オヤジよ、ギターを弾け!!

就職で、結婚で、育児で…封印されたロック魂。時空を超えてよみがえる。ギターをかき鳴らせ、ドラムをぶっ叩け!!

E237 さらに進化したJ-POPの90年代

2010年10月31日 | E:エッセイ・雑感
90年代の音楽シーンも激動の時代だったのですね。

後掲番組によれば、90年代の音楽シーンの特徴として;
・トレンディドラマの主題歌の流行
・“ビジュアル系”“渋谷系”…新しいジャンルの確立
・バンドの傾向が大きく変わった
…などを挙げています。

特に、日本のバンドが変革したことを強調。
まず、バンド出身のアーティストがバンドをひきずらず、新たな世界を構築したのが新しい傾向(氷室京介が典型)。
また、バンドの原動力の変化もあげています。つまり、それまで「世の中に迎合しない、流されない」音楽の追求が命題だったので、バンドのメンバ間ーに緊張感が漂っていた。しかし、GLAY,Mr.Children,スピッツ…などは、バンドメンバーの絆を優先した――と分析します。

関連番組:
カルチャーラジオ「戦後日本とJ-POP~若者文化の60年」
http://www.nhk.or.jp/r2bunka/ch07/index.html

D215 ウザイおやじ?~ベートーヴェン

2010年10月31日 | D:名鑑
クラシックの世界でも流行・トレンドがあり、1970年代は、ベートーベンがあまり評価されませんでした。

後掲番組は、その理由を「説教臭いから」と分析していました。

たしかに、テーマが繰り返し出てくる、重くのしかかる(特にカラヤンはこの傾向が大)…といわば「ウザイおやじ」そのもの。

1970年代は「断絶の時代」ともいわれますが、「おやじ臭い」ベートーベンは、若者に嫌われても無理がないといえましょう。

次回は(31日6:00am~)「バッハ」を探求します。

「白熱教室JAPANスコラ 坂本龍一 音楽の学校」(NHK教育)
http://www.nhk.or.jp/schola


D214 瞑想,迷走?~「荒城の月」

2010年10月30日 | D:名鑑
スコーピオンズの「荒城の月」、わが国の民謡をドイツのロックバンドが演奏している…という意外性が受けて今でもラジオでかかります。

ギターデュオのゴンチチが、後掲番組でこれをかけた後で「どう終わっていいか分からず迷っているようだね」とコメントしてました。

たしかに、終わりそうで終わらないエンディングです。さすがギタリスト、同業者の立場からの鋭い心理分析。

でも、「仙人」「哲学者」と称せられるウルリッヒ・ロートのことだから、瞑想しながら弾いているのかもしれません――。

『世界の快適音楽セレクション』(NHKラジオFM:(土)午前9:00~10:57)
http://www.nhk.or.jp/fm/kaiteki/


W129 ビバ!!真空管~VOX Night Train NT2H

2010年10月28日 | W:楽器・機材
ギタリストなら憧れる“真空管”アンプ。深みのあるサウンド,太くて豊かなサスティーン…と魅力が満載。

でも、日本の住宅事情では、大型スタックの真空管アンプをフルパワーで弾くのは困難。

家庭用の真空管アンプもありましたが、15Wが最小だったと思います。でも、日本の住宅事情では、これでもオーバースペック…。

VOXから出力2Wの真空管アンプが登場しました。しかも、プリアンプ・パワーアンプ共に真空管を搭載しているというから贅沢。

(クリックすると楽天のページが開きます)

E236 “新しもの好き”のピック弾き?

2010年10月25日 | E:エッセイ・雑感
昔のムード音楽や歌謡曲を聞いていると、ベースが妙に強調されているものがありますね。しかもピック弾きで、「カチカチ」とアタック音が目立ちます。これは、新しいサウンドだったからでしょう。

1950年代まで低音はウッドベースが受け持っていましたが、エレキのベースが登場して演奏スタイルが変わりました。小型になり、座わって横に構えて弾くことが可能になりました。しかも、フレットがついているので、“ギター”と同様の奏法が可能。これが、新しもの好きのプレーヤー・プロデューサーに受けたのでしょう。

同様のことが、1980年代のキーボードでも起こりました。シンセサイザーで複数の音を出すことが可能になり、やたら「ギャン、ギャン」鳴らすのが流行った・・・。


D213 ロックの原点を体現する~ブルーハーツ

2010年10月23日 | D:名鑑
テレビドラマでブルーハーツ(The Blue Hearts)がBGMに使われることが多いですね。

20年以上も前なのに絶大な支持・リスペクトを集めるのは、その魅力が色あせないからでしょう。

なぜ色あせないかというと、それはロックの原点だから。若さ爆発で疾走するシンプルでストレートなサウンド…ロックの原点そのもの。

加えて、ねじめ正一などプロの詩人が絶賛するほど、ナイーブな詞の世界が印象的。


E235 ピアノが舞台の配置を決めた?

2010年10月20日 | E:エッセイ・雑感
ギターを上手(かみて:客席から舞台に向かって右)に配置するのが一般的です。思うに、これはピアノの構造と関係があるかも。

客席に良い音を聴かせたい(フタは右開き),左手より右手の動きが華やか,指揮者とアイコタクトをしやすい…という理由で、ピアノは“下手(しもて)”に。

ピアノとギターはバンド内でメロディー楽器の双璧。左右に分けて配置した方が舞台を広く使える(見栄えがいい)。

そして、ピアノがなくても、その配置が踏襲された――。

関連記事;
「E083 なぜギターは上手?~七不思議(5)」(当ブログ)

E234 激動の60年代

2010年10月17日 | E:エッセイ・雑感
よく「1960年代は濃密だった」といいますが、いろいろな出来事があり、結果的にそうなったのだと思います。

後掲番組は、その60年代を二つに分け、前半を「昼」、後半を「夜」と表現し、歌もその影響を受けていると分析。

たしかに、当時をを彩った「いつでも夢を」「恋のバカンス」…は素直で明るいポップスですね。
一方、後半を象徴する「帰ってきたヨッパライ」「時には母のない子のように」「友よ」…は、一癖も二癖もある屈折した曲ばかり――。

それは、50年代~60年代前半絶頂期にあったアメリカがベトナム戦争で傾くのと重なります。その傘下にあった日本も安保闘争などで大きく揺れていましたから・・・。

NHKラジオ第2:(日)午後8:00~9:00
カルチャーラジオ「戦後日本とJ-POP~若者文化の60年」


W128 「拾い物」のペグ!?~トーカイ PR-54TF-L(3)

2010年10月13日 | W:楽器・機材
廉価版(中級も含めて)のギターで期待できないのがペグ(弦巻き)です。でも、このギターは例外。

狂いが少ないので、アーム付ながら、標準,半音下げ,変則…の各種チューニングを1本でまかなえます。

音程を上げるときも下げるときも動きが滑らかです。6個全てのトルクも同一なのも驚かされます。緩めるときにありがちな遊びもなく、しっかりした手応え。

ギヤ比が大きいので、チューニングを合わせにくい6弦、3弦も楽々です。

作りも丁寧なので、高級感があります。


D212 オープニングにピッタリ?~「TELSTAR(テルスター)」

2010年10月12日 | D:名鑑
10日の『山下達郎 サンデー・ソングブック』、12日の『亀渕昭信のいくつになってもロケンロール』、両方ともオープニング曲は、期せずしてThe Tornados(トルネイドス)の「TELSTAR(テルスター)」でした。偶然にビックリ。

1962年発表のこの曲、宇宙開発のオープニングを告げたので、もともと番組のオープニングにピッタリなのかもしれません。

なお、トーネイドスには、リッチー・ブラックモアも参加していたとか。ただ、この曲の後のようです。


T166 「戦後日本とJ-POP~若者文化の60年」

2010年10月10日 | T:ニュース・トピック
NHKラジオ第2の『カルチャーラジオ』(毎週日曜・午後8:00~午後9:00)、10月のテーマは「戦後日本とJ-POP~若者文化の60年」です。

前回は、終戦直後の流行歌でしたが、今回、いよいよJ-POPの黎明期に入ります。1960年代のグループサウンズまでを扱うようです。

解説は、音楽評論家の田家秀樹。

http://www.nhk.or.jp/r2bunka/

D211 可愛いなら何をしても許される?~「逢えば好き好き」

2010年10月06日 | D:名鑑
こんなに歌が演奏とずれているのも珍しい。あきれるというより、笑っちゃいます。

東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」は、生真面目な番組ですが、ときどき抱腹絶倒の企画をぶちかますことがあります。先日は「珍盤・奇盤特集」でした。

リスナーの話題をさらったのが、マーガレットの「逢えば好き好き」。バックは寺内タケシ&バニーズ:当時の一流バンドです。ところが、それに乗っかる歌が滑りまくっています。

でも、そのギャップがいいと各種コンピアルバムに収録されて今も、支持されているとか・・・。

マリリン・モンローがTOTOのバックで歌っているようなもの…といえば、そのミスマッチを分かっていただけるでしょうか。


D210 将来が楽しみなロック少女~Laura Cox

2010年10月05日 | D:名鑑
秋の夜長の楽しみは、YouTube。アマチュアのプレイでもけっこう楽しめます。

当ブログのオススメは、フランス人のローラちゃん。まだ19歳なのに、魅力的なロッカーです。

ZZ Topの「Gimme All Your Lovin'」をカバーするなんて、選曲が渋い。

技量,サウンド,そして映像…飛躍的に成長していく様子に驚かされます。これからアップされる作品が楽しみです。

Gimme All Your Lovin' - ZZ Top cover