね。
赤ちゃんの「いつに産まれたい」という意志は尊重してあげられなかったけど、
まさに赤ちゃんを外の世界にお誘いすることになるんだなぁ…なんて思ったり。


4月14日。

オットと一緒に大切な赤ちゃんをお迎えしてきます。

<追記>
4月16日はワタシの37回目の誕生日。

赤ちゃんと一緒なのもいいなと思うけど、
さすがにしんどそうなので…(笑)


<お礼とお詫び>

心温まる応援コメントをありがとうございます。

こんなにたくさんの方に、熱く応援いただいちゃったら、
ワタシも赤ちゃんも頑張らないワケにはいきませんねっ!!

本来ならお一人ずつお礼をお伝えするべきなのですが、
携帯電話からの投稿となり、うまく伝えられないため、
コメント返しを控えさせていただくことをお許しくださいませ。

入院します!!

2008-04-09 20:20:11 | 妊娠後期
突然ですが明日入院することになったパンダ、36歳です。




理由は、赤ちゃんの成長が止まったから。


2000グラムを超えたときは、
「よっしゃ!でかした!」と大喜びでしたが、
まぁ、そんな簡単にはいきませんね。
子宮内胎児発育遅延と診断された子は。

先週の健診で、あまり体重が増えてなかったんですよ。
2090グラムだから、9日で70グラム増ってところかな?

でも、NST検査でも心音に問題はなかったし、
何より元気がよかったので、
成長のスピードが少し遅いくらいは
誤差の範疇ということで、経過良好と言われてたんですけどね。

今回も内診をはじめ、超音波検査にNSTと、健診内容はフルコース。


内診は問題ナシ、NSTも問題ナシときて、超音波検査。
最初に出た推定体重は2010グラム…



減ってるやんっっ!!


あわてて計測しなおしてもらうと、2090グラムに。


それでも前回と全く変わらんやんっっ!!



…むむむ。

嫌な予感。



赤ちゃんは元気だし、心音も正常。
でも、ここで体重がまったく増えなかったとなると、
(多少の誤差はあるにしても)
問題アリアリなんですねぇ。。。


今日で38週5日。
もういつ産まれてもおかしくない時期なんですが、
ここで陣痛なんておこってしまうと、
陣痛のストレスに赤ちゃんが耐えられないかもしれないんです。

ということで、明日から入院して
検査を行うことになりました。

どんな検査をするかというと、
赤ちゃんが陣痛に耐えられるかどうかのテストだそうで。


赤ちゃんは安静時には元気に動いているし、
心音に問題はないけど、
陣痛がある状態でも同じような心音でいられるかどうかわかりません。

そこで、陣痛促進剤のひとつである「オキシトシン」を投与し、
分娩監視装置で赤ちゃんの心拍の状態を観察してみるんですって。
それを見て耐えられそうになければ、帝王切開となるんですが、
それって……

出産と同じじゃね???


先生は「検査」といってたけど、
陣痛おこしちゃうと、出産に至ってしまったりしないの???

「出産して退院するまで入院することになるだろうね」
なんて言い方してたことを考えると、
あくまで「検査」なんだろうけど、
ど、どうなん???


などと、ビクビクしている面はありますが、
キモチとしては落ち込んだりしていません。

たしかに、今のいい状態で出産を迎えられると思っていたのが
ここにきて成長ストップなんて事実に直面しちゃったワケですから、
「あ~あ…」というキモチもなくはないですが、
これもすべて無事に赤ちゃんを産むため。

先生の進言に迷うことも、顔を曇らせることもなく、
「わかりました」と即答しました。


あ…ひとつだけ落ち込んだことが。


それは、病室が満室で、個室しかあいてないということ。


1日1万円もするんですよー!!
病院都合で個室に入るのに、がっちり1万円とられるんですよー!!

個室といっても、冷蔵庫がついてて、
イスがソファになるくらいで、
トイレもないのに、1万円も追加されるなんて、
勘弁してくれよって感じでしょ???

週末には4人部屋が空くらしいんだけど…。
トホホな気分といえば、そんなものですわ。


病院から帰宅後、
まず冷蔵庫の片付けをしました。

だって、せっかく買った食材がムダになるのがイヤなんだもん(笑

きのこ類やニラ、ほうれん草、ソーセージ、ちくわなどを
適当な大きさに切ったりして冷凍保存に。
パンもついでに冷凍。

最近、炊き込みご飯(オットの朝ごはん用)を
大量に炊いて冷凍したのはこの日を予感していたせいかしらん?

続いて入院グッズの入れ替え。
管理入院することはないだろうと思っていたので、
各バッグの中身が少しずつ違うのねん。
まず検査入院に必要なものだけを詰め込んで、
それだけ持って行きます。

明日はワタシ1人で病院に行かなきゃいけないし。

トイレの掃除も完了。

ベランダのパセリとトマトの苗に水やり。

洗濯は今夜お風呂上りに一挙に済ませて…と。

後はオットにまかせて大丈夫かな?
いやぁ、前もって入院がわかってるって助かりますねぇ(笑


さぁ、どうなる?ワタシの出産。
さぁ、どうなる?ワタシたちの赤ちゃん。

ただの検査で陣痛の痛みを味わわないといけないなんて、
かなーりドキドキですが、
気合入れて頑張ってきます!!

どうぞ、うちの娘のこと、
応援してやってくださいな。



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名前の候補は3つ

2008-04-04 11:37:46 | 妊娠後期
悩みに悩んで赤ちゃんの名前の候補を3つに絞ったパンダ、36歳です。



赤ちゃんの名前を考えるのって楽しいですよね。

妊娠するうーんと前から、
男の子なら…、女の子ならと随分考えてました。
排卵後の高温期なんか特にね。
プラス思考で高温期を過ごすには一番の特効薬でしたから。


そして妊娠し、お腹の赤ちゃんが女の子だと分かってから、
本格的に名前を考えるようになったのですが、
基本的に候補はワタシが考え、
決定はオットに任せようと思ってました。


名前の決め方は各家庭でいろいろあると思いますが、
わが家の場合は、以下の内容を基本に決めました。

その内容とは…



1.漢字の意味から考える。

響きがかわいいとか、季節感とかではなく、
こんなふうに育ってほしいという願いを込めた名前にしたいなと。

以前、結婚式場のオーナーさんがオットの名前を見て、
「つけられた方の思いが伝わってきますね」
と言ってくださったことがありました。
なんだかそれが誇らしくって、
そんなふうに言ってもらえるのっていいなと思ってたんです。

ワタシの名前も、親だけでなくパンダ一族の思いが
思いっきり込められた名前で、
小さい頃はもっとかわいい名前がよかったなんて思ったこともありましたが、
今では「そうありたい」と思うように…。

子供にも、ワタシたち夫婦が
どんな思いで名前がつけたのか伝わるような、
そんな意味の込められた漢字を使いたいなと思いました。

まぁ、名前負けなんてこともあるかもしれないけど、
そこは親の思いですから。
「名は体をあらわす」ようなヒトになってくれるといいなぁ。


てなわけで、当て字はまずありえないし、
女の子にありがちのひらがな(あるいはカタカナ)の名前も
ないということになります。


2.名づけランキングベスト10は避ける

ワタシの名字はかなり上位にランキングされるくらい一般的でして。
病院や役所に行くと、同姓の方と出会うことも度々。
オットも同じクラスに同姓がいることが多かったというくらいですからね。

そこへ、ベスト10に入るような名前、
例えば、ヒナちゃんやアオイちゃん、サクラちゃんといった超メジャーな名前だと、
同じ学年に同姓同名が数人いるってなことになりかねないなと思って。

かといって、他と絶対かぶらないような
奇抜な名前は考えてません。


3.画数のこだわりはほどほどに。

画数にまでこだわるとなかなか決まりませんが、
大凶だったり、お金に苦労するとか、結婚に縁がないとかいった
あまりにも運がよくなさげな名前だとちょっとね…。

女の子なので結婚したら画数も変わる(変わってもらわなきゃ困る!)ので、
ひとまず名前の画数がよければOKということに。

それ以外については、大凶でなければヨシとします。

さらに、うちは名字の画数が多いため、
名前まで字画の多い名前だとゴツイ感じがするので、
使う漢字は画数の少なめなものにすることにしました。


の3つを条件に、考えること数ヶ月…。


入院中に最終候補の3つを決めました。
あとは産まれてきたわが子の顔を見て決めたいなと思っています。


それにしても、名前を考えるのは楽しいけれど、
いざ本格的に決めるとなると難しいもんですね。

ワタシがいいなと思っても、
オットがイマイチだと思ったり。

オットがいいなと思っても、
ワタシが納得いかなかったり。

条件には「響き」は関係ないといいながら、
響きでいいなと思う名前を見つけ、
漢字を調べてみると画数がひどかったり、
いい漢字が見つからなかったり。

「この子が一生使うんだから!」と思うと、
ますますプレッシャーになるしね。


そんなこんなで迷いながらもようやく候補を決めました。
残念ながらブログで名前を発表しないため、
どんな名前になったかご紹介できないんですけどね。


かわりにワタシが考えたけど、
オットにボツにされてしまった名前をご紹介します(笑

野の花のように、可憐でかわいらしく、
ヒトの心を和ますようなやさしい存在になってほしい、
また大地にしっかり根付いて、ちょっとの風雨に負けたりしない
強い人間になって欲しいという思いを込めて、
「野乃花(ののか)」
という名前を考えていたんですけどね。

かわいいけどイマイチとの評価で却下となってしまいました。
画数もイマイチだったし。

女の子だとわかる少し前からいいなと思ってたんですけどね~。
残念っ!!
ま、ワタシ自身も、「花」という字があまり好きでなかったんですけどね。

最後まで「どぉ??」と粘ってみましたが、
結局候補には入りませんでした。

でも、女の子だと分かってから、
野乃花がいいなと思ってたので、
お腹の赤ちゃんのことを「のんたん」と呼んでたんですよ★


そうそう。

あと、ずっといいなと思ってた名前があるんですが、
友人に先につけられちゃったことも。

「日和(ひより)」っていうんですけど。
かわいくないですか??
名字が鈴木だとしたら、「鈴木日和」となって、
毎日が鈴木さんのために最高な日!みたいで(笑

他には「あさひ」という名前も気に入ってました。
どんなに辛いことがあっても明けない夜はないし、
希望に満ちた朝日のようなヒトになってほしいという
思いを込めてつけたかったんですが、
漢字だと画数がゴツイし、
ひらがなだと画数がよくなかったんですよねぇ。。


ワタシの名前のセンスは、まぁこんなもんです(笑


みなさんは、どんな基準で名前を決められましたか?
また、どんな名前をつけたいと思っていますか??



追記。
念のために、男の子の名前もひとつだけ考えています。
たまたまいいなと思ってた名前の画数がすごいよかったので。。。
さすがに考えておかないと、いざというときに絶対間に合わない気がしてね(笑



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女の子の母になるということ

2008-04-02 00:00:56 | 妊娠後期
手作りのベビーグッズが出産までに間に合ってホッとしているパンダ、36歳です。




うちの赤ちゃんの性別は99%女の子だと分かっています。
とはいえ、生まれてみないと分かんないですけどね。

夫婦ともに性別はどちらでもいいと思っていたのですが、
いざ女の子だと分かると、まず思ったのが
「なんだか大変そうだなぁ…」ということ。


オットはこれまで、小さい子供と接する機会がありませんでしたが、
うちの甥っ子とゲームをしたり、サッカーをしたり、
あるときはお説教をしたりと、よきおじさんをすることで
なんとなく自分が父親になったときの感覚がわかってきたようでしたが、
女の子となると全く未知の世界。

どうなるんだろうと若干不安そうな様子を見せていました。
それに、女の子の方が将来的にも心配ごとが多そうでしょ??


で、ワタシはといえば…

オットが甥っ子と遊んでいる様子を見ていて、
こんな風景を早く見たいなぁと望んでいたこともあったし、
なんとなくワタシは男の子の母親になりそうだなと思っていたので、
「あら、意外♪」といった感じでした。

そしてその後、ふつふつとココロの中に沸き起こってきたのは、
「女の子なら、ちゃんとしつけをしないといけないな…」という
ちょっとしたプレッシャーでした。

もちろん男の子だろうが、女の子だろうが、
マナーやルールを守ることも教えなきゃいけないし、
何より思いやりのある優しい子供に育てなきゃいけません。
そこに男女の違いはないけれど、
男の子なら知らなくても恥ずかしくないけれど、
女の子なら知っておいてほしい、
かつて母親やまわりの大人たちに教えられたいろいろなことを、
ちゃんと伝えていかなきゃいけないんだなと。

料理をはじめとする家事全般にしてもそうですよね??

オットにも、「娘ができた女の子になるかどうかは母ちゃん次第だな」
なんて言われちゃうし。

そんなこと言ったってねぇ。。。


でも、自分が教えてもらったことはちゃんと伝えていきたいと思うし、
自分でも「なっとらん!」と思うようなだらしないことは、
娘の前でしちゃいけないなと思うんですよ。

扇風機のスイッチを思わず足で切ってしまうなんてこと、
女の子の前でしちゃダメなこともよーくわかってます!!(笑

…ていうか、男の子の前でもダメですね。
気をつけまーす(汗



そうそう。

娘が生まれるということで、
母親として娘に何か手作りをしたいなと考えたんです。

不器用で適当、めんどくさがりで大雑把な性格のワタシが、
「何かを作る」というのはかなりの一大事。

でも、たとえ美しくなくても、結局使わなくても、
お腹の中の赤ちゃんのために、
キモチを込めて作ってあげたということを
将来娘が妊娠したときに伝えたいなと思って…。


とはいえ、なかなか手をつけられずにいたんですが、
ちょうど転院するころから、
オットと甥っ子の帽子&マフラー、
母親の帽子を編んでいたので、
その勢いで、おくるみを編むことにしたのです。

転院が決まってからのワタシはといえば、
とにかく気を紛らわすことがしたくて仕方なく、
淡々と編み続ければいい編み物がちょうどよかったんですね。

それにいつ入院となっても、
編み物ならベッドの上でもできるかなと思って。


そこで買ってきたのが、
主婦の友生活シリーズ「かぎ針あみ マフラー、帽子+小もの」
という、編み方のプロセスが写真つきで紹介されている本。

いやぁ、助かりましたよ。
これなきゃ作れてませんから(笑


まずモチーフを編んで…

1辺6センチくらい。



これをとにかく編み続け…



つなぎ合わせていくと…



できあがり♪

モチーフをつなぎながら編むのは
ワタシにはあまりにも高度なテクニックになるので、
後でつなぎ合わせるものにしました。



赤ちゃんにくるむとこんな感じ。
春生まれなので、綿100%の糸で編みました。


これを編み終わったのは2月のはじめ。

モチーフを編んでるときって、
夢中になってるから
嫌なこととか不安なこととか忘れちゃうんです。

まだまだ不安だらけだったこの頃、
「えーい!冬用のおくるみも編んでしまえ!」と
ウール100%の毛糸を買ってきて、
ひき続き編み始めました。



色は白とクリーム色の2色で。
新しいモチーフを編み始めたりしてたら、
出産までに間に合わないかも??と思い、
モチーフのデザインは前回の物と同じで。

それにしてもアップに耐えられない仕上がりっぷり(笑



入院中、病院にも持ち込んでましたが、
すわってるのがしんどかったので、なかなか進まず…。
またいつ緊急出産なんてことになるかもしれないと、
退院後、必死で編み上げ、無事完成!!



こんなんできました~★



実はこの2つのおくるみは、結構重量があるんです。
赤ちゃんのものだから、ふんわり仕上げたかったのになぜ?と
フシギに思ってたんですが、つい最近気づきました。

このモチーフは、赤ちゃんのおくるみ用のデザインでなく、
もともとマフラー用のモチーフだったということを。


…だって。。。

かぎ針編みなんて、アクリルたわしを編むくらいしかしたことなかったし、
ワタシにできそうなのなんて、
これくらいだったんだものーーー!!

許せよ、娘!!



娘に謝らなければならないことはコレだけじゃない。

随分前に買ってて、作らずにおいてた
手作りガラガラのキット。

おくるみも無事(?)に編めたし、
こいつも作ってしまおうと、チクチク縫い始めました。



が!!

なんということでしょう!!
この雑な感じは!!



クマちゃんの顔なんて、泣きそうな情けない顔になってるし。



ウサギちゃんにいたっては、
なんだか人相悪くね?


完成品を見たオットには、
「コレ見て、赤ちゃん泣き出すかもよ」とか言われるし。

ちっ!!


いいんですよっ。
どうせよだれまみれになって、
しかもかじられて、耳なんて取れちゃうかもしれないんだからっ。

作り上げることに意味があーる!!


と、ごり押しな言い訳をしています。

こんな性格が娘に似なきゃいいけど…(汗


そんなこんなで、夫婦で女の子の親になることに、
若干のプレッシャーを感じつつも、
元気に育ってくれた娘が愛しくて…。

感謝のキモチと愛情でいっぱいデス。


追記。

将来、お気に入りの生地で
娘にノースリーブのチュニック、ワタシにスカートを作りたいなぁという
憧れだけはあるのですが…
自分の能力に限界を感じています(泣



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出産は赤ちゃんまかせで

2008-03-29 21:24:08 | 妊娠後期
赤ちゃんが2000グラムに到達して大喜びのパンダ、36歳です。



昨日から妊娠37週、いわゆる正期産に入ったのですが、
いやぁ、やりますよ、うちの娘は(笑


月曜に健診があったのですが、
たった12日で300グラムも体重を増やしていたんです。

これまでは妊娠後期に入っても
1週100グラム増が精一杯だったのに、
驚異的な成長ぶりをみせてくれました。

「2000グラムですね」と言われたとき、
「ホントですかー??すごい大きいですねー」と大喜びするワタシに、
「36週にしてはかなり小さい方ですけどね」などと、
まるでクギをさすように先生はおっしゃいましたが、
子宮内胎児発育遅延と診断された子の1/3が胎内死亡をすると言われてるなかで、
36週まで元気に育ち、2000グラムを超えるなんてことは、
どれだけスゴイことか!!!

思わずお腹をさすりながら、
「よく頑張ったねぇ。えらいねぇ」と声をかけちゃいましたってば。


ところが、NST検査の結果がよくない…

赤ちゃんの心音に乱れがあったのです。


そのため、せっかく赤ちゃんが2000グラムを超えたというのに、
話は心音のことばかり。

まぁ仕方ないんですけど。

後日またモニタリングしましょうということで、
月曜の健診は終わりました。


うちの赤ちゃんのような場合は、
いつ何時パッタリと心臓を止めてしまうかわからないので、
ホントに要注意。

昨日まで元気に動いてたのに…
なんてことはよくある話らしいんですよね。

「とにかく胎動に気をつけて」と言われ過ごすこと4日。
昨日あらためて病院へ行ってきました。

ドキドキで受けたNST検査ですが、
赤ちゃんは両親の心配をよそに元気に動きまくり、
心音も全く乱れさせることなく、
無事「合格」となりました。

ま、今回合格できたといっても、
今後も健診のたびにNST検査を受け、
赤ちゃんが元気でいるかどうかをチェックする必要があるんですが、
一つずつクリアしながら、
出産予定日へと向かっている、そんな感じです。


一方、ワタシのカラダですが、
すでに子宮口が柔らかくなってきており、
指一本分(1.5センチくらいか?)ほど開いてきているのだとか。
出産へ向け、いよいよ準備を始めたようです。

とはいえ、赤ちゃんはまだ下がってきていないので、
今すぐ!という状態ではなさそうですが、
こればっかりはねぇ。

「おりてきてないからまだまだ!」と
言われて間もなく出産した友人もいますから、
どうなるか分かりませんが、
うちの場合は、「母さんが出てきていいよって言うまで、
お腹の中で栄養をいっぱいとって、元気に遊んで待っててね♪」
と、一日何度も赤ちゃんに呼びかけているので、
ワタシがGOサインを出すまで、「まだ出ちゃいけない!」と、
その日を待っていてくれるような気がします。(笑 ←親バカ


さて、気になる出産方法ですが、
「なんとか2000グラムまで来たから、
赤ちゃんの出たい時に、出たいように産んであげましょう」と先生。

出たい時に、出たいように???


つまり、陣痛がきたり、破水してしまえば、
その時に産んであげればいいし、
子宮口もこの状態なら早めに開きそうだから、
赤ちゃんが自力で産まれる気マンマンで、
心音も大丈夫そうなら自然に出してあげればいいということだそうで。
(もちろん短時間で、という条件つきですが)

途中で、「今のワタシには自力はムリっぽいよ…」と赤ちゃんが言うなら、
帝王切開で出してあげればいいからと。

いつ出産するのか、どんな出産方法にするのかは、
赤ちゃんの希望を聞いてあげようというのです。

もちろん、発育遅延と診断された赤ちゃんは、
正期産を過ぎていても胎内死亡の可能性は否定できないし、
分娩時の死亡率もかなり高いので、油断はできませんが、
自然の流れにまかせてみようと言ってもらえるまでになるなんて…

お腹の中の娘に対して、
「ありがとう」のキモチでいっぱいです。

今後もまだ管理入院や緊急帝王切開の可能性もアリアリですが、
ワタシの初めてのお産は赤ちゃんにおまかせしたいと思います。


ま、一つだけ赤ちゃんにお願いするなら、
できれば4月2日以降に産まれてくれるとうれしいなぁ…。
できれば、で結構ですから(笑



赤ちゃんの発育遅延で転院が決まってから今まで、
たくさん泣いて、たくさん悩んできました。

この子には異常があるかもしれないと。

それどころか、生きて会えないかもしれないと、
辛くて悲しくて、どうしようもない日々を送ってきました。

「せめて生きて産まれて欲しい」なんて、
どうして最低限のことしか願うことができないのかと、
来る日も来る日も思い悩んでいました。


でも、いつからか、
「生きて産まれてきてくれるだけでいい」と、
ココロから思うようになったのです。

命さえあれば、父さんと母さんが何としてもアナタを助けてあげるから、
お願いだから生きて産まれてきて、と。


お腹がすごく大きくなっているのに、
「この子はもうダメです。あきらめてください」と
言われてしまったヒトを知っています。

どんなキモチで死んでしまった赤ちゃんを産んで、
サヨナラをしたのかと思うと、
生きて産まれてきてくれることがいかにありがたいか…

いつの間にかそう思えるようになったのです。


そりゃ心配ごとはいろいろありますよ。
でも生きてくれてるのが一番ですから。


そんなふうに思うようになったからかどうかわかりませんが、
最近ね、「この子は絶対生きて産まれてくる!」という
予感がしてならないんですよ。

病気や障害は持ってるかもしれませんよ。
それについてはないという予感はしてませんから(笑

でも、とにかく「オギャー!」と泣いて産まれてきてくれるという
気がしてならないんです。

これは赤ちゃんの性別がまだ分からない頃から、
「女の子な気がして仕方がない」という予感がしていた、
あの感覚と同じ。

あのとき、「女の子が欲しい」という願望もなかったのに、
名前も女の子のしか思いつかなくなったり、
ベビーグッズも女の子のモノしか目がいかなくなったりと、
まるで意識していないのに、
「女の子だよ~」と誰かに言われているようなそんな気がしていたんです。

今も、なんだか「絶対大丈夫!!」と言われているような…。

オット以外の誰に「大丈夫!」と言われても、
「何を根拠に言うとんねん!」と素直に聞き入れられなかったワタシなのに、
「絶対」という保障付きで大丈夫って言われてるようで、
そして素直に「ワタシもそう思う」と言えちゃうような…。

なんなんでしょうね、この感覚は。


もしかして、お腹の中の娘がそう言ってるんでしょうか。
それならこれほどうれしいことはないんですけどね。


さぁ、いよいよ出産デス。



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自然分娩or帝王切開?

2008-03-21 12:25:45 | 妊娠後期
今日から妊娠10か月に入るパンダ、36歳です。



まだまだ先だと思ってたんですけどね、出産なんて。
なのに気づけば、もうすぐ。

世間の妊婦サマたちのように、
なかなかお腹は大きくならないし、
毎回の健診でいくら成長しているかとか、
出産まで赤ちゃんが生きていられるかとか、
そんなことばかりを考えていたので、
出産することに現実味がなかったんです。

そんなワタシでも、どどーんとお腹が大きくなりはじめたり、
先生から出産に向けた管理入院の話なんかが出たりすると、
さすがにリアルに出産を考えるようになってきました。


さて、そこで気になるのが出産方法。


まだ自然分娩か帝王切開か、決まっていません。



以前通っていた病院では和室の分娩室があり、
畳の上でオットと出産に臨むことにあこがれていたワタシとしては、
ぜひ自然分娩をしたいところですが、
(て、誰でもそうしたいと思ってますよね)
赤ちゃんの状態から考えて、さすがにそれはムリっぽい話で。。。


以前から申し上げていますが、
うちの赤ちゃんはただ小さいのではなく、
子宮内胎児発育遅延(IUGR)といって、
分娩前に胎児死亡となったり、
分娩時のストレスで容易に仮死状態になりやすく、
その死亡率は正常発育児の6~10倍とも言われています。


そのため、条件が揃わないと
自然分娩をさせてもらえないんです。


その条件というのが、
赤ちゃんが元気であるというのはもちろんですが、
陣痛がおこったときに
すでに子宮口がかなり開いている状態で、
なおかつ陣痛促進剤を使って一気に出産!!
だそうで…。

つまり、出産に要する時間が極力短くないとありえないということ。


子宮口がすでにかなり開いている状態って…。
そんなのしょっちゅうあることじゃないですよね?
その上で促進剤を使うなんて…。

なんかヤダ。

つーか、絶対ヤダ。


この条件については、
入院中に診ていただいてた先生(主治医ではないがベテラン先生)に聞いた話。

以前に、外来の担当医に「自然分娩はできますか?」と聞いたときは、
「一応その方向で考えていますよ」と言われたので、
こりゃラッキー♪なんて思ってたのに、
ここにきてそんなリスクの話をされるなんて。

しかも、促進剤を使っても、時間がかかってしまい、
赤ちゃんに負担をかけるようなら、
そこから帝王切開になるわけだから、
それなら最初から帝王切開でえーやん!
と思うんですよね~。



とはいえ、帝王切開についても
結構ビビッてるワタシ。


赤ちゃんの安全第一ですから、
何かあったら切ってくれ!くらいに思ってたので
帝王切開に抵抗はなかったんですが、
入院中に同室の妊婦サン二人が
2日続けて緊急帝王切開になってるのを見てしまい、
その凄まじさに腰がひけちゃって(笑

同室の患者サンが動揺しているんじゃないかと、
わざわざ看護師長さんがココロのケアをしにやってくるくらいの
ドタバタっぷりだったんですよ。

おかげさまで、いい勉強になるとともに、
しっかり動揺させてもらいました。


その一部始終を見てて思ったことは、
帝王切開するなら、
入院中に緊急帝王切開で産みたいということと、
ヒトはやはりお腹を切って産むのではなく、
下から産むほうがいいということ。

もちろん事前に準備万端で手術を迎える方がいいし、
自然分娩がいかに大変で凄まじいかもわかりますが、
それでもそんなふうに思ったんですよね~。



ただ、何よりも赤ちゃんの安全が第一優先なので、
そこは先生におまかせデス。


これから健診も週に一度になるので、
その都度状態を診て、出産方法および入院時期について
決めていくということになりますが、
早くわかるといいなぁ。


出産間近になって、もう一つ考えるようになったのは、
赤ちゃんがこのお腹の中からいなくなってしまうのは淋しいということ。

お腹が大きくなって大変だ、はよ楽になりたーい!なんて思う反面、
二人の大切な赤ちゃんがここから出て行ってしまうんだと思うとね、ちょっとね。

ぼよんぼよん動く赤ちゃんを感じながらそう思いました。



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