小生のHPにアクセスいただいているビジターの皆さんは、歴史に造詣が深い方ばかりですから、おそらく後南朝(ごなんちょう)のことはご存じだと思いますが、小生は最近になって初めて知りました。中学や高校で小生が学んだ日本史では、後南朝のことを記述したものなどありませんでした。
鎌倉時代の後、朝廷が北朝と南朝に分裂し、互いに正当性を主張しあった南北朝の時代が半世紀近く続きましたが、足利幕府の調停で両朝が合体したことは知っています。しかし、その後も南朝の後胤や遺臣たちが三種の神器である剣や神璽を奪って吉野の山に籠もって北朝側と争った歴史があったとは意外でした。
後南朝と関わりが深い金剛寺が吉野の川上村にあり、後南朝を守った当時の郷氏たちの子孫が、今もなお毎年2月5日に暗殺された天皇(?)の追悼して「朝拝式」を行っていると聞いて、俄然興味が湧き、先日金剛寺を訪れてきました。後南朝の歴史と金剛寺探訪の様子を橿原日記にアップしましたので、興味のある方はアクセスしてみてください。