日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

宮崎駿はやはり、思い上がりの激しい“残念なオヤジ”

2010-07-22 | その他あれこれ
またまたipadネタで失礼します。ちょっとこれまでとは毛色の違う話ですが・・・。

ネットで知ったのですが、あのスタジオ・ジブリの宮崎駿氏がipadにモノ申していると・・・。「いったい何?」とネットの記事を読んでみると、「ipadに何の関心も感動も持てない。人がそれを触っている様は気色悪いだけで嫌悪すら感じる」と言っているとか。氏はさらに続けて、「その内に電車の中でその妙な手つきで自慰行為のように手をさすっている人間が増えるんでしょう」と、かなり下品なモノ言いでipad利用者までにも軽蔑の眼差しで見下すようなモノ言いをしているのです。

これはスタジオ・ジブリのフリーマガジン「熱風」7月号に掲載されたインタビューを元にして本人が書いた文章の一節だそうです。つまりメディアに「勝手に書かれた」モノではなく、ご自身の意思で内容もご自身で手を入れる入念さで書き綴った“確信犯”的自己主張なのです。この人以前にも似たようなことがあって本ブログでも書きましたが、すっかり“芸術家気どり”“文化人気どり”が板についたのか“お偉く”なってしまって、本当にモノの言い方をわきまえない、とんでもなく失礼なオヤジであるのです。ご自身は、自分は「鉛筆と紙とわずかな絵具があれば充分」だとか、「誰にでも手に入るものはたいしたものじゃない」とか言っているそうで、本人の先入観と時代感覚のズレた価値観でipadに理解を示さないのはいいとしても、何の落ち度もなくipadの先進性や利便性を認めて活用している利用者を冒涜するようなモノ言いは、絶対に許されるものではありません。

ipadは単なるブックリーダーやノートPCとは全く異なる新たなタブレット情報端末であり、プラットフォーム化されたアプリケーション開発スキームがまだまだ無限の可能性を秘めている点を意に介せず、古臭い石頭でろくにその中身も確かめもせずに人を小馬鹿にしたことを言っているのでしょうが、使ってみたのでしょうか?確かめてみたのでしょうか?使ってないですよねどう見ても。何かを批判するのなら、まずはご自身でそのものを利用してみて、よくよくその背景にある機器の思想までも理解した上で、合理性のある批判をするべきではないでしょうか。言っていることがあまりに感覚的であり、思うのは自由ですが少なくとも著名人たる宮崎氏の立場で三流ブロガー並みの下品な表現で公に批判を展開するのはいかがなものかと、疑問を感じざるを得ないのです。

現在ipadが注目されている大きな理由のひとつに、誰でも指で簡単に動かせる操作性の良さと簡便さから、シルバー層向けの情報ツールとして大きな期待が寄せられていることがあります。それを知ってか知らずか、「その妙な手つきで自慰行為のように手をさすっている」と書くのも恥ずかしいほど下品な表現は、ipadの登場を喜んで迎えているお年寄り利用者の皆さんに対しても失礼極まりないと思います。こんな下品で独善的な人間が作っているアニメがもし仮に見る人に少しでも感動を与えているとするなら、恐ろしく偽善的な創作家であるということになるのではないかと思います。私は昔から宮崎駿氏のイラスト・タッチはどこか偽善的な匂いがするので、どうも受け付けないのですが、その理由が今回ハッキリ分かった気がします。

いずれにしましても、宮崎駿氏のipadに対する個人的な感覚はどうでもよいですが、高齢者も含めた何の落ち度もない一般利用者に対する下品で無礼な表現は即刻詫びて、発言を撤回するべきであると思いますが、いかがでしょうか。こんなオヤジが「ポニョ」だとか「アリエッティ」だとかの“可愛い系”のアニメキャラクターを生み出ししているのかと思うと、どこか変態的な匂いさえ漂ってくるような気がしてなりません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿