岡崎慎司応援ブログ

岡崎慎司のファンによるブログ。主に岡崎のことやレスターシティを中心に、サッカーについての自分の意見や考えを投稿します。

素晴らしい試合であるからにより一層残念… vsアーセナル

2016-02-15 16:22:39 | サッカー
今日の試合ポイントを挙げるなら、レスターの選手が開始早々から相当プレーが硬く、ミスも多かった。それを破って攻撃へと持っていったのが岡崎であるということからはじめなければならないだろう。そこからレスターへと攻撃の流れが傾いた中でヴァーディのPKで先制した。

メルテザッカーとコシェルニーはレスターのプレスと自身の裏のスペースを使う攻撃にかなり困っていたし、特にコシェルニーは左足での2つのミスパスから完全に左足を使うのをやめてしまって、結局それが前半だけでの交代につながったのだろうと僕は思う。(ウェルベックとウォルコットに注目が集まるけどコシェルニーからのチェンバースの交代
がベンゲルの交代力を物語っていたと思う)

だからこそ、頭の良いチームなら、前半からこの2人のところを中心に攻撃を行わなければならなかった。僕が監督だったら間違いなく、クサビのボールを減らしてもいいし、ミスが怖いなら、ヴァーディと岡崎を目掛けてメルテザッカーとコシェルニーの裏のスペース、特にコシェルニーが左足でクリアしないといけないスペースにボールを出せというような指示したと思う。今日の試合のポイントは間違いなくこれ。


このブログでは、レスターが躍進し、その結果からラニエリ監督への論理的でない評価のされ方がされていたのを見て、(もちろんラニエリは好きな監督であるが) ラニエリの問題点を指摘してきたが、この試合の采配がラニエリが良い監督からトップレベルの監督になれない理由だと思う。

退場者が出たためにしょうがなくはあるが、まず序盤戦からも指摘したように、レスターはワントップのフォーメーション(4-5-1)はもともと攻撃面で機能していなかったし、それを考えれば4-4-1は問題である。今日抜群に良かったジルーがいるにも関わらず、サイドの選手を代えたこと。中央でジルーにマンマーク気味につかせる選手を入れるのはわかるが、サイドの選手を代えたところで、空中戦でも機能していたジルーを考えれば、意味のない交代だった。(たとえシンプルなクロスであってもジルーは攻撃の脅威であったから) 攻撃面であれば、マフレズのままでいいし、運動量を気にするのなら、1トップにして攻撃を捨てたような形にするのはおかしい。

シンプソンの退場から試合終了まで30分以上あるのに、攻撃で脅威になるマフレズと岡崎を代えて、防戦一方の形で受けるのは、ジルーの高さも生かせるが、そのポストプレーを生かして、中央からの繋ぎが出来るアーセナルに対してはありえない采配だと思う。僕は試合中に、前半のアーセナルの攻撃を見て、2点以上とらないとキツイ試合になると思っていた。
劇的という見出しの記事もあるが、後半開始早々から退場者がでて、マフレズと岡崎を代えて、引いて守るという時点で、レスターの負けは既定路線ではなかったのではないだろうか。



岡崎については、ここ最近の試合と比べるとボールを失う場面やミスも見られる部分もあったように思われるかもしれないが、上にあげたように相手のCBをもっと怖がらせるに、前線からのプレスと裏への警戒で疲弊してるメルテザッカーとコシェルニーに対して、前を向いて多少強引に仕掛けたり、ミスをする可能性が高くてもいつも以上にアグレッシブに行くべきであったから全く問題ない。(こういうことがサッカーの攻守の流れを考える上でとても重要なこと。試合の勝ち負けが分かれるのはこの積み重ねである。)逆にこれをしないほうが僕は岡崎を評価しなかったと思う。そしてヴァーディのPKがあったから薄まるかもしれないが、今日のレスターの攻撃を牽引したのは間違いなく岡崎であったといえるだろう。前半レスターへと攻撃の流れが移ったのは、ゴールに迫った岡崎の2つのプレイからであったし、PK獲得のシーンも岡崎の脅威的な反応でのヘディングのパスからだった。


結局レスターは負けてしまったけれど、ストークシティ戦から始まった、厳しい4連戦で3勝1敗は素晴らしい結果と言える。勝ち点2差ではあるが、まだ首位ではあるし、次節のノリッジ戦では勝利を大前提に、岡崎のゴール、RSBのチョイス、4連戦は勝敗を気にした試合であったので仕方ないが、インレルやウジョアを含め、ベンチメンバーを回したりと、楽しみなことは沢山ある。



ただ今日の試合でラニエリ監督とシンプソンに批判が集まるのはまあしょうがないところではあるけれど、先制しながら、1-2で逆転負けしてしまったこと以上に、レスターの大躍進のおかげというか、そのせいでというか、レベルの低い観戦者が集まってきてしまって、僕としてはこっちの方が気分が悪い。

そういう人には、昨シーズンの前半期のセルタ戦がルイスエンリケ率いるバルセロナの本来の力であったのかと僕は聞きたい。僕が言いたいことはこういうニュアンスのことだ。

少なくとも僕は自分が正当な意見を言っていると思っている。
リーグ戦はCL決勝ではない。リーグ戦とは約40試合程度の試合をした結果なのだから、注目を浴びてるからといって、最近から試合を見始めて、安易な評価で、否定的で暴力的な声をあげるのはどうかと思う。この選手はどういったプレーをしてきて、今日はどこがいつもと違って、だからこそここが良くなくてというように、一つ一つの試合の違いであったり、成長が見られるのがリーグ戦の面白みだと僕は思っている。誰でも簡単に情報を発信できるからこそ、その質は問われなければならないだろう。

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