岡崎慎司応援ブログ

岡崎慎司のファンによるブログ。主に岡崎のことやレスターシティを中心に、サッカーについての自分の意見や考えを投稿します。

何も心配はいらない vsワトフォード

2016-03-06 11:44:01 | サッカー
まず最初にいっておきたいのは今日のラニエリ監督は素晴らしかったということ。後半開始からの中盤を3枚に増やしてのワントップのフォーメーションは今シーズンベストのレベルで機能していたと思う。僕はレスターの4-1-4-1は好きではないし、今まで機能していなかったのも事実であると思っているけど、この試合は最高にはまっていた。賭けに勝って内容、結果ともに結果をだしたのだから、ラニエリは素晴らしい監督だ。

かつての投稿でチームにとって生産性があることがより大切であると語ったけど、残りの試合は今節を入れて10試合なのだから、もうそういう段階ではないことは明らかであるはず。(チームがシーズンを通して成長していく、変わっていくというのはこういう意味)

ワトフォードは分かりやすく中盤の人数が多かったし、前半の支配率でもワトフォードが優勢だったことからも、中盤での争い(セカンドボールやルーズボールの拾い)をレスターとしては何とかしなければならなかった。そのくせワトフォードの2人のCBは裏へのハイボール処理に隙がありそうであったことからも、FWを1枚削っても大丈夫であるとの判断はとても良かったと思う。(この考えて方もラニエリっぽいと僕は思う。こういうとき、ベップのようなタイプであればDFラインを上げてもっとハイプレスさせたり、CBを1.5列あげさせたり、ワイドに広く遅攻して、相手チームの距離感を広げさせたりすることが監督にとって勝つための可能性が高いことであり、序列が高いことだと思うが、やはりラニエリはある程度戦力に制限があるチームであるほうが自分の哲学とチーム戦術を一致させやすいのだと思う)

これがラニエリだし、岡崎ファンとしては不服かもしれないが、ラニエリの選手重視な考え方があったからこそ、開幕節からのコンスタントな岡崎起用であったし、何も問題はない。もちろん、勝利はしたが選手を増やしての現状打破というのは、選手にとってそれが本当の意味で成長に繋がるかと問われれば、そうではないだろう。状況に合わせて同じ選手で色々なサッカーが可能であるということが、選手にとっても目指すべきであるし、現にメガクラブの抱えるトッププレイヤー達はおしなべてその能力が備わっている。しかしながら、もう一度言うが、もう試用期間は終わっているし、最終順位を第一に考えて、仮にどんなに内容が悪くても勝ち点3を目指すべきなのが当然。優勝が手に届く距離にあるのだから、これを逃さない手はないし、そこに全力を注ぐべき。


岡崎についていえば、雨でピッチが濡れていたということもあるし、前の試合よりはというのもあるかもしれないが、動きに関しては悪くないし、チャンスも作り出せたのでまったく問題ない。試用期間が終わったからこそ、プレイスタイルは変えずにその中でワンチャンス、ワンチャンス、一つ一つのプレーに誠実であれば何も心配することはない。



ただ、やはりレスターが今の時期にこの位置にいるから、優勝を狙えるからこそ、僕がどうしても言っておきたいこととしては、今の順位、そしてチームの雰囲気というのは水面下での誰がしかの頑張りがあるのだということ。
選手を気にするラニエリであっても、ある程度選手の気持ちの面での犠牲はしょうがないと考えているはず。今節でいったらそれが前半だけの出場だった、オルブライトンと岡崎に当たると思うが、もっと冷静に考えなくてはならないのは、1番その被害を受けているのは、レンタル移籍中のダイアーや自身のユーロ出場を危うくさせてまでチームに残ったインレル、そして今節出番のなかったウジョアだろう。特にダイアーとインレルに関してはベンチにも入っていないわけだし、チームの結果とは正反対の気持ちが浮かんでしまうかもしれない。だからこそ、本当にレスターを優勝させたかったら、応援する人たちはもっと彼らに対してリスペクトをもつべきではないか。チームにできないことをサポーターがしなければならない。現状に満足しないことを選手や監督、スタッフだけでなく、サポーターが分かっていればこんなに素晴らしく、美しいことはない。